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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
昨日の続きだが、まず、日高義樹氏「オバマ外交で沈没する日本」の目次をご紹介しよう。
第一章 オバマは北朝鮮と正式国交を樹立する。 第二章 オバマは日本防衛に関心がない。 第三章 オバマの中国戦略は失敗する。 第四章 オバマは中東から追い出される。 第五章 オバマには世界戦略がない。 第六章 日本はどうする? どれもなるほどと思わせる内容であり、今のオバマ政権の外交と軍事は、ほぼ著者の説く通りに進んでいる。 そして我々にとって一番の問題は第六章の問題提起である。 結論から言うと、憲法の上に日米安保条約がある以上、日本はまだ主権国家と言えないだけでなく、言い方を変えれば、変則的な占領状態が続いているというのが、著者の主張である。 確かに安保条約と憲法第9条のおかげで、これまでは経済成長に専念し、僕を含め国民の大半は、外交、軍事に無関心な平和ボケになってしまったことは確かである。 だが、いろいろなファクターが働いて、オバマ政権が内向きになっていくとき、わが国は独自の世界戦略を構築すべきであり、それなりの自衛手段を考えるべきであろう。 それにはまず ①アジアにおける日本の立ち位置 ②核廃絶と核抑止力とのはざまで、わが国のとるべき態度 ③憲法の見直し ④安保条約を含め、日米関係の再検討 などが必要であろう。 どれもが難問であり、また絡み合った問題でもあり、また正解は一つと言うわけでもないかもしれぬ。 だがこのへんで僕なりに整理は試みたい。 ただ“戦争はご免だ”、と言って平和が保てるわけでないし、核廃絶を唱えて、アメリカの核の傘の下に安穏としているのも、虫のいい話ではあるので。
by n_shioya
| 2009-08-15 22:51
| コーヒーブレーク
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Comments(9)
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やっぱり自立、自律できなければ意味がないのだから、
少なくとも「考えることのできないロボット」を育成するような教育の下では 未来を描くのはいったい誰なのか…大人も子供もお互い向き直らなければ 少なくとも外交や経済音痴でも政界のTopは自分達を向いている!と彼の国の子供達は見ている気がするので
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日高義樹という人は、アメリカの超タカ派路線がすべて正しく他はすべて間違いだから、それに従属する限り自民党は正しいという、硬直した思考の持ち主ですね。
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日高さんで思い出すのは、あの9・11の時、真っ先に鼻でせせら笑いながら、
「こんなことは予期していたことであり……」 という自己顕示欲丸出しのコメントですね。犠牲者哀悼せずに、自分は(こんな事態が起こることを)知ってたみたいなことばかり。 そんなこと、彼は事前にいってたの、聞いたことないぞ。 犠牲者多数という報道の中、あまりにも異質でしたね。
ruhiginoueさん:
今までの日高氏の論調は知りませんが、今回はオバマには裏切られるぞといった感じの説教でした。
御隠居@横町さん:
やはりそういうタイプの方なのですね。
初めてコメントさせて頂きます。私は永年アメリカに在住するものですが、前回の大統領選挙では選挙権を持たないながらも、米国市民である妻とともどもオバマを強力に支持しました。すでにわれわれの日常生活では細かなところで彼の好影響が出て来ています。たとえばクレジットカードの超過違反金の廃止だとか、子供一人に対して$200づつの学用品援助だとか、がその例です。反対党のリパブリカンは必死になってオバマを攻撃していますが、「負け犬の遠吠え」という感じが強いです。彼の対日本外交についてはいろいろな見方があるでしょうが、結論を下すのはまだちょっと早いのでは、と私は見ています。
september30さん:
コメントありがとうございます。 僕自身はオバマのチェンジに期待している一人です。 日高という男に関しては、もっと調べる必要がありそうです。 オバマの対日政策にしても、むしろ日本が平和ボケして、世界情勢に疎くなり、アメリカ任せにして来たのが問題ですね。 この辺で、独立国家としてのプライドと責任に目覚める必要があるでしょう。 昔アメリカにすんでいたころ、太平洋のかなたの日本が、いかにも能天気な国家に見えたことがあります。 国境がないため、良くも悪くも“島国根性”が抜けないのかもしれません。 でも、イギリスだって立派な“島国”ですよね。
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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