「スケッチ感察ノート」のhitakijoさん登場! 2007年 03月 27日
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
hitakijoさん:こちらこそ、大変お世話になっております。
昨年の誕生日のプレゼントは私にとって、とてつもなく凄いものでした。それはなんと「Mac Book」だったのです。「パソコンが欲しい」とはひと言も言ったことなどないのです。たまに、初めて行くところへの「路線の検索」で子供のパソコンを借りてはいました。動いているものを借りていましたから、ほかの操作などはぜんぜんできません。
まさか、プレゼントがパソコンとは、さて、どうしよう。ほとんど飾ってあるような状態になっては、もったいない。あー、もったいない。あー、どうしよう。どうしよう。
というわけで、ブログを始めました。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
hitakijoさん:私のブログは自然画とフィールドスケッチで実写の画像はほとんどない地味なブログです。しかし、毎日更新しています。自然の楽しさ、面白さ、そして大切さを絵で伝えたいと思っています。
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は? ブログのよさは?
hitakijoさん:みなさんそれぞれ一生懸命に生きておられるのが感じられること。
また、行ったことのない場所やそこに生きる「生き物たち」がいながらにして見られることですね。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
hitakijoさん:変な人。
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
hitakijoさん:コメントしてくださる方全員。といっても現実には無理だと思います。しかし、コメントを読むことで、とても生活にハリが出たことは感謝しています。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
hitakijoさん:絵を描くことですね。これ以外考えられません。
エキサイトブログ編集部:夢は?
hitakijoさん:実現しないと思いますが、自然画やフィールドスケッチの常設展示場所があったらな・・・と思っています。
エキサイトブログ編集部:フィールドスケッチはいつから描いてらっしゃるのですか?描くきっかけになったエピソードがあれば…。
hitakijoさん:1964年の冬、西丹沢(現在は丹沢湖に沈んでいる)での1羽の鳥との出会いから描いています。風景のスケッチに行ったとき、小さな沢の前でお昼を食べていると、沢に突き出た木の枝に1羽の小鳥が止まりました。翼の白斑が肉眼でわかる近さ、たぶん2mぐらいだったと思います。見ていると尾を振るわせ、私に向かって頭をピョコリとお辞儀をしました(後で習性とわかりましたが)。なんて人なつっこい鳥だろう、飼い鳥が逃げ出したのだろう(数十m先に農家があったので)とその時は思いました。
その後、住んでいた近くの小さな本屋で鳥の本を探しましたが、ありません。店番のおじいさんに「鳥の本はないか」とたずねると、奥からホコリをかぶった鳥の図鑑を持ってきてくれました。ページをめくると、あの時出会った鳥があり、シベリアから渡ってくる「ジョビタキ」とわかりました。飼い鳥ではなく、野鳥だったのです。
この時、東京近郊にもたくさんの鳥がいることがわかり、鳥を描くようになったのです。もし、あの時、ジョウビタキに出会わなかったら、自然画は描いてなかったでしょう。それだけ私にとって、ジョウビタキは特別な鳥なのです。ブログのH.N.もjobitakiにしたかったのですが、すでに使われていたので「hitakijo」(ヒタキジョー)にしました。反対から読むとジョウビタキ。私のブログはこのジョウビタキにささげるブログでもあります。
エキサイトブログ編集部:スケッチを描く楽しみや魅力は? また、生活の中で大切にしていることや癒される時間、記事アップの際に心がけていることなどがあれば…
hitakijoさん:スケッチは写真と違い、相手と接している時間が長いので、よりいろいろなことがわかって面白いです。スケッチブックの余白の文字が書けるのもよい点だと思います。
写真のようにあとで整理する必要もありませんから、いいですよ。
生活の中では、スケッチをすること、家族そろって食事をすること。この時間がやはり一番癒されます。
記事アップの際には、生き物の名前は絶対間違わないようにしています。間違って覚えられては失礼になりますから。
ほかのブログに結構あるので、とても気をつけています。
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中で特にご自身が気に入っている作品、また、読者に評判だったポストは?
hitakijoさん:すべての作品が気に入っています。どれも生き物との出会いの結果ですから・・・。
どれが評判だったかよくわかりませんが、コメントのほめ言葉が多かったのは下の作品。
2006年11月24日「自然画作品22・23・24」
自然画22は、護岸の割れ目で逞しく生えるヒメガマとシベリアから渡ってくるツグミで自然の素晴らしさを、23は水元公園の秋の水面(みなも)を、飛ぶカワセミとともに表現しました。24は80年代良く通った上平井干潟の素晴らしさを黄金の水面と飛ぶ鳥で表現・・・。
2007年1月2日「自然画作品27・28」
27は地元旧安田庭園で越冬した逞しさと可愛さを・・・、28は82年2月の中軽井沢で見た情景を描きました。
2007年1月17日「自然画作品29・30」
また、29は83年2月の中軽井沢で見た情景を・・・、30はその翌朝の晴れた喜びを表現しました。
それぞれ、季節にあった可愛い鳥で色彩が鮮やかな点がみなさんに喜んでいただけたのだと思います。
エキサイトブログ編集部:長い休日があったら何をしたい?
hitakijoさん:まだ行ったことのない北海道でフィールドスケッチを存分に描きたいです。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
hitakijoさん:地球温暖化。世界中が関心をしめして考えないと、大変なことになるのでは・・・と思います。
私自身、草花の開花期が10年前とは随分違うと感じます。タンポポやハルノノゲシなどは真冬でもさいています。すべて温暖化のせいかどうかはわかりませんが・・・。
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
hitakijoさん:地味なブログながら大勢の方が見てくださって、とても感謝しています。「ありがとうございます」と申し上げたいです。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【hitakijoさんが好きなブログ、気になるブログ】
上記3人の方は面識があるブログ開設以前からのお知り合いです。3人とも鳥の絵を描いている方で、3人の絵を見ることで私自身はとても刺激を受けている、とても素晴らしい絵が見られるブログです。3人の方がエキサイトだったので、私もエキサイトブログに決めました。
「氏原巨雄の雑記鳥」
氏原さんのスケッチはすべて野外で見た情景をその場で描かれているので、臨場感と自然の素晴らしさが見る人の胸を打ちます。カモ、シギ・チドリ、カモメの識別の第一人者でもある、鳥類画家さんです。
「日々のスケッチ」
この方は自然の厳しさを身を持って経験するため、2年ほど北海道で生活し、自然の素晴らしさを女性らしい瑞々しさで表現されています。新進気鋭の女流鳥類画家さんです。
「MU's Diary」
この方はまだ若いのですが、小学生の時から鳥を観察しその後鳥類画家になられました。
自然への接し方が謙虚で、その作品は優しさに溢れています。
「山歩風景」
毎日コメントを下さる方で、こちらも毎日訪れています。とても行動力のある方のようで、山歩きや旅行の写真がとても素晴らしいです。
「野鳥道傳説」
画像も素晴らしいですが、コメントのレスがとてもていねいで、自然の接し方がとても素晴らしいと感じられるブログです。
【hitakijoさんのライフログ】
小さな人生論―「致知」の言葉
藤尾 秀昭 / / 致知出版社
人はどう生きるべきか?の指針になる本で、
先達の言葉には感動を覚えました。
hitakijoさんの「スケッチ感察ノート」を読んでみましょう。