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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
映画「サガン」を観た。良い映画だった。
1954年。「悲しみよこんにちは」で一躍人気作家になり、作品とともに社会現象とまでなったサガンも、今の若い人たちにはあまりなじみがないのか、観客はまばらだった。 話題作の数々、派手な交遊関係、九死に一生の自動車事故そして麻薬中毒最後は破産等々話題には事欠かない女だった。いや、「女の子」と言うべきかもしれない、それがサガンの本質でもあり、魅力でもあったのだから。 主演女優は38歳だが、サガンになり切って18歳から64歳までのサガンを迫真的に演じてくれた。 終末期の病み衰えたサガン。 顔はメークで変えることができても、あの首の縦の弛みはどうやって造ったのだろうなど、余計な心配をして、配偶者に“だから医者は無粋ね”と呆れられた。 実はしわ伸ばしの手術で取り除くのに一番苦労するのが、首の縦皺なもんで。 とここまで書いてきて、実は白状すると僕は代表作を含め、サガンのものは一つも読んだことがない。 映画の中のセリフではないが、“要するに貴方はサガンに興味があるので、私の作品には関心がないわけね。”と怒られても仕方がない。 ただ、あまり話題になると、反って読む機会を逃してしまうことはままあるでしょう、サガンさん。
by n_shioya
| 2009-06-16 22:05
| コーヒーブレーク
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Comments(6)
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Doc.K
at 2009-06-17 09:27
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ジーン・セバーグのセシルカット、ジャックリーヌ・ササールのロングヘアーに憧れたいたころを思い出しました。 セバークが1938年生、ササールが1940年生、あ~~、私・・・。 アンチエイジング頑張りま~す。
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ruhiginoue at 2009-06-17 11:49
シワなどの特殊なメーキヤップは、昔はニカワを塗っていたけれど、今ではもっと色々な素材が利用されてるそうです。額に青筋とか血管の隆起には麺類を貼付けたりと、昔は素朴でした。
首は年齢がよく表れるけれど、手術より筋骨を鍛えるほうが身体のためにもいいはずです。 ただ、年齢とともに鍛えても成果が出なくなるので、それならシルベスター=スタローンのように薬物を使えばいいけれど、手術とどちらがリスクが高いのでしょうか。
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船長
at 2009-06-17 20:25
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サガンを読み漁っていた頃があったことを思い出しました
なんとなく危うさにひかれて。
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n_shioya at 2009-06-17 22:12
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n_shioya at 2009-06-17 22:13
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n_shioya at 2009-06-17 22:15
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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