あけましておめでとうございます。

元日は例年通り、インターコンチネンタル　ホテルの灘万のお節料理で始まった。
いささか贅沢な気もするが、二人暮らしだと、少しずつあれこれ材料を買うととかえって高くつくというのが言い訳である。

ピクチャーウィンドウの彼方には、朝日を背にベイブリッジが、湾を跨ぐように大きな弧を描いている。
その下をクルーズ船がゆっくりとくぐって、湾外に出航していく。
僕は配偶者とお屠蘇を酌み交わしながら、今年の構想に耽る。

まずはゆとりある喜寿のスタートを。


そしてアンチエイジング　ネットワークの活動。今年は僕自身は特に高齢者の社会心理に特化したい。これは去年から意識し始めた分野だが、“７７歳になって言えること”いうくくりで、自身の経験と先人の感想をまとめ、共通項ともいえるものを若い世代に伝えるようにしたい。
そしてアンチエイジングに遺伝子診断の導入。遺伝子治療もさることながら、これからは遺伝子解析による、予測の医学の時代である。どのような疾患になりやすいか、またその予防にはどのようなサプリが有効かをあらかじめ診断し、パーソナルなアンチエイジングの手法を組み立てる。

そうそれから今年はエステティックの飛躍の年にしたい。
究極のゴールは国家資格だが、まず医療とエステのコラボレーション。これはもう既に東大でアドバンスドスキンケア・ミス・パリとしてスタートしている。
またエステティックがアンチエイジングの有力は武器であることは、僕自身つとに経験してきたとおりである。
まずはエステティックにまつわるマイナスイメージを払しょくし、日本をエステティックのメッカとし手世界に知らしめ、産業振興にも貢献したい。


創傷治癒も、今年は市民講座をスタートさせよう。カウンセリングのほとんどが、家庭での傷の手当てや、傷跡の修復の相談だからである。
まだ、まだ一般の医師の啓蒙も必要だが、当事者である患者層にアピールしたほうが手っ取り早そうだからだ。

そして著書を二冊。一つは２年越しの仕事で三月には仕上げる予定。いま一つは年内といっても、結局は来年に持ち越すか？いや今からそんなこと言ってはだめだ。きっと年内に。

そして白波五人男の稲瀬川の勢ぞろいではないが、“さてどん尻に控えしは”、「泣く子も黙るゴルフのコースデビュー」である。去年１２月２６日の筈が、のっぴきならぬ事情でキャンセルを余儀なくされた。この３０年越しの空手形、今年こそ実現せねば、信用丸つぶれである。

「細工は流々、仕上げはご覧じろ」と元旦の大見栄にさせていただきます。