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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
消えゆくバッドワイザー?
消えゆくバッドワイザー?_b0084241_4222265.jpgバッドワイザーがベルギーのビール会社に吸収されたという。
かつてはアメリカでのシェア50%、バッドという愛称で呼ばれ、ビールの代名詞のような人気で、セント・ルイスの誇りだった。

“銘柄は?”
“おう、バッドで”
ほとんど下戸の僕でも、そんな頼み方をしたものである。
そのほか“ゲッチョア コールドビア、ゲッチョア バランタインビア”のコマソンのバランタイン。それからミルウォーキーを名高くしたのはミラーだったか?
1950年代の話である。いろいろなビールが競っていた。
そのころアメリカではまだワイン人口は少なかった。

アメリカの基幹産業である自動車のビッグスリーが破産の危機にひんしている時にビールなどどうでもいいじゃないか、といわれるかもしれないが、バッドは特別である。それはGMにも匹敵する。
それに絡むエピソードを一つ。

バッドアンホイザー・ブッシュの同族経営である。そのアンホイザーの娘の首の傷を修正したのが、当時アメリカの形成外科のドン、セント・ルイスのワシントン大学のブラウン教授だった。
大した傷痕ではなかったらしい。
ここからは伝聞だが、その手術料が200万円だったそうだ。
あまりにもボッテいる、とアンホイザーの父親は訴訟を起こした。

ところが裁判の場で、ブラウン教授はこう言ったそうだ。
“患者の父親は娘のために最高の手術をしてほしいと。そしてその結果は御覧の通り”と娘の首から包帯を外して、陪審員に見せたという。
そこには全く跡が残っていなかった。
もちろんブラウン教授の勝訴である。

大したぱーふぉまんすである、ちょっと出来すぎた話ではあるが。
大体いまでも2万ドルは取りすぎである。当時としてはべらぼうな額だったろう。
さらに言えば、首の傷は長さと方向にもよるが、一番傷の治りがよく、修正手術が効果的である。ヘアラインスカーと呼ぶ、細い白い筋に仕上げることはさして難しくない。
いくら名教授がやったとしても、一桁も二桁も違うのではないかというのが、我々の率直な感想だった。

だがアメリカは自由診療の国である。これが市場原理による医療の一面といえないことはないが。
by n_shioya | 2009-01-03 22:01 | キズのケア | Comments(2)
Commented by icelandia at 2009-01-04 14:29
このブログを読んで久々に思い出しました。私の友人がミズーリにいて、毎年行っていた時期があり、10年ほど前バッドのビール工場見学をしたことがありました。工場見学は日本でもアメリカでも内容はさして変わりありませんが、セントルイスの工場には由緒正しき建造物があり、日本のビール史よりも長いんだろうなぁと思った覚えがあります。さすがにビールが美味しかった! 
あそこがベルギーの会社になってしまったのですか・・・・。地元は複雑な心境でしょうね。
息子が幼稚園の頃に額を4-5針縫いましたが、当時傷跡のことを相談した整形外科医が、縫い直すことはいくらでもできるけれど、高校に入る頃まで待った方がいいというアドバイスを頂きました。確かに時を経るうちに傷跡は目立たなくなり、今や傷跡よりもニキビの方が目立ちます。2万ドルはいささか高いですね。でも、出せない額じゃないならいいんじゃない?ってことでしょうか。
Commented by n_shioya at 2009-01-04 23:23
icelandiaさん:
お子さんの傷跡はご本人が気にされなければ、ほっておいてよいでしょう。
手術料ですが、まあ、それほどアメリカのCEOは設けているということでしょうね。それにあやかる形成外科医も。


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