『悪人』
2010年 09月 12日
昨日は2週間ぶりの休みで、のんびりと映画を見てきました。
映画は一人で見るのが一番です。
映画の中に私自身が入り込むのに、友人であろうと恋人であろうと、
他人に気を使っていてはダメです。
「悪人」のように、考えせさられる映画の場合は特にです。
映画はどこにでも有るような男女の関わりから殺人を起こしてしまった殺人者と、
殺人者と恋に落ちてしまった女性のお話です。
現代の若者と言うべきか、今も昔もあっただろう寂しさから来る行動が
「悪人」を作り上げていく・・・という設定に思えました。
寂しさは今も昔もあっただろうと思います。
しかし、昔と今では、その寂しさを紛らわす環境が異なっています。
「今の若者はなっていない。。。」と時々耳にします。
確かに大きく湾曲してしまった出会いもあります。
しかし、その湾曲を作っている現実は、
「今の若者は。。」と言っている彼らによって
作りあげられたものが多いような気がするのです・・・。
さて、話は賞を取った深津絵里さんの演技について。
正直、素晴らしいと感じました。
映画を見終わった後、側を歩いているカップルの
「あれが賞を取れる演技かな?たいしたことないよね。」
という声が聞こえてきました。
私も3回ほどテレビにも出させていただきましたが、
演技など出来るものではありません(笑)
しかも映像には流れがあり、当然撮影は一コマ一コマ撮影されていくのでしょうが、
頭の中で映像の環境を維持しながら、気持ちもその時に巻き戻し、
まるで現実がそのまま流れているかのごとく、心情を表現する・・・。
感激しました。当然賞に値するものでしょう。
しかしもう一度見たいかと言うと、1回で良いかな(笑)
正直、何度も見る映画ではない気がしました。
1回の映画で心情を感じ取るべき映画だと思いました。
私の感性ですから、私の意見として受け止めて下さいね。
ただし1回は見るべき映画だと思いますね。
本当に良い一日を過ごすことができました。
明日からはまた仕事です。
皆さん頑張りましょう!
感謝 中辻 正