フェリーに乗って横になる。目を開けるともう函館付近。いそいそと車に乗り込む。
そこから、一路札幌へ。着いてスープカレーを食べる。東京に未だにあまり店がない事と札幌にやたらと店が多い事が重なって、来る度に新しい店に行くのが我がチームの決まりになっている。飯を食ってようやく体が動きだす。
少し早く着いたので、街をぶらぶら。三年前にNORTH WAVEでラジオ番組をやっていたので、やたらと札幌には来ていたが、今思えばそれほど街を歩いた記憶がない。北海道に秋は無いと聞いた事があった気がしたが、今日は冬というには寒くもなく秋っぽい北海道でこんな感じは初めてな気がした。 結局、よく行っていたレコード屋に立ち寄り、50%offだったJames BrownやCurtis Mayfield、Pioneersなどの日本盤7inch.をバカバカと買う。
ベッシーホール・札幌に来るとツアーも終盤という事になる。毎回ここには多くの人が来てくれて嬉しい。北海道にはラジオ番組やらライジングやらで培ったらしき奇妙な友情の様なものがあると勝手に思っていて、ここ三年位の話ではあるけど、来る度に遠い所に住んでる友人に会うような感覚がある。三年前に知り合った大事な友人も実際多いんだけど、場所自体への愛着というか親近感というか、そういったものが確実にある。
ステージが高め、フロアとの距離も少しあるからか、会場が広く見える。フロアの横のり感が頼もしい。余裕でグルーヴィー。そんな中に、今現在の俺達を余すところなく吐きだす。呼応するフロア。さすが北海道話が早い。ブルースブラザーズみたいな格好の奴もイカしてたな。ライブ後に、「会社帰りの格好?」っ聞いたら「私服です」って言ってた。ははは。FUNKYだ。
今日ベッシーホールに来てくれたみんなありがとう。
ライブ後、飲み屋で飯を食う。「次は三泊四日温泉付きで来なよ!」なんて三年前から来る度に歓迎してくれるマスターに言われ、札幌を後にする。昼間とはうって変わって冷たい空気と雨の中、苫小牧へ向かう。
明け方だが、真っ暗なフェリー乗り場。フェリーの乗降通路がやけに寒く、長い。フェリーに乗り込むと暖房の熱が体に染み込み、ホッとする。一日も経たない内に北海道を発つ。脳内がめまぐるしく変わる場所、過ぎゆく濃密な時間においついていないな。今日はぐっすり眠ろう。
コヤマシュウ

