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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
ダコタのブラックヒルはかのカラミティ・ジェーンの活躍の舞台であった。19世紀、男のいで立ちで、けん銃の早打ちの名手。荒くれ男を仕切るいわば女番長だったという。 そこから一寸行ったところのバッドランドに我々はテントを張った。 名前通り、岩山と砂漠の、月面を思わせる荒涼とした台地である。 ぽつぽつと野草が生えているが、絶対に引きぬくなと土地の人に言われた。根の奥にガラガラ蛇が巣くっていることが多いからだそうだ。 そこからは西に走り続け、待望のイエローストーンに到着。 8000フィートの広大な大地に広がる、アメリカで最初に制定された国立公園である。 山あり渓谷あり、大草原ありで変化に富んでいる。中でも呼びものは、ほぼ一時間ごとに温泉を噴出する、間欠泉である。その間隔が正確なことから、「オールド・フェイスフル」と呼ばれ、その時間になると、続々とキャンパーが集まってきた。 野生の動物も豊富に生息している。ウサギやキツネの小動物はもちろん、人気者は扇状に開いた巨大な角のヘラジカだ。野生の熊も500頭ほどいるという。 こちらがちょっかいを出さない限り、危害はない。むしろ鍋と柄杓でカンカン音を立てると逃げていく。 ただ、甘いものには目がない。テントの中に甘いものがあると、匂いを嗅いでテントに侵入する。 最初にテントを張ったところが熊の通り道だったらしく、夜通し熊がごそごそ行きかうのは、さすがに気持ち良くなかった。 イエローストーンに続いて、30キロほど南にグランド・ティートンがそびえている。よく西部劇のロケに使われる、アメリカで最も魅力的な山並みだ。 ふもとにジョンストンという町があり、将来はそこにクリニックを開こうかと思ったほどである。 イエローストーンはワイオミング、モンタナ、アイダホにまたがり、途中立ち寄ったノースダコタ、サウスダコタを入れて、隣接する五つの州にまだ当時形成外科医が一人もいないと聞いたからである、往診はもちろんセスナ機で。 子供たちも気に入ったので、イエローストーンには1週間ほどテントを張り続けた。
by n_shioya
| 2009-08-05 21:34
| コーヒーブレーク
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Comments(6)
なんと懐かしい
イエローストーンの灼熱と静まりかえった湖が突然荒れたグランドティトン もう一度行きたい…成長した子供達と…と新たなHOPEを思い出しました ありがとうございます
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今日は家族関係を勉強しました。 自分も楽しみながら少しシリアスな場面で子供たちの思い出作りをする! 子供たちは自分の子供たちにその経験を繋いで行く。 ・・・・・ ( あ~、*元*気*な40代にもどりた~い )
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
嘆きのKさん:
戻れますよ、そう願えば!
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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