Levon Helm |
The Bandのドラマーにしてボーカリスト、マンドリンやギターも抜群のセンスだったMr. Levon Helm。
初めて聴いたのは高校を卒業した頃だった。The Bandのファーストアルバムを友達に録音してもらったのだが、映画「Easy Rider」をビデオで見た直後だったのもあり、「The Weight」ばかり何度も聴いていたのを思い出す。いまでも大好きな曲だ。
その後、ケーヤンの友達が急に行けなくなったRingo Starr and His All Starr Bandの1989年の日本公演を大阪城ホールに観に行くことになったのはオレが19才の時のこと。
このときのツアーメンバーだったThe Bandのベーシスト、Rick Dankoと共に「The Weight」を演奏してくれたのは本当に嬉しかった。
The Weight/Ringo Starr and His All Starr Band
Levon Helmの魅力は偉大なThe Bandの音源でももちろんよくわかるのだが、2002年にリットーミュージックからリリースされているSteve Jordanの「The Groove Is Here」というDVDの中の二人の会話で、
「ドラマーがバンドに貢献するために一番重要な事は何だと思う?」
というSteve Jordanの問いに対して、
「まず自分自身が気持ちいいと感じてないといけない。ドラマーがちゃんとしてさえいれば、他のプレイヤーをいつもより上手く演奏させられるからね。もし彼(ドラマー)が正に全体的な『いいノリ』を感じていて、その楽しい『感じ』を皆にしっかりと『伝達』していれば、他の全員を普段以上に上手く演奏させられるんだ。前の晩よりもいい感じでね!」
というLevon Helmのこの言葉は、ドラマーとしてこの先も忘れられない言葉だ。
Dear Mr. Levon Helm
素晴らしい音楽をありがとう!!!
写真はWolfGangVaultというアメリカ西海岸でのコンサートの情報を配信しているサイトからお借りしました。