![]() 萩原さんが息をして 中目黒の景色が変わって 萩原さんが美しいという言葉を使うと この世の誰かのため息が一つ消えたんだ 笑って目をそらさない天才は<僕は自分を天才なんて思ったことないよ>と言った ジェントルな萩原さんはまるでインドのお坊様みたいに穏やかに振る舞われて、まわりをみんな穏やかな空気にしてしまった(ほんっとに丁寧な方だったんだ。最初から最後まで僕にまでもずーっと敬語を使って下さったんだよ。) それでいてそこからは強力な磁場がずっと出続けていて、その波動は<君もやらなきゃな。出来るだんだろう?>って言い続けてたんだよ。 僕は今日、萩原健一さんと対談をさせていただきました。 近々週刊プレイボーイに掲載されると思います。 僕は実際の萩原健一さんとお逢いして、萩原さんは(安直で申し訳ないんだけど)やっぱり天才と言う言葉を使うしかない方だと思いました。 ジェントルな立ち居振る舞いと、センチメンタルな反逆性と、疾走し続ける表現の美しさと。 <山口さん。店から出てけって言われるまで、いつまでも、何でも聴いて下さって結構ですよ> <死ぬほど苦しんで創作をしてごらんなさい> <僕は人間が大好きなんだ(この時の萩原さんの笑顔の美しさったらなかったよ!)> もっともっとダイヤモンドのようなピッカピカした事をたくさん言っていただいたんだけど、僕がここに書いてもなかなか伝わんないんだ。 萩原さんから発せられた実際の言葉は、ここに書いたより、もっと深切で、世界をぶった斬る強さに溢れてたんだよ! あんまり話すとプレイボーイに悪いからこのへんにしときますけど、今日の三時間の対談は、僕にとっては特別な意味を持つものでした。 対談が終わって、写真撮影の時も萩原さんは色々僕に話して下さって、そんな中、僕は思い切って<萩原さん、携帯の待ち受けに画面にさせていただきたいのですけど、写真を携帯電話で撮らせて頂けないでしょうか>と聞いたんだ。 そしたら、萩原さんは<どうぞ>と言って下さって、(影武者、股旅といった数々の名画を彩った俳優さんを携帯電話で撮影するっていう失礼は大変なもんなんだ)僕は写真を撮らせていただいたのだけど、恥知らずの僕は更に<僕のブログに萩原さんとのツーショット写真をアップしてもよろしいですか?>とお聞きしたところ、萩原さんはなんとこのワガママにも快くオーケーして下さいました。 写真はその時のものです。 |
by samboblog
| 2008-10-15 19:00
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