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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
人生八十?
長寿にかかわる遺伝子を「呪われた遺伝子」と冗談交じりに言っていたが、数日前、遺伝子検査の結果、それが欠損しているとわかりほっとしたと書いた。
なんて贅沢なことをとか、冗談にもほどがあるとなじられもしたたが、僕の本音である。

運が良かったのか、さして努力もせずにここまで幸せに過ごしてきた。
毎日が楽しくないわけではない。それどころか、周りの方々のおかげで、日々が充実している。
仕事が嫌なわけではない。むしろまだまだやりたいことはいくらもある。
だが、それとは裏腹に、もういつ死んでもいいと感ずるのも、本音である。
僕の「死後の世界観」も影響しているのかもしれない。
霊魂不滅」。たとえそれが錯覚でも、それで心の平和が保てればいいじゃないですか。

“人間、80まで生きれば十分じゃないですか。”
うっかりそう語りかけたのが、100歳過ぎてから親父がお世話になっていた特養の集まりでのことだった。
最高齢者のメンバーの家族ということで、「敬老の日」のお祝いの挨拶をさせられた時である。
院長が親しい後輩ということもあってつい口が滑ってしまったのだ。
だが、よく考えると、ほとんどの入居者が80前後である。後で配偶者からこってりおしかりを受けた。

一つには最晩年の両親を思い起こすと、やはりああはなりたくないと思ってしまう。
親父は高度の認知症になったし、お袋は肺炎で息を引き取るまで、ある程度頭はしっかりしていたが、兄弟、友達に先立たれ、“もう私しゃ生きてる意味がない。でも、殺してくれと頼んでも、お前も困るだろうし。”など言われてこたえたことがある。かえって認知症のほうが、本人には救いかもしれない。

要は健康が第一である。
ま、それがアンチエイジングのわけだが。
生きてる限りは元気で動き回りたいし、逝くときはコロリと逝きたい、それもできれば同伴で。
by n_shioya | 2009-05-23 22:18 | アンチエイジング | Comments(6)
Commented by 船長 at 2009-05-23 22:41 x
できれば同伴で・・・ですか
そういう表現を聞くのは初めてですな
「人間一人で生まれ、逝くときも一人・・・」的な表現はよく聞きますが・・・
ちょっと・・・いいなと思うコメントです
Commented by さぼてんの花 at 2009-05-24 00:41 x
人はいつかは死を向かえるんですよね 
わたしの母は亡くなる前の日は元気で焼肉食べてビール飲んで、次の日帰らぬ人になりました ショックでしたけど、私は本人は幸せな死に方をしたのだと納得させてた そう彼女もよく言ってました 逝くときはコロッと逝きたいと 逢って話ししたいな もう一度
できれば同伴で・・・とても深いお言葉です
Commented by 御隠居@横町 at 2009-05-24 21:39 x
上岡龍太郎さんが、年老いて医者にかかりたくない、ポックリ死にたい、それには激しい運動がいちばん、ってゴルフやジョギングしてましたが、わたしも賛成ですね。
できれば何歳になっても朝からフットボールやバスケットボールの激しい練習するか、近くに砂丘があるところに住んで、朝から全力で何度もかけのぼれば願いがかなうかな、などと半分本気で考えてます。
Commented by n_shioya at 2009-05-24 22:17
船長 さん:
僕は弱虫で、とっても一人では三途の川は渡れそうもありません。
僕はその時は、何時ものように“マミー!”と大声で叫ぶでしょう。マミーがどっち側にいても。
Commented by n_shioya at 2009-05-24 22:19
さぼてんの花さん:
僕もこの頃になって親のことを思い出すことしきりです。
それだけ気持ちに余裕ができたのか、こちらも向こう側に近くなったのか・・・・
Commented by n_shioya at 2009-05-24 22:21
御隠居@横町さん:
激しい運動の参加ストレスで、コロッと逝くのも理想的な選択肢かもしれませんね。


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