11月30日
さて、
「鶏ガラを煮詰めた様な濃厚濃縮ササクレ爽快ハードコア」でおなじみ、minutemenのドキュメンタリーフィルムなどというものが出ており、てっきり“ど”がつくほどのマイナーバンドであると思っていたので、そんなフィルムが存在している事に感動し、しかも、フィルムになっているからには、その筋ではそれそーとーの評価を受けているバンドなのだな、と思い新たにだらだらと鑑賞す。そのアヴァンギャルドとでも評されそうなサウンドから、ニューヨークあたりを根城とする神経いと細やかな人々がやっている音楽なんじゃねーかなんつー思いを、俺自身の責任の元、てきとーに持っていたわけであるが、出身はニューヨークどころかカリフォルニアはサンペドロという港町であり、収められていたライヴの映像を見てみれば、かっぷく良く愛嬌を感じさせるギタリスト、真面目そうな細身のベーシスト、しなだれたモヒカンにマッチョwith タンクトップという姿の天然フレイバー漂うドラマー、という垢抜けはしなくともsomethingをビシビシと感ずる三人組による痺れる演奏=「鶏ガラを煮詰めた様な濃厚濃縮ササクレ爽快ハードコア」が、ちっこい薄暗いライヴハウスの中、とてつもなく地味に、まるで誰にも気づかれていないかのごとくに繰り広げられていて、なんだかジンジンと熱くなりながら「おーい、俺は今、見てるどーっ」と画面に向かい叫ぶ in my soul、既にギタリストは故人となり、バンドは解散していることをこのフィルムの最後で知ることにはなるものの、最高にカッコEバンドだ、っていうのといつかサンペドロってとこに行ってみてーなぁー、という気持ち in my mindが導き出した最初の行動は「minutemenのTシャツを手に入れよう」であり、思い立ったが吉日とばかりに、インターネットを駆使し見つけたTシャツの画像はいまいち不鮮明ではあったが、思い立った俺切実とばかりにKEYを叩き、クリックすること数回、ほどなくしてオーダー完了、数日を経て届いたTシャツはこんなんであった。
うーむ。キモコワい。
イカすぜ。
コヤマシュウ