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勝新の時代劇が電波をジャックして真夜中の僕を震わせるその時、部屋のレコードは回りっぱなし。
セリフの向こうでハードバップが流れてらぁ。 こんな週末の夜中、洒落てることを完成させるぜ。 やるべき事は決まってるよ。 珈琲を飲むのだ。 それもブラックでいくんだ。 雰囲気が大切なんだぜ。 劇中はせっかくの立ち回り。 なのにレコードはB面のバラード。 勝新のしびれる立ち回りをバラードのサックス・ソロで味わいながら僕は珈琲を飲む。 ブラックコーヒーを飲むのだ。 とろりとしたブラックコーヒーの黒は、多分今日の夜中の闇が、僕の部屋に迷い込んできたに違いないのだから、そこから出てる湯気の白さは、おそらく奴らの敵なんだ。 昔、学校で習った徒然草って話に火葬場から煙りが出て、そこで世の無常を知って、なんてのがあった気がする。 白い湯気をみてたらなぜだか思い出しちまったんだ。 立ち回りは続いて。 あらかたの敵は斬られてしまった。 だからまた僕はブラックコーヒーを飲む。 こちらも黒と白との敵同士。 レコードはまだ、バラードを流している。 さて 勝新に斬られた悪役の火葬の煙りに、ブラックコーヒーの湯気がなれるかどうか。 それは難しいかもね。 |
by samboblog
| 2008-09-28 03:11
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