「*シアワセノカタチ」のMayuさん登場! 2009年 03月 25日

そんな、心がほんわりとあったかくなる、日々の幸せや大切な瞬間を切り取ったやさしいイメージの写真と心あたたまるコトバが、読者の心にもやさしい風を運んでくれます。
幸せのカタチはいろいろ、人それぞれ違うけど、だれもが笑顔でいられる毎日を過ごせますように……。幸せはとっても身近なところにあるから、今を大切に生きたい…。そんな思いが一枚の写真とコトバから伝わるブログ。今週は、「*シアワセノカタチ」のMayuさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
Mayuさん:こちらこそ、いつもありがとうございます。
ブログを始めたきっかけは、お友達のkaoさんがHPで素敵な日々を綴っているのを毎日覗いてました。
いつか私も、こんなふうに日々を綴りたい!と思うようになりました。
PCが疎くてどうしよう…と思いながらkaoさんに相談したら、「エキサイトブログが使いやすいよ」と教えてくださったので始めました。
熱しやすくて冷めやすい私が、今こうして続けられてるのはエキサイトさんのおかげです。
こんな素敵な場でお礼を伝えられることが出来て嬉しいです。ありがとうございます*
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
Mayuさん:「シアワセノカタチ」はささやかな日々の中で、見たコト、感じたコトを伝えたかったり、残したかったり、届けたい思いを、自分の中で誰かに手紙でも書くような想いで綴っています。
宛先は、私のブログの中で何かに触れてくれる人、一人でもいいから届けられたらなぁ~って。
写真やコトバが手紙となり、ココロとなって 届いてくれたらうれしいです。
イロイロなシアワセノカタチってあるんですよね。
人との繋がりが好きなので、ここでゆっくりくつろいでいただけたら嬉しいです*
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は? ブログのよさは?
Mayuさん:はい。ブログを通して得たものは、出逢いと刺激です!
ブログを始めてなかったら知り合えないような人達と、言葉を交わすようなコメントのやりとりの中で、気づいたら励まされていたり、共感しあったり…。あたたかな気持ちが芽生えてきてうれしくなります。
エキサイトブログは写真の素敵なブロガーさんが多いので、「私も写真が撮りたい」という気持ちが膨らんできてカメラを持つようになったら、「私、いままで何を見てきたんだろう…」って気づかされました。ブログを始めて写真を撮るようになって、私の人生変わったなーと思います。
また、私と長いつき合いの友達や幼なじみもブログを見てくれてますが、コメントのやりとりでお互いの知らない部分をブログを通じて発見することとかあるのが、楽しいですね。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
Mayuさん:サザエさん(笑)
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
Mayuさん:不思議なことに会ってみたい・・・と思ってるブロガーさんと会えてしまうんです。
きっとどこかで繋がっているのか、私の会いたいという想いが強いのか(笑)
ハジメマシテの瞬間は緊張しますけど、数分おしゃべりしてるとずっと前から友達だったみたいな…。
今年もまた色々な方と出逢えそうな予感です。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
Mayuさん:一番は写真ですね。写真を撮ることももちろんですけど、写真を何かのカタチにしたいなぁといつも頭の中でぐるぐるしてます*
エキサイトブログ編集部:夢は?
Mayuさん:☆素敵な庭づくり&絵本作家で知られるターシャ・テューダ―のようなおばあちゃんになって、「喜びは創り出すもの」「今が人生で一番幸せよ」と笑っていたいです。^^
他にもいっぱいありますけど~(笑)

Mayuさん:ありがとうございます。ブログのおかげですっかり写真の世界にはまりましたね。写真を撮る楽しみは、心が動いたものを撮ることでしょうか。
考えて撮ることが向いてないので、そのまま心のまま撮っています。
コトバも浮かんだものをメモしたり、撮った写真を見て、コトバがポンと浮かんだり、最近は、コトバが先に浮かん写真でどう表現出来るか…なんですけど、それが大変です(笑)
コトバたちは、自分への問いかけのような時もありますね。
写真の技術的なことがあまりよくわからないので、空気感が伝わればいいなとそれだけは心がけています。
出かける時や散歩はいつもバックにはNATURAは入れて持ち歩いてますね。
人は毎日の中で、奇跡に守られて生きてるんだな~と思うんです。
今、この瞬間を大切にしたいと思って暮らしているような気がします。
そんな毎日の中で、感じたコトを撮ったり、綴ったりしてるのでしょうか^^
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
Mayuさん:生活の中で大切にしている時間は“おうち時間”です*
家族や友達と過ごす時間の中で、音楽があって、おいしくご飯を食べたりお酒を飲んだりして、楽しく過ごす時間が好きで、ずっとずっと大切にしたいです。
癒される瞬間は…。仕事が子どもと関わる仕事なので、赤ちゃん好きの私は赤ちゃんを抱けるともう「しあわせ~」ってメロメロになってます。
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている記事、また、読者に評判だったポストは?
Mayuさん:★気に入ってるポスト
☆2008.8.1 「さぁ行くよ!!」
夏バテ中の私に元気をくれたペンギンさん^^
☆2008.12.8 「生きるコト」
愛することって見返りを求めないことなんだって。
無条件に愛おしいことだと、赤ちゃんの温もりから感じた日。
☆2008.12.15「ひだまり」
「ひだまり」はココロを温かくしてくれるんです。
☆2009.3.14 「繋がり」
一番想いのある作品です。
ブログタイトルをつけてから、撮影したものです。
シアワセノカタチってそれぞれなんだよ…。
あたりまえの何でもない一日がいつまでも続くことを願いながらの一枚です。

★好評だったポスト
☆2009.1.27 「onigiri」
おにぎりって、”究極の幸せ”なのかもしれません^^
温かなメッセージの中にみなさんの「おにぎり」のオモイが込められててほのぼのです。
エキサイトブログ編集部:長い休日があったら何をしたい?
Mayuさん:長い休日があったら、映画「めがね」のような島時間を過ごしたいんです。
大きな荷物を全部置いて、海辺でのんびり黄昏れたいです。黄昏れるのはきっと得意だと思います^^
愛犬teddyも傍にいて欲しいなぁ。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
Mayuさん:子どもに関わる仕事をしてるので、子どもを取り巻く環境の変化や事件に心痛めています。
コミュニケーションがとりにくくなってる子ども達に、もっと心の内を自分の言葉でちゃんと伝えられるようにと切に願います。
まわりの関わる大人達が本気で子どもたちと関われるといいなと思い、微力だけど何か出来ることをいつも考えて子ども達と接しています。
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
Mayuさん:いつも遊びに来てくれてどうもありがとうございます。
みなさんの温かなメッセージに支えられえて今、「シアワセノカタチ」があります*
感謝のキモチでいっぱいです。
これからも日々の中で、見たコト、感じたコトを表現できたらいいなと思っています。
よろしくお願いします。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【Mayuさんが好きなブログ、気になるブログ】
わぁー。みんな気になるブログばかりなんです。
私のブログが今ここにこうして続けられることに影響を受けた方々を紹介したいと思います*
☆「Digital Diary」
センスあふれる素敵な日々や愛犬との暮らしやを綴るkaoさんのブログ。
HPやSHOPも含め長年通い続けてる大切な場所です。
私の暮らしのエッセンスとなっています。
☆「fuu.....nnm.....♪」
センスあふれるangeさんのブログ。
angeさんのような写真を撮りたいと思いながら近づけません(笑)
angeさんのもう一つのサイト「人を撮ろう」が大好きです。
☆「ココロ写真」
写真ていいな・・・って、心から思ったmonさんのブログ。
初めて出逢った時から恋してます(笑)
憧れのブロガーさんです。
☆「70410」
写真とキャプションが素敵なNAOさんのブログ。
人が撮った写真を見て、初めてドキドキとしました。
ココロを感じる写真がとても好きです。
☆「Hiroyan's Cafe -小さなhappy携帯写真ー」
hiroyanさんが携帯で撮る素晴らしいブログ。
写真で迷ったり落ち込んだ時必ずここへ来ると元気になります。
自由な感性に刺激されます。
【Mayuさんのライフログ】
何度観ても、ホッとして心温まる空気感が好き。
観終わったころに、おにぎりを握りたくなったり
丁寧にコーヒーを淹れたくなったり、キッチンを片付けたくなるのが不思議です。
私たちのまわりに溢れる、あまりにものたくさんの情報たち…。
その情報の氾濫で、時々自分自身を見失いそうになります。
そんな時、私はこの本を開きます。
心が疲れた時や迷った時、「簡素に生きなさい」と、この本が語ってくれます。
物だけに限らず何もかも抱え込む生き方は、いつか息が切れてしまいそう。
まずは物を減らし、まわりに溢れる情報を整理して、シンプルに生きたい…と、思う私です。
Mayuさんの「*シアワセノカタチ」を読んでみましょう。
「非天然色東京画」のigu-kunさん登場! 2009年 03月 18日

古い木造家屋に、苔や雑草がからまる敷石の細い道、さびかけた郵便ポスト…。今では見かけないような井戸があったり、ひなたぼっこしている猫ののどかな風景や、古い商店街などの鄙びたような風景に出会えたり…。
ほうずき市や三社祭などの縁日やお祭りの風景からは、下町らしい風情も伝わります。
華やかな東京のイメージとは違った、そんな何気ない東京の街の一角を切り取った写真が、読者の心にノスタルジックな風を運んでくれるとして注目。時々登場する、街の中の丸いもの、光と影、扉コレクションなど、一つのテーマに沿って切り取った写真は、街角のアートともいえるような独特な雰囲気があります。
今週は、東京散策を楽しみながら、いまだに残る大都会のさりげない素顔を撮り続ける「非天然色東京画」のigu-kunさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
igu-kunさん:こちらこそ、いつもお世話になってます。
もともとは日記や日々雑感などをいろいろ綴ってみようかということでスタートさせたブログでしたが、カテゴリーのひとつだった東京散策コーナーが徐々に拡大して、いつしか街歩きブログになり現在に至るといった感じですね。
当初から毎日更新という目標を掲げて頑張ってきましたが、おかげさまでいいペースで続けることが出来たと思います。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
igu-kunさん:東京の片隅に残る懐かしい情景を紹介しているブログです。
都心部でも華やかな表通りからひとつ裏道にはいると、普通に人々の暮らしがあったり、時が止まったように鄙びた空間があったりとそのギャップに驚かされることがありますが、そうした場所に足を踏み入れた瞬間に感じる不思議な雰囲気・・・言葉にするのは難しいのですが、日常の中の非日常みたいな空気感を伝えることが出来ればと。
タイトルにもそんなニュアンスが込められています。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
igu-kunさん:東京という街の楽しさを再発見することが出来ました。
普段あまり訪れる機会がないような街も、実際に歩いてみるとその素顔に触れることが出来る・・・そんな楽しみはブログをやっていなければきっと味わえなかったと思います。
エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
igu-kunさん:訪問してくれる方達や他のブロガーさんたちとの交流ですね。
記事ごとに頂けるコメントは毎回とても楽しみにしています。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
igu-kunさん:とてもシャイな人です(笑)
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
igu-kunさん:コメント頂ける方、リンクして頂いている方全てに会って「ありがとう」と言いたいです。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
igu-kunさん:好きなモノは・・・
寂れた景色、下町、路地、トタン、アロエ、猫、暗渠、坂道、階段、神社、空き地、井戸など。
これらのものにはついつい反応してしまいます。
エキサイトブログ編集部:夢は?
igu-kunさん:「写真集を出してみたいなぁ」というのが夢です。

igu-kunさん:どうもありがとうございます。
街の風景を撮るようになったきっかけは・・・
もともと街を散策したり自転車で都内をサイクリングするのが趣味だったのですが、ブログを始めてからデジカメも一緒にお出かけするようになりました。いわゆるネタ収集ですね(笑)
そんな流れで街の風景を撮るようになっていったのですが、これが思いのほか楽しく、いつしか写真を撮るために出掛けるという感じになってきて・・・
なのでブログ歴=写真歴といってもいいかもしれません。
訪れた街は出来るだけ徹底的に歩き回るようにしています。
面白い風景は見つけづらい場所にあることが多いので、それを見逃すまいと彷徨い歩いていますが・・・傍から見ればかなり怪しい人物かも(笑)
住民の方達に対する配慮も常に心がけているつもりです。
撮影に出掛けるのはだいたい月に2~3回位ですね。その時に集中して撮ります。1回の撮影で250枚ほど。いいものを見かけたらとりあえずパチッという感じで。時間帯はお昼頃から暗くなるまでです。
いい場所を見つけた場合、例えば素敵な路地に迷い込んだ時など、その全体的な雰囲気に心を奪われがちですが、もっと細やかな部分へも冷静な目を向けるようにしています。
個人的に「下町ガーデニング」と呼ばせてもらっている植木類や寂れたトタンの風合い、味わい深い勝手口の扉や様々な表情を見せてくれる壁など。
路地を構成するこれらのパーツを路上観察的に切り取ることも多いです。
カメラの設定はコントラストと彩度を上げて、時折レタッチも加えつつクッキリとした色合い、画作りを目指しています。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
igu-kunさん:子供と遊んでいるときですね。家族と一緒にいる時間は大切にしています。
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている記事、また、読者に評判だったポストは?
igu-kunさん:では印象に残っている散策の風景をいくつか・・・
○2008/7/23「南麻布界隈・気になる階段その2」
麻布界隈の地形はとても起伏に富んでいますね。
特に南麻布のこの辺りは強烈で、ちょっとした登山気分を味わうことが出来ます。
○2007/7/1「下北沢北口駅前食品市場の風景」
ここは戦後の闇市の風情を残している貴重な場所です。
下北沢駅周辺の再開発計画も進んでいるようですが、シモキタらしいゴチャゴチャとした魅力が失われてしまうのは寂しいかぎりですね。
○2008/6/1「高田馬場界隈・住宅街にある稲荷神社」
高田馬場も駅を離れると驚くほど静かな雰囲気になりますが、この鉄砲稲荷神社周辺は特にのどかでした。
可愛い猫たちとの出会いも嬉しかったです。
○2006/8/4「立石の風景その4・・呑んべ横丁ノスタルジック」
立石の呑んべ横丁に初めて足を踏み入れたときの衝撃は忘れられません。
昭和のまま時が止まっています。しかしこの街にも再開発の話があるようです。
○2007/5/24「市谷の奥地を歩く・市谷柳町界隈の景色 vol,1」
都営大江戸線牛込柳町駅周辺は懐かしい風景が多く残されている不思議なエリアですが、中でもこの記事の場所はディープでした。都会の中の秘境です。
○2008/10/27「京島・建物の肖像」
京島・向島辺りはよく訪れる街のひとつです。
この日はお天気も最高で、青空と街並みコントラストを存分に楽しむことが出来ました。
○2008/12/29「西巣鴨・光と影」
「光と影」というテーマで街を撮影することも多いですが、この日は傾きかけた日の光が街をとてもやさしく彩ってくれました。

エキサイトブログ編集部:今一番ほしいものは?
igu-kunさん:そろそろ新しいカメラとレンズが欲しいです。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
igu-kunさん:都内の再開発に関する情報は気になるところですね。
古い街並みが失われる前に風景を記録しておくことは、街撮りブロガーの使命だと思っています。
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
igu-kunさん:いつもご覧頂きどうもありがとうございます。
拙い写真で恐縮ですが、これからも知られざる東京の風景を伝えるべく街を歩き回っていきたいと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【igu-kunさんが好きなブログ、気になるブログ】
「Kai-Wai 散策」
建物や街並みに対するあたたかい視点、お写真の構図が本当にすばらしいです。
添えられているキャプションも面白く、毎回チェックさせて頂いているブログです。
「Roc写真箱」
さりげないスナップから伝わってくる街の空気がとても好きです。
被写体との距離感も勉強になります。
「Photo of the Day」
写真家・田中希美男さんのブログ。
風景の切りとり方が絶妙で、何気ないシーンも特別なものに見えてきます。
カメラやレンズのレビューも参考になります。
「kimcafeのB級グルメ旅」
都内をはじめとした日本各地のB級グルメ、さらにはアジア諸国のローカルフードまで、その情報量は圧倒的です。
いつも楽しませて頂いています。
「_valerian」
アメリカ人フォトグラファー、ジョン・サイパル氏のブログです。
視点がとても新鮮で「こんな写真も撮ってみたいなぁ」という気持ちにさせてくれます。
【igu-kunさんのライフログ】
夢と現実を行き来するような幻想世界に惹き込まれてしまいます。
わりと古い小説ですが、とても新鮮な驚きがあります。
とても濃厚なミステリー、忘れられない一冊です。
銀座、日比谷公園、赤坂、白鬚橋辺り、そして幻の地下迷路まで
昭和初期の東京の情景も鮮やかに伝わってきます。
「トマソン」とは何か。その定義や思想を豊富な実例と共に紹介している一冊です。
現在の街歩きの視点はこの本によって培われました。
igu-kunさんの「非天然色東京画」を読んでみましょう。
「フィレンツェ田舎生活便り2」のchihoさん登場! 2009年 03月 11日

近くの森にはカモシカやイノシシも住み、散歩をすれば季節を伝える植物や木の実、美しい風景に出会える幸せ…。
そんな自然豊かなイタリアのフェレンツェ郊外で、山暮らし&田舎暮らしを楽しむchihoさん一家は、世界中から見守る読者ファンが大勢います。
田舎暮らしの中でたくましく育つユキちゃんの成長ぶりとかわいい笑顔、ご主人アントネッロ氏が作るイタリア料理を楽しみにしているファンもいっぱい。家族の心あたたまるエピソードも多く、読んでいるだけで顔がほころんできます。さらに、フィレンツェの街情報やイタリアならではの魅力もいっぱい。
今週は、一日の終わりに覗くととてもホッと癒されるブログとして人気の「フィレンツェ田舎生活便り2」のchihoさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
chihoさん:こちらこそ、いつもお世話になっています。エキサイトブログのすっきりしたデザインを気に入って随分前から利用させて頂いています。
ブログを始めたきっかけは、どんどん大きくなってしまう娘のユキちゃんの成長を日本の家族に見てもらいたいと思ったこと。前のブログ(同じくエキサイトです)「フィレンツェ田舎生活便り」を始めた当時、ユキちゃんは2歳だったのに、もう6歳半、小学校1年生です。たまにブログを読み直して、ユキちゃんの1年の成長を振り返ったり、「去年の今頃は畑に何を植えていたかな?」と過去の記事を探したり、前に作ったお料理や瓶詰めのレシピを調べたりと、使っていくうちに色んな活用方法を発見して楽しんでいます。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
chihoさん:イタリア、フィレンツェの郊外の山の中に住むchihoの田舎生活便りです。
フィレンツェの街からたった20キロしか離れていない場所ですが、イノシシやカモシカが出没するような自然が残る山の中に住んでいます。
ブログで取り上げる話題は、私の趣味である自家菜園での野菜作りについて、ユキちゃんの子育て日記、豆夫(笑)アントネッロのお料理レシピ、2007年の春から飼い始めたニワトリの成長記録、ご近所さんや村の人たちとの交流、毎年行くプーリアでの夏休み日記、薪ストーブの活用方法など様々です。
また、私のブログをきっかけに、私が大好きなフィレンツェという街に興味を持っていただけたら良いなあという気持ちで、旅行前に知っておくと街歩きが楽しくなるフィレンツェの歴史話やオススメの場所、旅行情報、周辺の村のイベント情報なども紹介しています。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
chihoさん:いつも皆さんのコメントを楽しく拝見しています。特に、畑での野菜作りに関しては、日本または世界各国で畑をやっていらっしゃる方から沢山のアドバイスを頂き、大変感謝しています。また、読者の方が、私のブログをきっかけにして、畑や手打ちパスタ、トマトの瓶詰め作りなど、自然に根付いたライフスタイルに興味を持ってくださることをとても嬉しく思います。
たまに、「そうそう、こんなことがあったよね」と前に書いた記事を思い出してくださって読者の方がコメントを下さることもあります。それぞれの人生の数年間ですが、お互いに会った事はないのに、同じ思い出を共有できるのもブログのお陰です。
エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
chihoさん:ブログのよさは、イタリアに居ながらにして、日本はもちろんのこと、世界各国の人々とつながっていられること。気軽に書けるのも良さの一つだと思います。日記だったら3日と続かないと思うのですが、これだけの年数、ほぼ毎日書けるのも、手軽に書けるブログならではです。カテゴリーやタグなどを使って分類しやすいというのも、ブログの長所の1つだと思います。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
chihoさん:猪年生まれなので、その通り、思いついたら突進します(笑)。緻密な計画を練る性格ではないので、時には大木にぶつかりますが、結果はどうであり、それなりに楽しむタイプです。家族が一緒だったら、どんな環境でも生きていける自信はあるかな?(笑)。
常に、無理をせず、自然体でいることがモットーです。
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
chihoさん:電話嫌いで、出不精な私なので(←かなり反省)フィレンツェに住んでいるブロガーさんとも、お会いした回数は少ないのですが、これからは同じ子育てをされているブロガーさん同士で会う機会があれば良いなあって思っています。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
chihoさん:最近、地域の共同購入グループに参加し始めました。農家選びから、メールでのオーダー集めまでをメンバー個人が行います。各自1つの農家を担当し、村の公民館に届く農作物を分け合うというもの。
どの食材も有機栽培というのが基本で、できるだけトスカーナ産、しかも地元産の食材を優先して購入します。運送に発生するエネルギー消費と空気汚染をなるべく押さえ、パッケージ包装を避け、環境に優しくそして安全な食品を購入するというのがグループのモットーです。
美味しいチーズやワイン、ハムやお肉、野菜や果物などを直接購入することができて、毎週、色んな食材が届くのをワクワクしながら待っています。私は我が家の近くのオーガニック養豚農家担当(笑)。
レシピを交換したり、有機農法についての話を聞いたり、農場訪問がてらに遠足を企画したり・・・。スーパーで棚に並んでいるものを買うのではなく、こんな買い物方法を試し始めてから何だか自分のライフスタイルが大きく変わってきたような気がします。そして何より、地域の色んな人と知り合う良い機会になって、楽しいんですよ。
エキサイトブログ編集部:夢は?
chihoさん:たくさんありすぎて書ききれないほどですが・・・。
ぜひ、実現させたい夢の1つは、アントネッロと一緒にオーガニックの材料を使った小さなお料理教室を開くこと。アントネッロはお料理担当、私は畑担当。季節の有機素材を使って一緒にお料理をしながら、お客さんにトスカーナでの山暮らしの雰囲気を体験していただけたら良いなあって思っています。
もう一つの夢は、完全とは言わなくても、1年を通じてほぼ自給自足ができるくらいに畑を充実させること。果樹も増やして、羊や蜜蜂も飼ってみたいし、お肉やチーズや蜂蜜、果物や野菜を一年中自給できるようになりたいです。時間はかかるかもしれないけれど、少しずつ理想に近づけて行きたいなあ。目標は、今も元気で南イタリアに暮らすアントネッロのおばあちゃん。元気に一人暮らしをしていて、畑仕事も現役、チーズも自分で作っているんですよ。

エキサイトブログ編集部:田舎暮らしのよさが伝わるエコ&スローライフから、フィレンツェの街情報まで話題が豊富ですが、イタリア暮らしを始めたきっかけや田舎暮らしの楽しさは? また、記事アップの際に心がけていることは…?
chihoさん:イタリア暮らしを始めたきっかけは、実はパリなんです(笑)。学生時代、パリのルーブル美術館のイタリア絵画の展示室で、イタリア人観光客の団体グループに遭遇しました。「お~、ジョットー!」「マンテーニャ~」などと大騒ぎをしながらはしゃぐイタリア人を見てビックリしたというか、この人たちは一体ナンなんだ?と興味を持ったというか(笑)。その後、北イタリアを一人で1ヶ月かけて周り、ますますイタリアとイタリア人に対する興味を持ちました。当時大学で美術史を勉強していたので、すでに文法は習得したイタリア語を更に話せるようになりたいなあと思い、フィレンツェに留学したのがイタリア暮らしの始まりです。この後、日本に一度帰国し、2年間仕事をした後、再度フィレンツェに戻って、今に至ります。
5年前にこの山の家を購入したことをきっかけに、すっかりトスカーナの田舎暮らしにはまっています。
イタリアでの田舎暮らしの良さは、毎日の時間がゆっくりと過ぎていくことかもしれません。一日の終わりに、山に沈む夕日を見ながら。「あ~今日はこんな一日だったね」ってアントネッロとお互いに言い合える、そんな時間を持てる生活のリズムが心地よいです。
畑にカモシカが入りせっかく植えた苗を全て食べてしまったり、冬に水道管が凍って10日間水道から水が出なかったり、家の中が寒くて湯たんぽがないと眠れなかったり。山からの雨水が流れ込んでしまいキッチンが浸水したり、高速回線がないので携帯電話をつなげて遅いネット接続をしたり・・・。山暮らしで大変なことも色々とあるけれど、ともかく家族3人仲良く元気であれば何だって乗り越えられます(笑)。山暮らしは一年を通じて楽しいことも盛りだくさん!だから天秤にかけたら、「やっぱり山暮らしが良いなあ」と思います。

フィレンツェやトスカーナのそれぞれの街の魅力は、歴史上の事柄が街並みに反映されていること。「これは1400年代の~があった時に作られた像で・・・」とか、「この道の名前の由来は~」など、歴史の痕跡がそのまま街に残っているので、街歩きをするだけで楽しいんです。
ブログを書きながら、できるだけ話題がかたよらないように気をつけています。畑に興味がある方、フィレンツェ好きの方、子育てをしている方、レシピを探している方、田舎暮らしを考えている方、フィレンツェの歴史に興味がある方など、いろんな読者の方が読んでくださっているので、できる限り様々な話題を取り上げたいと思っています。
イタリアでの田舎暮らしを、飾らずに自然体で伝えられるようなブログを目指しています。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
chihoさん:晴れた日に、家の前の畑で思いっきりクワを振るう時間、ツルハシを片手に畑の土の中の大きな石と格闘する時間が私にとっては良いリラックスのひとときです。
アントネッロにとっては、毎日、ワイングラスを片手に家族のための晩御飯をゆっくりと作る時間が癒される時間だそうです。
アントネッロと私、ユキちゃんの3人にとっての大切な時間は、週末の朝忙しそうに木に穴を開けるキツツキの音を聞きながら朝ごはんを食べる時、落ち葉を踏みしめながら3人で裏の森をお散歩する時間、キッチン前のお庭で夕暮れや星空を一緒に見る瞬間、その日にあったことを話しながら毎晩一緒に食卓を囲む時、そして私とアントネッロが毎晩交替でユキちゃんが寝る前にベッドで本を読んであげる時間です。
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている記事、また、読者に評判だったポストは?
chihoさん:「ユキちゃんとトマトの収穫」2008.8.30、 「トマトの瓶詰めを作りました」2008.8.3、 「5月の畑~ソラマメの収穫」2008.5.18 、「雨の合間に『畑の会』」2008.11.22
我が家のキッチンの前には、ユキちゃんが1歳の頃に、クワとツルハシを片手に人力で開墾した小さな畑があります。周りにお店が全くない場所に住んでいると、いつも畑に何か食べるものがあるというのがとても便利です。ズッキーニやトマトなどの夏野菜はもちろんのこと、最近では秋冬にも収穫できるキャベツ類や葉もの野菜も作っています。
夏にどっさり採れるトマトは瓶詰めにして、冬場に食べるのも1つの楽しみなんですよ。毎年、世界各国に住んでいるブロガーさんが、ブログを通じで一緒に瓶詰めを作ってくださっていて、毎年恒例の季節のイベントとなりました。
小さな頃から畑の野菜を身近で観察しているユキちゃんは、野菜が種からどうやって育つのか、食卓にのぼるまでどの位時間がかかるのかって、よく知っています。畑で一緒に野菜を作ることで、子供は自然と「食べ物の大切さ」を学ぶのでしょうね。

「我が家に赤ちゃんがやってきました・・・40人(羽?)」2007.5.12
一昨年の5月に我が家にやってきたヒヨコ軍団の成長日記を「ヒヨコ成長記」で書き綴っています。意外と「昔、鶏を飼っていました」というコメントを頂くことが多くて驚いています。日本でも昔は家で鶏を飼っていたんですね。赤ちゃん達は今ではすっかり成長し、毎朝新鮮な卵を産んでくれています。
「密着レポート!パッパ・アル・ポモドーロ」2007.8.27
この記事では、フィレンツェの名物料理トマト風味のパン粥「パッパ・アル・ポモドーロ」の作り方をご紹介しました。お料理好きのアントネッロは毎日晩御飯を作ります。私は皿洗い担当(笑)。南イタリアプーリア州出身の彼が作るお料理は、マンマ譲りのプーリア料理とトスカーナ料理です。この「密着レポート」シリーズでは、アントネッロのお料理やお菓子のレシピを写真入りでご紹介しています。

山暮らし沢山ある楽しいことのうちの1つは、気軽にお散歩に出かけられること。森と草原に囲まれているから、山歩きをするにも車で出かける必要はなく、長靴を履くだけでOKなのです。季節の変化を感じながら森を歩いたり、イノシシやカモシカの足跡を探したり、季節のお花を好きなだけ摘んだりと、週末は良くお散歩に出かけます。
「ドラゴンの涙」2006.7.9
ユキちゃんは毎年夏休みにサマースクールに参加しています。児童心理学を学んでいる学生グループが企画するこのサマースクールで、子供達は「冒険物語」のストーリーに絡めて色々な遊びや探検をします。村の子供達は毎年楽しみにしているんですよ。
「夏の冒険物語」というシリーズで、ユキちゃんの冒険を毎年ご紹介しています。この日は、リダレッロというドラゴンが子供達にお別れをした日。この年の冒険物語は今でも良く覚えていて、ユキちゃんはドラゴンの涙を自分の宝箱に大切に保存しているんですよ。
「今年も『ユキちゃんと海』」2007.7.20
毎年夏休みはアントネッロの実家がある南イタリアのプーリア州に里帰りします。海で従兄弟達と一緒にすごす夏休みはユキちゃんにとって大事なイベントの一つ。プーリアの海がいつまでも美しいままでいてくれて欲しいなあと思います。
「栗尽くし!~マッラーディの栗祭り」2007.10.29
私たちが毎年訪れるマッラーディ村の栗祭りです。毎年10月の毎日曜日に開かれる栗づくしのお祭り。フィレンツェから直接列車で行くことが出来るので、旅行でいらっしゃる方にもオススメですよ。こうして毎年季節のイベントをブログに書いていると、「毎年いつも同じ場所で同じ事をしているなあ」と思いますが(笑)、イタリアってこんな国なんです。何年も毎年同じイベントが同じ場所で行われて、同じもの同じメンバーで美味しく食べるという繰り返しです。変わり映えはないけれど、それもまたイタリアの良さの一つだと思います。
「フィレンツェでビステッカを食べるなら~IL LATINI」2007.12.6
皆さんにフィレンツェで美味しい思い出を沢山作っていただきたいなあと思いながら、少しずつですがフィレンツェのレストラン情報も地図つきでアップしています。
エキサイトブログ編集部:長い休日があったら何をしたい?
chihoさん:長い休日があったら、いつか家族でゆっくりと日本の田舎に滞在したいです。温泉に入ったり、美味しいご飯を食べたり、美味しいお酒を楽しんだり・・・。アントネッロとユキちゃんに「日本の田舎にもこんなに良いところがあるのよっ!」と田舎体験をさせてあげたいなあと思います。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
chihoさん:最近、イタリア政府が蜂に対して有害なネオニコティノイデという農薬の販売と散布を承認したというニュースを聞きました。他のヨーロッパ主要国では散布が禁止されているこの農薬は、主にトウモロコシなどの穀物の栽培に使われています。栽培に対する有効性も疑問視されているのですが、何より、花が咲く時期にこの農薬が散布されたトウモロコシの苗についた露をミツバチが舐めただけで神経が麻痺し、その場で仮死状態になってしまったり、巣に戻れなくなってしまうそうなのです。農薬そのものの怖さだけではなく、散布された植物自体が殺虫剤に変化してしまうという怖い薬なのです。このまま農薬の散布が続けられればあと5年でイタリア産の蜂蜜は取れなくなってしまうという研究者もいます。
ミツバチがいなくなると、蜂蜜が取れなくなるだけではなく、野菜や果樹の自然受粉も出来なくなってしまいます。このことを知り、我が家の近くには農薬を使う畑が殆どないので、私たちも蜂を飼い始めたいなあと思うようになりました。今年か来年あたりに、畑の奥で蜂を飼ってみようと計画中です。
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
chihoさん:いつもブログを見てくださって有難うございます。毎日読んでくださる方のお陰で、ここまで続けることができました。
子育てをしながら、「一人じゃないんだなあ」って思えるのもブログを読んでくださる皆さん、そしてコメントを書いてくださる方々のお陰です。いつも皆さんから沢山の元気を頂いています。
コメントのお返事が遅くなってしまうこともしばしば・・・。でも、皆さんのコメントはいつも真っ先に楽しく拝見しています。山の家ではネット環境が余り良くないために、私が皆さんのブログへコメントをする機会は少なくて大変失礼していますが、これからもどうぞ宜しくお願いします。今後も末永く、私たち3人の田舎暮らしを見守ってください。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【chihoさんが好きなブログ、気になるブログ】
いつもコメントを下さったり、リンクをさせて頂いている方の素敵なブログが沢山あり、選ぶのはなかなか大変なのですが、敢えてイタリア、フィレンツェ、子育てつながりということで・・・・
「シチリア時間ブログ」
シチリアのトラーパニという港町に住むReiちゃんのブログです。確か、お互い同時くらいのタイミングでブログを始め、私がエキサイトブログを選んだのも、彼女のブログのデザインを気に入ったのがきっかけです。春のシチリアを訪れた際には、Reiちゃんのお料理教室にも参加させてもらい楽しい思い出作りができました。たまにしか会えないけれど、毎日会っている様な気分になるのは、お互いにブログをやっているからなんでしょうね。
「Piccoli Passiイタリア子育て+α日記」
実は、私のフィレンツェ留学時代のクラスメイトだったpolidoroさん。ブログを通じて再会しました。可愛いアリリンちゃんの写真が素敵なブログです。私も最近、一眼レフを使い始めたのですが、彼女のように自然に子供の表情を捉えた写真が撮れたらよいなあと、いつも思っています。
「コック家の生活in フィレンツェ」
ブログを通じて知り合ったshinomaiさんですが、実は共通の友人が居ることを発見しました。和食の材料がなかなか揃わないフィレンツェでも上手にアレンジした美味しそうな和食のレシピをいつもアップしてくれています。イタリアンのレシピもあり、写真も素敵なブログです。いつかお会いしてみたいブロガーさんです。
「イタリア家庭生活」
山の我が家に遊びに来てくれたmiyamaeaさん。出産前からブログを書かれているので、生後直後からのレオ君の成長をずーっと見守らせていただいています。
chihoさんのライフログはこちらをクリック!
「いっちゃんの美味しい食卓~おしゃれな簡単料理」のいっちゃん登場! 2009年 03月 04日

そんな、うれしくなるような料理に、「私も作ってみたい!」「料理もテーブルコーディネートも素敵でうっとり眺めています」という読者ファンが大多数。
2月にはオリジナルのレシピ本も出版され、話題を呼んでいます。
今週は、そんな憧れの美味しい暮らしをイギリスから発信。いっちゃんの名で多くのファンに愛され、明るくて親しみやすいお人柄も人気の、「いっちゃんの美味しい食卓~おしゃれな簡単料理」のいっちゃんこと、エリオットゆかりさんに登場していただきました。
(左写真 撮影/奥田達俊)
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
いっちゃん:日本にいるお友達への近況報告のつもりで始めました。その頃はイギリスでの出来事が中心でしたね。慣れない海外でやっと自分のやりたいことが少しずつ見え始めて心に余裕ができたころブログという存在を知りました。
最初は同じイギリス在住の方のブログを読んでは共感したり、コメントを残したらお返事いただけるのがすごくうれしくって。自分でもやってみようかな?なんて気になってきたんです。(笑)
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
いっちゃん:最初は「イギリス便り」なんていうタイトルで始めたんです。でもなんかしっくりこない。私の好きなこと??作ることと食べること!!(笑)
そして学生時代からのニックネームをつけたら連絡の途絶えたお友達が偶然見つけてくれるかもなんて思いもありました。
その二つを合わせていっちゃんのおいしい食卓という名前になりました。あとから付いた~おしゃれな簡単料理~のサブタイトルは出版社の方にどういうブログなのか見えにくいとアドバイスをいただいて付け足しました。
海外で生活していると本当に和食が日本にいたとき以上に恋しくなるものなのです(笑)。今の時代、海外在住の日本人の方ってたくさんいますよね。だからどこにいても身近な素材を使っておいしい和食やアジアン料理そしてもちろんおいしい洋食もご紹介できたらうれしいと思っています。もちろん日本の方にもこちらにいるからこそ思いつくようなお料理も楽しんでいただければと思っています。

せっかく心をこめて作ったお料理。お味だって最高においしくできた!さて盛り付けは??そしてテーブルは??
盛り付けもやっぱり彩を考えただけでも何十倍もおいしく見えるし、テーブルセッティングだって一枚のテーブルクロスとランチョンマット、そしてキャンドルやお庭に咲いている野の花だっていいのです。本当に5分足らずでいつもより楽しく華やかな食卓ができちゃいます。
このセッティングを見てお料理だってもっともっと美味しくなりたい~って頑張ってくれちゃうような気がします。お互いの相乗効果かな。(笑)
そしてブログの原点でもある素敵なイギリスも皆さんにお届けしていきたいと思っています。
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は? ブログのよさは?
いっちゃん:新しい発見!!これは世界がものすご~~く近く感じることですね。
そう!まるでドラえもんのどこでもドアみたい。
PC開けてスイッチオン☆そうすると世界中へ飛んでいけるでしょ?!
こちらに来たばかりでホームシックだった自分を振り返ると、どうしてもっとブログの存在を早く知らなかったのって後悔してます。(笑)
得たもの!それはお友達でしょうね☆
毎日たくさんの方から頂くコメントを読んでは幸せな気持ちになります。
一年生になったら友達100人できるかな♪っていう歌がありますよね。
子供のころあの歌を歌いながら100人なんて友達できるのかな~~なんて考えていたのを思い出します。(笑)
で、、今それを実証☆ 友達100人以上できました。
国境を越えてこうしてたくさんの輪が広がっていくって素晴らしいな~って思います。
この前も自宅で出版記念パーティーをしたのですが60人近くのお友達を呼びました。半分以上はイギリス在住のブロガーさんたち。
遠くから何時間もかけてきてくださり、ロンドンのホテルに宿泊してくださってまで駆けつけてくださいました。
こうして出会えたのも縁! ブログに感謝です。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
いっちゃん:ポジティブ!
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
いっちゃん:ブログで仲良くなるとすぐに会ってみたいな~~って思っちゃう私です。(笑)
だから交流させていただいている方皆さんに会いたいです!
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
いっちゃん:お料理とブログ!(笑)
はまっているという言葉がぴったりかも。
だからそれに関連して写真にも興味いっぱいです!
エキサイトブログ編集部:夢は?
いっちゃん:運命的にイギリスという国に移住することになった私。
よくテレビ番組や雑誌で誤った和食の作り方などを紹介されているのを見ると、ええ~~!!そうじゃないってば~~ってテレビや雑誌に向かって大きな声で抗議。(笑)
たとえば乾麺の蕎麦やうどんをスープの中にそのまま入れてたり、正しい和食を紹介したいし、和食といえば天ぷらや寿司と思っているイギリスで日本の家庭料理なんかも紹介できたらいいな、って思います。
そして自分の立ち上げたケータリングのビジネスも今は家の近所がメインですがもっと広範囲にわたってお料理を提供できるように拡大していきたいと思っています。

エキサイトブログ編集部:とても美味しそうで、盛り付けもおしゃれなオリジナル料理&レシピの数々ですが、料理を作る楽しみやレシピを考える楽しみは? また、自分らしいレシピ作りや記事アップの際に心がけていることは?
いっちゃん:ありがとうございます。
母がお料理の先生でした。だからお料理の本もいっぱいあったし、お料理に触れる機会はかなりありました。
母が病気がちだったために小さいころから代わりにキッチンに立ってお料理することは私の中ではかなり自然なことでした。
母が亡くなってからは私がお料理担当! 自分が試食して、もしかして失敗?って思うお料理も父がおいしいと言ってくれたことが今の私のお料理好きにつながっています。(笑)
そんな父に美味しいものを食べさせてあげたいな~って日々自分なりに努力してました。
美味しいという言葉は魔法の言葉!
この言葉を聞くために今でも日々ちょっとした工夫をしながらお料理を考えています。
主人と知り合い国際結婚。主人も和食は好きですがやっぱり洋食も好き。だから日常のお食事は和食と洋食が半々ですね。
イギリスで手に入る食材が限られているので日本では考えないような不思議な?レシピができちゃったりします。(笑) それが日本在住の方には新鮮に映るのではないでしょうか。
レシピはランチタイムにいろいろ試作します。主人が在宅なのでお昼も毎日きちんと作ります。
昔は毎日なので面倒~~なんて思ってしまうときもあったのですが(苦笑)、そうだ!いいご意見番が家にいるのならランチタイムに研究しちゃおう!って気持ちを切り替えたらこのランチ作りがとっても楽しくなりました。
写真を撮るためにお昼からレストランのようにセッティング。どうせなら盛り付けにもこだわりたい。
キッチンには盛りつけの仕上げのアクセントになるように何種類かのハーブを家で育てています。
レモン、ライム、プチトマト、ハーブ類は盛り付けの大事な脇役!
ちょっとしたことですがお料理をグ~ンとランクアップさせてくれます。
写真は全くの素人の私。だから試行錯誤しながらですが楽しんでます。
写真を撮るときのポイントは、食べ物に話しかける。(笑)
「う~ん!!美味しそうよ。」「照りがすごくいい感じ~~」なんて独り言。
自分も盛り上がってくるし、お料理もそれにこたえてくれる気がします。
そして、とにかく何枚も撮る!(笑) その中できっときっといい写真が数枚あるはずです。

エキサイトブログ編集部:2月に『エリオットゆかりのシンプルなごちそう』というレシピ本を出版されましたが、本のほうはどんな点にこだわって作られたのですか?
いっちゃん:ブログを初めて、クリスマスシーズンに1週間連続でパーティー料理を紹介した時がありました。
その時に自分が思っていた以上に皆さんの反響が大きくてびっくり。
それ以来レシピブログとしてお料理を紹介していくようになりました。
毎日カラーコピーしています!なんて嬉しいコメントを何人もの方にいただきました。
カラーコピーって案外高いし…これはなんとかブログを形にできないかな。なんて思い始めた頃に宝島社さんと縁があり、こうして出版することになりました。
ブログからのレシピ本はかなりたくさんの方が出版されていたので、担当者さんが「ブログ名ではなく本名で行きましょう!」って言ってくださった時は正直びっくり。(笑)
実用的ではあるけれど、おしゃれで可愛く☆ちょっとゴージャスに!なんて欲張りなお願いをスタッフの皆さんが快く聞き入れてくださって仕上がった本。
実用的な面はレシピの数が148。これだけあれば毎日のお料理を冷蔵庫の中身と相談しながら活用していただけるかな。(笑)
見やすく、お肉(鶏肉、牛肉、豚肉)魚、野菜、パスタ、御飯、おつまみという風に別れています。
ブログからのレシピもたくさんあります。そして新作レシピも加わって盛りだくさんです。
そして中のコラムにはロンドンのちょっとした情報や、インテリア、テーブルセッティング、イギリス料理などもご紹介しています。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
いっちゃん:家族との時間は大切ですね。
普段はPCに向かっている時間が長いので、子供が学校から帰ってきてから寝るまでと、週末は家族優先にしています。
犬を飼っているのですがお散歩は午前中は主人が、午後は私が担当。一緒に自然の中を30分ほど歩くのが日課ですがこの時間は自然の中で無になれる私にとって大切な時間です。
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている料理や記事また、読者に評判だった記事や料理は?
いっちゃん: 2008-05-23 「世界一美味しいセロリのにんにくソース和え」
本当にたくさんの方が作ってくださった副菜です。一度食べたら病みつきになってしまいます。いつも脇役のセロリが美味しいと脚光を浴びているレシピです。
2007-12-22 「簡単すぎてごめんなさい♪タラのレモンムニエル」
バターのこってりとレモンのさっぱりがたまらなくおいしいお魚レシピ!手順も簡単!マンネリ化しがちなお魚料理。ぜひこのレシピお試しいただきたいな~♪
2008-05-29 「煮っ放し!柔らかチキンのバジルトマト煮込み」
私の代表作と言っても過言じゃないぐらいたくさんの方に愛されているレシピ。
最初にチキンに焼き色つけて、あとは材料を全部入れて煮込むだけ♪水を一切加えないでトマトの水分で煮込みます。

イギリスでクリスマスは1年の中で一番大切な行事。だから毎年心をこめてお料理とセッティングしながら楽しんでいます。
お料理も去年はローストチキンをご紹介しましたが今年はほかのクリスマス定番のケーキや前菜なども紹介していきたいと思っています。(って気が早い?!笑)
2008-06-01 「仲直りの洋ナシフラン」
お料理は大好きなのですがデザートやお菓子が苦手。
そんな私でも簡単に失敗なくできちゃうこのレシピ。
洋ナシのやさしい甘さが程良いお菓子です。
2009-02-07 「出版の日に。。。。」
私にとっての大切な日の記事です。
コメントも200を超える数をいただいて本当に本当に幸せを感じました。
2007-10-22 「クィーンのロジャーテイラーの散歩コース」
有名なイギリスのバンド、クイーンのロジャーテイラーさんの邸宅を見ながらのお散歩コース。
ピンクの豪邸がひときわ目立ってます。(笑)
エキサイトブログ編集部:長い休日があったら何をしたい?
いっちゃん:日本に長期滞在したいです。
いつも1週間~2週間。あわただしく過ぎて行きます、
国内旅行したり、お友達と心ゆくまでゆっくり話したいです。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
いっちゃん:不景気のこと。自分でケータリングのビジネスをしているのでかなり影響を受けています。やっぱり不景気の時はこうした娯楽費がまず削られますから。
そうはいっても根強いお客様がリピートしてくださっているのでそれなりに忙しくしています。(笑)
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
いっちゃん:いつも来てくださってありがとうございます。
海外に住んでいる私にとってブログを通じての楽しい交流は本当に大切なひと時です。
これからも身近な食材でシンプルなごちそうをご紹介していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします♪
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【いっちゃんが好きなブログ、気になるブログ】
「vege dining 野菜のごはん」
大親友いずみちゃんのブログです。
野菜だけなのにあんなに美味しそうなお料理を考えちゃうなんてすごいな~~っていつも更新を楽しみにしています。
「アンのように生きる」
なかなか本を読む時間がないのですが、ブログ小説なら1章ずつが短いので楽しく読めちゃいます。今、2作目を書かれていますが1作目のインドでのお話も心に残る素敵な作品でした。
「ありがとうを紡ぎながら」
いつも優しい空気が漂っている素敵なブログです。
ここへ伺うと自然に笑顔になってます。
「Jasper's Journal」
私の飼っているスター(犬です。)と同じ種類のかわいいジャスパー君のサイト。
子犬フィービーちゃんも仲間入り☆とにかくかわいい~~♪
「城田優 BLOG」
息子にあんな風にかっこよくなってもらいたいって、願いを込めていつものぞかせていただいてます。(笑)
交流させていただいているブロガーさんのブログを本当に全部ご紹介したいぐらいです。みなさんそれぞれの個性を生かしてらして、遊びに行かせて頂くのがとっても楽しみです。
【いっちゃんのライフログ】
この撮影が家の近くで行われました。ミーハーな私もちろん追っかけ状態!!撮影を見守りました。
最後はハッピーエンドなのもいいな~。
出版の準備で忙しい時によく聞きながら元気をもらっていたアルバムです。
うちの子供までも口ずさめるほどリピートしてました(笑)
ドラマを見てから読みました。
知らない間にもうぐいぐい引き込まれ、、ホリデー中に一気に読んでしまいました。
東野さんの作品はお友達がくださるので、ほぼ読んでます。
そのたびに寝不足。(笑)
【いっちゃんのオリジナルレシピ本】
いっちゃんの「いっちゃんの美味しい食卓~おしゃれな簡単料理」を読んでみましょう。