
曲作りをするときは、僕はたいてい自宅で一人閉じこもって作業しています。
歌詞でも曲でもだいたいそうして書いているのですが。僕は幼少のころより落ち着きのない子なので、一箇所にずっと閉じこもっているのはどうも苦手なのです。で、気分転換に世田谷の街を散歩をするのですが、そんな時にふとしたことで、メロディが思いついたりします。
するとせっかく舞い降りてきたメロディを何とか覚えたまま、家まで辿り着きたい、いやしかしもう結構遠くまで歩いてきちゃったよ。
で、その時役立つのが、公衆電話!何故なら自分の携帯の留守メモに記憶するため。
でも、この携帯天下のご時世、見回せどなかなか公衆電話は見つからず、メロディを忘れんよう、適当な歌詞を着けて口ずさみながら、オロオロ・・・。たいていどこの町にも昔からある、たばこ屋さんの脇に彼を見つける。
でも、自分の留守電に吹き込むときは誰か聞いてないよなーとか思いながらキョロキョロして、やけに小さい声で吹き込んでいたりします。
世田谷の街で僕が一人でふらふら歩いているときは、だいたい煮詰まって考え事をしているときなので、公衆電話でメモを残しているとき以外は、「人生いろいろあるもんだよな」と、珈琲の一杯でもご馳走してやってくださいな。