伊藤陽一郎の音世界をPVで映像化するのは4作目のタナカカツキ。2人は盟友!と思いきや…なんと、ほぼ初対面に近い関係という事実が発覚! さて、一体この対談はどうなる!?
Excite アカカゲ名義のPVを3作、今回のRS-3000で4作目になりますが、お2人の…
タナカ 出会いですか?
Excite はい(笑)。
タナカ 今日で2日目ぐらいですよ。
伊藤 ちゃんと喋ったこともない(笑)。
Excite そうなんですか!?
タナカ ほんまそう! 一緒にやり始めたのは99年ですね。そこで、出会ってるんかな? それを考えたら、何年越しの付き合いになりますかね?
伊藤 6年ぐらいかな…まぁ、みんなそうでしょ?よく考えてみたら。
タナカ 俺、弟なんてもう、10年ぐらい会ってないよ!!
(一同大爆笑)
伊藤 ハハハ。
タナカ だから、今日はボクが聞きたい伊藤くんのことを、これで知れるな~と、ね。
Excite なるほど。このRS-3000はユニット自体のコンセプトが面白いですし、曲にもストーリーがあるので絵とリンクしやすかったのではないですか?
タナカ そのRS-3000のバックストーリー聞いてないんですよ~。
伊藤 俺も、しばらく忘れてました(笑)。こないだ、そうだ!って思い出して(笑)。でもちゃんと音には昇華されてるから。PVに関して『ring a rose』には、こういう映像のイメージがあるってお伝えして。
タナカ それ、もうバッチリ! 俺は、言われた通りに作ったよ!!
Excite どの様なイメージがありましたか?
タナカ “ビューーーーーー” みたいな。
伊藤 そう! “ビューーーーー”(笑)。
Excite 擬音じゃないですか(笑)!
タナカ 言葉はいらないんですよ。そんな会ったことないし。
伊藤 ハハハハハハ!
タナカ “ビューーーーー”でわかるからね。
伊藤 でも、“ビューーー”の時はまだ、曲は聞いてなかったでしょ?
Excite え!? 曲を聞く前に“ビューー”だけで絵を?
タナカ それは頭おかしいっ! 勝手に作ったらおかしいでしょ?ありえへん! まずは曲ありきでしょ? PVやねんし。
伊藤 アハハハ。尺だけ聞いて、描いたら新しい!(笑)。
タナカ それも、アリやと思いますよ…今後はね。でも、音とビューぐらいは欲しいですよ。
Excite ハハハ。しかし、さすがに素晴らしい大作です。
タナカ あんまり、音に寄り過ぎるとね、一緒になるし。スパークを起こさないとね。その時の“時代” “時代”を感じながら。
伊藤 “時代”をね(笑)。ボク、あの絵を買いたいですよ。
タナカ 買ってよぉ~。でも、絵は1枚ずつとかは無いですね。描いてスキャンするでしょ?それをパソコン上で切り貼りして、全然違うものになっちゃうんで。
伊藤 素材だけ全部描くの? 凄いね!
タナカ うん。音の作り方に似てますよね。素材をバーッと描いて組み立てるんで。モノの作り方ってそんなもんですよね。
Excite 確かに、モノを作るという視点で見ると共通してるかもしれませんね。
タナカ だからね、映像に関しては直接会わなくていいんですよ。音がほとんどいってるわけでしょ?その人を。もの凄い情報なわけじゃですか?
伊藤 そんなね、飲みに行ったこともないし飯も食ったことないけど、作品は完成します。
タナカ …飲みに行ったことあるかも?
伊藤 あっ!あった!! ハハハ。チラッと挨拶程度を入れたら、4回ぐらい会ってるよ。1回会うごとに1作品だね。
タナカ そうかぁ。でもサシで会ったことはないから、これから ボクは将来、ナニカゲかになりますよ!
伊藤 ハハハ。何カゲかにね(笑)。