「筆文字・今日の一文字<描き屋工山>」のquzanさん登場! 2008年 07月 16日

今週は、そんな味のある筆文字をライフワークとして描き続け、その日の出来事とともに紹介する「筆文字・今日の一文字<描き屋工山>」のquzanさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
quzanさん:HPを立ち上げた2000年3月7日から「今日の一文字」をHPにてスタートしました。当初は毎日ページを書き直して更新していたので、前の日記が残らなくて、なんか残念な感じがしていたのですが…。
「ブログにしたら?」というアドバイスをHPをご覧頂いている方から頂いて、2006年の4月11日からエキサイトさんのブログをはじめたわけです。
筆文字を描くことを生業にしているので、ブログでいろいろなことを書いくことにより、どんな人が描いているのかちょっとでも知っていただこうとはじめました。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
quzanさん:拙い文章とその日、思いついた筆文字をひたすらコツコツUPしたブログです。
筆文字を描くこともスポーツのようなもので、常に描くことも大切なことなんです。
どんな状態の時でも描いていると、面白い線が出てきたり、新しい発見もあったりします。
その日、思いついた「一文字」を描き、その日思いついたことを書いています。
文章を思いついたあとにインパクトのある文字を思いついた時など、文字と文章連動している時もそうでない時もあります。
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
ブログのよさは?
quzanさん:東京、日本に留まらず、いろいろなお国の方との交流ができること。
自分の作品や考え方を紹介できること。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
quzanさん:不器用。
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
quzanさん:ブログ、あまり拝見にいくことがなく…見不精…なので、今回のことをきっかけにいろいろお邪魔したいと思います。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
quzanさん:筆文字はもとより、茶道、茶杓削り。
茶道はご縁を頂いてお稽古させて頂いています。裏千家です。心が平らになる大切な時間です。
茶杓削りは質問を頂いてあらためて考えましたが、筆文字に似ているからはまっているのかもしれません。
一瞬に削り出す1本の線、やり直しがきかないこと、竹と紙の違い、足す、引くの違いはあれど…そう、筆文字のような気がしました。
今は100本目指して削っています。100本削れば何か見えてくるかなと…。
エキサイトブログ編集部:夢は?
quzanさん:ブログを通じてもっといろいろな方と交流すること。映画、ドラマの筆文字タイトルを描きたい。

quzanさん:兄弟が多くてなかなか習い事のできなかった母が、どこからか見つけて習字の教室に連れていってくれてから、来年で40年になります。他にも習い事しましたが、何故か書道だけはずっと続いています。
きっと大好きなんだと思います。
筆文字の中の表情、お店や商品のお顔を作る仕事をしていますので、表情の豊かさの訓練の為にも「今日の一文字」は続けていきたいと思います。
こだわり、自分らしさを探す為に毎日描いているのかもしれません。ぱっと頭に浮かんだり、なかなか出なくて絞り出したり...元気な時も、そうでない時もその時なりの自分の筆文字を描いています。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
quzanさん:筆文字を描く前(筆を紙におろす前)のちょっとした時間。お茶のお稽古をしている時間。気心の知れた友人と共にする時間。ラベルを描かせて頂いた美味しいお酒を頂く時。

quzanさん:はじめてコメントを頂いた日記はブログになる前のものでした。
母が父とのんびり釣りにいきたいと予々言っていて、ちゃんと返事もしなかった父ですが、亡くなってから母が車庫を掃除したら真新し釣り道具一式が出てきて...その話を母から電話で聞いて二人で大泣きしたという話。
一文字は「愛」でした。
「愛」の文字、2007/1/23に回想して取り上げています。当初の「愛」の文字は
HP今週の一文字バックナンバーにあります。
気に入っているブログは、2006年4月11日「初日!!」
エキサイトさんのブログに移行した初日のブログが大切なブログのひとつです。
あと、お茶の大先生が亡くなられた時のブログは流石に白(白紙)でした。
エキサイトブログ編集部:今一番したいことは?
quzanさん:映画、ドラマの筆文字タイトルを描きたい。休日、細かな事をあれやこれやと考えない性格がほしい。

quzanさん:教員採用試験の賄賂...自分も教員でした。貧乏だったので...おそらく実力?(笑)
現金じゃなくて商品券っていうのも姑息な気がしました。(笑)
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
quzanさん:一言コメントを。また、フリー素材として使って頂けたら嬉しいです。
月二本、非営利目的のサイト(ブログ)さんに、筆文字タイトル描きを無料でサービスしています。 日本の方、ホンデュラスの方のタイトル等描かせて頂きました。
一文字散策して頂いて気に入った書風がみつかったらお声かけてくださいね。ブログのお顔を描かせて頂きます。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【quzanさんが好きなブログ、気になるブログ】
ごめんなさい...他をあまり覗いていないので、挙げられず…。
でも、エキサイトさんのブログのお陰でホンデュラスの方のタイトル等描かせて頂きました。
そのご縁でブログも時々見せていただいてますが、写真、素晴らしいです。近々、新宿のギャラリーにも出品されます。
【quzanさんのライフログ】
映画も見てないし...バベットの晩餐会、サンドイッチの年、チャンス...好きな映画です。どれも台詞がとっても好きです。古過ぎですね。汗

/ ポニーキャニオン
パリ革命の時の三ツ星女性シェフが主人公のお話。
出て来る料理もさることながら、素敵な言葉がちりばめられいます。
サンドウィッチの年
タイトルの意味が映画の後半に出てきます。深い映画です。

ピーター・セラーズ / / ワーナー・ホーム・ビデオ
ピーター・セラーズの遺作。ストーリーの中にちりばめられた隠喩の面白さは圧巻。
どれも見終わると、深いため息と思い出し笑いと涙が...
そう、涙もろいです。笑
quzanさんの「筆文字・今日の一文字<描き屋工山>」を読んでみましょう。