皆様こんにちは。
ようやくハラカミの右半身を襲ったヘルペスもおとなしくなって参りました。
たくさんの励ましのコメント、本当にありがとうございます。
完治まではもう少しかかると思いますが、おとなしくなってきた途端に風邪気味です。
風邪気味なのに花粉症なので、どっちなのかよくわかりません。お酒は1週間止めました。こんなに止めたのはおそらく10数年振りかもしれません。その後、日にビール1本とか飲んでみましたが、そんなに美味しいと思えないです。風邪ひいたのでまた止めてます。鼻がダメになっているので、何の匂いもしません。日々おかゆさん生活です。
なんだかこのブログでは自分の病状報告ばかりしている感じになってきました。申し訳ありません。
おかげでしばらく音楽を作るシステムの電源を入れてません。
そうなってくると、作ってる時はほとんど聴けなかった音楽をたくさん聴くようになりました。
今になってスクリッティ・ポリッティのこれまで出たアルバム(5枚)制覇とか。ラフトレードから出てる初期のシングルを集めた『early』は個人的に大変良い収穫でした。21世紀になってようやく、彼らのモチベーションがほんの少し見えた様な気がしました。さてさて新作はどうなる事やら。
あとビル・ラズウェルのMaterialのファーストアルバム(ドラムがFred Maher→『cupid & psyche'85』と同じ人)を聴き直したり、発作的にニルヴァーナのボックス買っちゃったり、ドアーズのDVD買っちゃったりAFXのCD買っちゃったり。
そんでまあ色々と考えてしまいました。
おっさん臭い発言かも知れませんが、若いうちは(特に10代のうちは)出来るだけ、たくさんの音楽(新譜とか旧譜とかこだわらずに)を聴いた方が良いんじゃないかと思います。いずれにしても歳を取れば取るほど好き嫌いはハッキリしてくるもんですからね。ハラカミ自身も10代で聴いた音楽は、面白くても、つまらなかったとしても、『記憶』としてある程度きちんと残っているものが多いです。やはり前頭葉が一番活発に働く時期だからでしょうか?
ハラカミの若い頃は携帯電話もインターネットもなかったですが、それでもとにかく金がなかったので、中古レコード屋さんとか輸入盤屋さんにばかり行ってました。でも20代後半辺り(90年代後半)から自分で作る音楽に専念しはじめるので、ちょっと記憶がアヤフヤになっていたりします。コンピュータとか携帯電話等の、外部記憶装置の発達のおかげで、前頭葉を使う事が減って来た事も一つの要因かも知れません。わすれものをした時、脳内ファイル検索アプリケーションが欲しいなと、切に感じる今日この頃。
まあ、その話は置いといて、自分が30代になって10代に聴いてた音楽をアマゾンであれこれ買い直したりして聴き直してみると本当に色々と再発見の連続であります。
「おおお、おれはこのアルバムのこの曲のこういう部分がすごく好きだったんだなあ」とか。
なーんて書いてて、わかって来たんですが、子供の頃は『あんな感じでこんな感じのかっこよろしい音楽はないかなあ』とか思いながら、あれこれ探しつつ聴いていた様な気がします。それがある時期から、ちょっとづつ、自分でも作れるようになって来た感じなのかも知れません。
でも、なんで現在に至るまで、こういう音楽を自分が作っているのか、よくわかりません。別に分析したいとも思いませんが、自分が聴きたいと思える音楽を作っているだけだったりします。
ハラカミにとっては、肉体を使った楽器演奏者(プレイヤー)である事を意図的にやめた辺りから、色んなモノが冷静に見えて来た様な気がします。でもやっぱりプレイヤーの方が良いなあと思う事も多々あります。やっぱり、どちらかってわけには行かないものです。
答えと記憶は、常に移ろい行くモノだったりするわけです。
早く自分のアルバムがリリースされねえかなー。リリースされないと自分から離れた感じがしないんですよ。それまでに体調を整えておかないと。
ではまたね。