「野良にゃん写真集」のkochiさん登場! 2007年 02月 06日
エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
kochiさん:野良猫のかわいいという写真ではなく、かわいいの裏の実態を少しでも多くの人に見てもらいたくて、ブログだと気軽に目にしてもらえるかと思い、始めました。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
kochiさん: 街角の野良猫の生活をきりぬいて、それに思いつくままの言葉を添えています。
外に住む「家なき猫」「野良猫」と呼ばれる猫たちの実態を、ただ「かわいい」や「自由」だと終わらせず、かつ悲惨なものだけを主張せず、「命の大切さ」を表現しているつもりです。
おだやかに生きているように捉えられがちな「野良猫」には、苦悩もあり、それは決して猫たちだけの世界ではないことを認識してもらえると思っています。
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?ブログのよさは?
kochiさん:広く、広く、伝えたいことを配信できることに感謝。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
kochiさん:命の大好きな妄想おやじ
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
kochiさん:「わたしの時間」のブログの写真やさしくて大好きです。「写真」みているとあぁ「写心」だなぁって思います。こんな写真をさらっと撮れるブロガーさんにあってみたいですね・・・・ドキドキですが。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
kochiさん:猫や犬にまみれて眠ること・・・・かな?
エキサイトブログ編集部:夢は?
kochiさん:世の中の野良猫や野良犬など、無下にされて踏みつけられる命がなくなること。もちろん人間もふくめて。
エキサイトブログ編集部:野良猫たちのいろんな表情をとてもよくとらえていますが、撮影するにあたって、心がけていることやこだわりは? また、詩を書く際に大切にしていることは?
kochiさん:撮影はあまり意識していないです。
近づいていいよという猫にはぴったりと、これ以上だめという猫にはその距離で・・・
猫に遊んでもらうときにパシャッとシャッター切っている、そんな感じです。
詩は、実は文章に句読点入れることが得意ではなくて詩みたいになっています。
メッセージは写真撮っているときにひらめいているのがほとんどです。
もしかして猫たちからのテレパシーなのかもと真剣に思っています。笑
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中で気に入っている作品、また、読者に評判だったポストは?
kochiさん:気に入っている写真とコメントは「2007年01月27日 疑問」
なんともいえずたたずむ表情がいろんなことを語っているようですきです。
「2007年01月10日 猫の手」も気にいっています。
可愛いしぐさに切なさが表現できたのでは…と自画自賛です。
「2007年01月09日 待ちぼうけ」は評判がよかったです。
きっと猫の生い立ちに共鳴してくださったのでしょう。
「2007年01月05日 無常」はストレートに苦しむ猫の姿です。
でもそこに生きるという力強さをかんじとって反応してくれたのでしょう。
これには、高校生と名乗る子から直接メールをもらいました。
「死にたいという気持ちが今日限りで失せました」と。
エキサイトブログ編集部:ブログの写真が一冊の本になったようですが、簡単に本のご紹介を。ブログとは違った雰囲気を出されているのですか?
kochiさん:今回出版の「のらねこ。」は、ブログの雰囲気とは違って、よりなにげな描写の中に思いを込めて言葉を添えました。少しでもいつも見る「家なき猫」たちが、実はこんなに苦悩し、強く生きているのだということを身近に感じていただけると思います。
エキサイトブログ編集部:最近、感動したことは?
kochiさん:大の猫嫌いと声たからかに宣言していた初老の男性が、次第に猫にやさしくなりながらも、一生懸命猫嫌いを自負している。彼の心の葛藤に感激です。ぼくの支えでもあるかも。
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
kochiさん:徳島の「がけっぷち犬」の話題。
救出されるときの話よりも、その後里親を決める抽選のときの話題のほうが気になりました。だって、抽選会場には報道陣も含めて400人余りの人が集まり、他県からも参加した抽選者が11人いるにもかかわらず、また、「がけっぷち犬」以外にも25匹の犬たちが里親探しに参加していたにもかかわらず、あの「がけっぷち犬」にそっくりな「姉妹犬」すら里親の申し出がひとつもなかったこと…。
愛護センターにいる犬や猫たちはすべて明日のない「がけっぷち犬」なのに…哀しかったです。
エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
kochiさん:訪れてくれる人たちから優しさをたくさんいただいています。
時にはぼくの恋人のようであったり・・笑 パートナーのようだったり、よき友人であったりと。本当にパワーをいただいていて、いつもいつも感謝です。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【kochiさんが好きなブログ、気になるブログ】
「ブログヨコハマ」
ここの管理人さんが撮る風景や情景にはなんともいえない光と影があり
いつもいつも見入ってしまう。
この風景に身をおきたいと思ってしまうのです。
「猫の集会場」
タイトルの通り「ねこ・猫・ネコ」優しさがいっぱいでいつもほっとするんです。
カサカサ心に潤いを与えてもらえます。
「河原猫の日記」
ここの管理人さん河原の家なき猫に優しさをふりまいてくれています。
でもきっと大変なことがたくさんあるのに、悲壮感を表面に出さず
さらっと・・・・・ここにくるとがんばらなくちゃって思うんです。
「犬猫中毒」
東京都あきる野市のムツゴロウ動物王国の動物たちの画像がいっぱいです。
ここの管理人さんのフィルターがかかると、
ムツゴロウ動物王国の様子がまた一味やさしくて、とっても幸せになるんです。
「添乗員のひとりごと」
海外添乗員さんとお家を守る留守番さんの日常と海外情報のブログ。生きている生々しい情報。
元ボートピープルとしてはついついのぞいてしまうブログです。
【kochiさんのライフログ】
ムーラン・ルージュ
ニコール・キッドマン / / 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
イギリスの上流階級出身の作家志望・クリスチャンと、「ムーランルージュ」で女優をめざすサティーンが恋に落ちてしまう悲哀の物語。やがて彼女は病に倒れるストーリー。
おとぎばなしのようなメルヘンな世界にくりひろげられる、妖艶な世界でのかなわぬ悲恋。
なぜか涙腺を刺激していつも号泣してしまいます。
Smilin’
noon / / ビクターエンタテインメント
彼女の音楽は全般的に好き。
さわやかな空気が流れるので聞いてしまうのですが
素敵な声に恋しています。
メンフィス・ベル
マシュー・モディン / / ワーナー・ホーム・ビデオ
1943年、イギリスの米軍基地。ナチス・ドイツを叩くため危険な白昼攻撃を繰り返す空の要塞Bー17の中で無償の強運を持つのがメンフィス・ベル。
最後のフライトでの窮地、仲間が助け合って無事に帰還するというストーリー。うわぁと、ドキドキしているうちに終わる・・・そのときのホッとする感覚が好きでくせになります。
太陽の帝国
クリスチャン・ベール / / ワーナー・ホーム・ビデオ
空を飛ぶことに憧れるイギリスの少年が、上海の収容所で体験した戦争物語。
アメリカの航空機が爆撃に来たとき、声援を送る子供に敬礼するシーンと子供と日本兵のパイロットの敬礼シーンが大好き。
純粋な子供の空を飛ぶ夢、敵味方なく共通の仲間意識が戦争というなかで無残に壊されていく・・・・むなしさとはがゆさが忘れられず、何度も見てしまいます。
kochiさんの「野良にゃん写真集」を読んでみましょう。