
先日上野の国立博物館で行われてる
「大琳派展」に行って来ました!
尾形光琳を初め、俵屋宗達や鈴木其一の作品が展示されてるんだけど
ここの博物館で展示を見るおもしろさは、
もちろん作品自体の持つ素晴らしさもそうなんだけど
前回の展示では若冲や蕭白を`対決`という形で見せた「巨匠対決」のように、
今回も「継承と変奏」というように
毎回見せ方にテーマがあって
それぞれの作品がどのように先代に影響を受け
この世に生まれてきたのかというのが
とても分かり易く、興味深く紹介されているのです。
なんとなく敷居が高いと感じる日本美術や古典文学も
このような展示に足を運ぶと、もっと身近なものに感じれます。
それにしても、美しい。
夢見心地な気分に浸ってました。
今の世の中では高価であればあるほど、
希少価値が高ければ高いモノほど美しいとされている気がするけど
本来は自然界に存在するものーーまさに花鳥風月こそが
美の本質なんだと気づかされると同時に
美しいものは本来それだけで事足りてるのかと思ってしまうほどです
どれがいちばんとは言い難いけど
俵屋宗達の「桜芥子図襖」は桜が切ないほど美しく
宗達がこれを目にした夜の月明かりや風の音
夜露に濡れた草の香までもが
伝わってきそうなくらいの生命力と臨場感に溢れてて
そこある以上の世界が広がって行くんです!
こんな絵画を前に、
何を思い何を感じてたのか
想像を膨らませるだけで
なんだかロマンチックな気分になってしまいます。
普段、何気なく目にする花や生き物、そして季節の移ろい。
当時の人々はそれらのひとつひとつに心を奪われ
その思いを細胞全部で受け止めていたのかと感じるほどです。
ものすごく行きがいのあった展示会でした!
11月16日まで
東京国立博物館でやってます。