「羊毛フェルトでプチ・ボヌール」のricoさん登場! 2015年 01月 28日
羊毛というあたたかい素材感はもちろんのこと、見ている人も笑顔にしてくれる、にっこり顔&ほんわかしたムードのオリジナル作品は心もほっこり! あたたかなぬくもりを運んでくれます。
とくに今年の干支は「ひつじ年」というだけに、羊毛で作ったひつじのウェルカムドールは注目されそうですね!
ただいま2月の手作りイベントに向けて、「ひつじ」の作品もたくさん準備しているそうなので、楽しみです。
今回は、そんな心あたたまる作品作りを楽しむ、「羊毛フェルトでプチ・ボヌール」のricoさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部:いつもエキサイトブログをご利用いただき、ありがとうございます。ブログを始めたきっかけは?
ricoさん:写真をうまく撮れるようになりたいな、と思ったのがきっかけです。
自分の中のストーリーでは、ブログを開設して写真を掲載するとなると、きっとたくさん写真を撮影することになって自然に腕が上がるかな~なんて、軽い気持ちのまま2007年ごろ始めました(笑)。
そんなわけで、最初は日常を切り取る写真を掲載していこうかな、と思っていたのですが、羊毛フェルトを始めてからは、羊毛フェルトのほうが楽しくなってきてしまって。タイトルもいつのまにか「羊毛フェルトでプチ・ボヌール」にしてしまいました。
当時を振り返ってみると、ちょうどそのころ韓国語を習っていて、勉強のために韓国語でも文章を入力していたのですが、だんだん難しくなっていきづまってやめました(笑)。そのときどきのマイブームによって掲載傾向は変わっていますが、羊毛ブームだけはいまもずーっと続いていますね。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
ricoさん:羊毛フェルトで作った人形や小物などのほか、ワークショップや教室に通って作ったもの、旅で出逢った風景、実家が茨城県なのでときどき茨城県ネタなどをご紹介してます。
羊毛フェルトについては、作っている途中のものや作品が完成したときなどのほか、ときどきですが、人形を購入いただいたお客さまからの写真などもご紹介しています。
タイトルの「羊毛フェルトでプチ・ボヌール」の“プチ・ボヌール”は「ちいさなしあわせ」という意味ですが、ブログを見にきてくださった方に、心がほっこりとあたたかくなるような、羊毛フェルトの人形などを少しでも楽しんでいただけたら、と思って作品を掲載しています。
羊毛以外では旅の写真が多いかもしれません。私の旅の感動を「誰かに伝えたいっ!」という気持ちで、旅に出たときはたくさんの写真を撮影してブログに掲載するようにしています。昨年は奈良のお寺や島根の出雲大社関連の写真をたくさんご紹介しました。
ブログを始めたころの写真は小さいのですが、最近は写真はなるべく大きめに掲載し、文章は少なめに(笑)、改行して一行スペースを空けるなど、なるべくスッキリするように心がけています。
職業柄でしょうか?web制作関連の仕事をしていますので、改行なし長文が許せないのです(笑)。
あと、ブログでは思ったことをそのまま書いているので、facebookやホームページなどに比べると、自分の素の部分がうっかり出ているかなーと思います(笑)。
エキサイトブログ編集部:ブログを始めてよかったこと、ブログのよさや発見したことは?
ricoさん:ブログを通じてお客さまからのお礼のご連絡やお写真をいただけるのは本当にうれしいです。とくに、ウェルカムドールを「結婚式でこんなふうに飾りましたよ」と、お写真やメッセージをいただいたりしますが、毎回ジーンとしてしまいます。
ご結婚されたご本人からだけでなく、「娘が結婚するので…」とウェルカムドールをお買い上げいただいたお母さまから心のこもったメッセージをいただいたこともありました。
お客さまからのメッセージは、あらためて「人形作りをがんばろう!」と自分にとって大きな励みとなっています。
それから、3年ぐらい前になりますが、ブログの作品を見ていただいたことがきっかけで、「ダイソー」さんのキットデザイン(第一弾)を担当させていただくご縁もできました。当時、実際に自分の手がけたものがお店に並んでいるのをみつけた時はとっても感動しました!
海外のダイソーさんでもキットは販売されていたので、会社の友だちが仕事で海外出張に行く先々で、写真を撮ってきてくれたり、わざわざお土産として買ってきてくれました。日本にあるのに(笑)。
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、いま夢中になっていることは?
ricoさん:いま一番気になるのは「革」です。昨年より念願だった靴教室にやっと空きが出て、通い始めることができました!現在3足目にチャレンジ中です。
羊毛と違ってなかなかアバウトな感じではいきませんが(笑)、教室の先生も生徒さんも個性的な方が多くて、楽しみながら作っています。
自分の足に合った好きなデザインや好きな色の靴ができあがるのは、考えていた以上に満足度が高いです。
でも、作業が難しくてなかなか覚えることができず、あまりの自分の不出来さに悲しくなることもしばしばですが。
エキサイトブログ編集部:夢は?
ricoさん:とくにこれというものがないんです(笑)。
ただ、いろいろなもの作りをこれからも楽しくチャレンジしていくことができたらいいなーと思っています。
あ、そうそう、海外で羊毛フェルトの人形を展示や販売できる機会があったらいいのになーなんてと思います(笑)。
海外の方からもブログにアクセスいただいているようなので、私の作る人形は海外の人からはどう思われているのかな?と興味がありますね。
エキサイトブログ編集部:とてもキュートであたたかさを感じる羊毛フェルト作品の数々に心がほっこりしますが、羊毛フェルトを好きになったきっかけや作る楽しさは?
ricoさん:きっかけは2006年、ワークショップで羊毛フェルトの体験をしたのが最初です。そのときに、「なんだか自由でおもしろい!」と思って。そのあとからは見よう見まねでチクチク…です。
ふわふわの羊毛を裂いて丸めてニードル(専用の針)でチクチク。すっかり夢中になってしまい、その2年後には展示会に出展したり、雑貨店での委託販売などを行うようになりました。
羊毛フェルトの楽しさは…、思い描いた形になるようにイメージしながら刺していくと、不思議とだんだんと思ったような形になることですね。型紙も何もいらないシンプルな手芸。羊毛とニードルがあればいつでもどこでもすぐ始められます。
そんなアバウトな感じが自分の性格にマッチしました。
今はたくさんのレッスン本が出ていますのでいろいろなテクニックを学ぶことができますが、私が始めたころはあまり本も出ていなかったので、わからないことが多かったかもしれません。
短期間ですが人形作家の先生のところに習いにいったこともありました。
それと、自分の作品はずっとニードル製法がメインだったのですが、2年ぐらい前、もう少し作品の幅を広げたいなと思って羊毛を扱っている専門店に、石けん水のお湯でゴシゴシする「ウェット製法」を習いにいきました。
基礎の基礎、コースターから始めてバッグやハット、ストールやルームシューズなどを作りました。
習ったおかげで制作するものの幅が少しずつ広がってきている感じがします。
ニードルと違って、バッグやポーチを作るには型紙が必要になります。完成型を考え、立体的なものに仕上げていくのが難しいけれど、そこがおもしろいところでもあると思います。
羊毛を小さく裂いて何層か型紙に敷き詰めてから、お湯に少しの石けんを混ぜたものを羊毛にかけて、シャカシャカのビニール袋でやさしく羊毛をこすって。
羊毛がぎゅっと固まったら巻きすやタオルでくるんで、ごろんごろんと力を入れてさらに縮めていきます。これが結構な重労働なんですよ。
エキサイトブログ編集部::自分らしい作品作りのポイント、大切にしていることは?
ricoさん:ニードルで作る人形の場合、素材のやわらかさを活かす場合はふんわりと仕上げる一方、変形しないようになるべく固めに刺して仕上げたり…など、ひとつひとつ丁寧に作ることを心がけています。制作には時間がかかるので、一度にたくさんの作品制作は難しく、空いた時間をコツコツと有効に使って制作をしています。
ウェットの場合、形がおもしろくて、実用性のあるものなどを作れたらいいな、と思っています。ネコやサカナのポーチなどのほかにもレパートリーを増やしていきたいですね。
現在はウェルカムドールをメインに作成しています。ありがたいことにウェルカムドールはお客さまからのご要望も多いです。衣装、装飾品のディテールにも、もう少しこだわっていけたらいいな、と思っています。
それと、昨年、お客さまからステキなお写真で結婚式のご報告をいただきました。
ウェルカムドールの写真を見て販売しているお店にお問い合せいただいたお客さまだったのですが、ご購入いただいたドールたちをハワイの挙式連れて行ってくださって、とってもステキな写真に収めてくださいました。
新郎新婦のお二人と同じ衣装で、同じポーズなんですよ。構図もステキで、何よりお二人のしあわせそうな感じが写真からすごく伝わってきました。
昨年の一番うれしかった出来事でした!
それから、ルームシューズを作ったら母のお友だちから欲しいといわれたので昨年作ってお渡しし、モニターをしてもらいました。「本当にあったかい」と言われ、うれしかったのですが、ワンコのルームシューズだったので履いているうちに耳の部分が取れたり…とアクシデントもありました。
でも教えていただいたおかげで、次に作るときにどこを強化して作ったらいいのかが明らかになり、貴重なご意見に感謝!です。
エキサイトブログ編集部:今年はとくに「ひつじ年」ということで、羊毛フェルト作家としては思うことがあるかと思いますが、今年とくに力を入れていることや、イベントなどがありましたらお願いします。
ricoさん:2月6日より、くりくり万華鏡#1 「FLOWER&CHILDREN 花と子どもたち」というイベントに参加します。場所はスカイツリーの街、押上のAMULETさんです。
このイベントに向けて現在ひつじのウェルカムドールを制作中です!
普段だと、「なんでひつじなの?」って思われるかもしれませんが、今年はひつじ年。
ひつじが注目を浴びているようでなんだかうれしくなってしまいます。
いつもの年よりひつじを手に取っていただく機会も増えそうですね。
ご存知だと思いますが羊毛フェルト手芸は「ひつじの原毛」をもちいて作品を作っているんです。
作品からはなかなか想像できないかと思いますが、購入するときはふわふわでモコモコなんですよ。
ニードルにもいろいろと種類があって、ざくざく刺したいときは「太針」、細かい作業は「細針」、布を刺し込みたいときは「布針」など目的によって使い分けているんですよ。
エキサイトブログ編集部:ブログのアクセスアップのために何か心がけていることは?
ricoさん:とくには気にしてはいないのですが、「おっ!」と思う作品ができたら『カワイイ!』に投稿したり、旅の写真でいい感じのものが撮れたなーと思ったなら『旅とお散歩』に投稿したりしています。
「採用されるとうれしいな~」と思って投稿していますが、採用された結果、それに付随してアクセスアップにもつながるのかな…なんて、エキサイトブログのしくみ?を活用しながらアクセス数の変化も楽しんでいます。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
ricoさん:お風呂の中での作りたいもののイメージ作成すること…ですかね。
だれに見せるわけでもないので、しわっしわになったノートに絵を描いてみたり。
絵心がないのがすごーく残念なんですが(笑)。
あとはお昼休みの制作時間。フルタイムの派遣社員をしながらの制作なので、お昼休みの時間を利用してチクチクするのがとっても貴重な制作時間です。
残業で疲れてしまうと、家で制作することができなくなってしまうので、私にとっては物理的にも精神的にもお昼休みの時間がとっても大切な時間。短時間集中でリフレッシュにもなっちゃいます。
それとInstagramのいろいろな写真を見ること。…これは、写真や動画を加工・共有するスマートフォンのアプリですが。片手の中でいろいろな国の人のセンスのよいステキな写真やおもしろい写真を見ることができてしまう便利なツール(笑)。通勤時を利用して毎日楽しんでいます。
写真に添えられる言葉の美しさ、おもしろさなど写真以外でも多くの発見や出逢いもあり、刺激を受けています。
エキサイトブログ編集部:数ある記事の中でご自身が気に入っている記事、また、読者に評判だったポストは?
ricoさん:●2014年 12月 23日 「今年一番うれしかったこと 」
先ほどふれた内容ですが、こちらの記事内にお客さまからいただいたステキなお写真があります。
ハワイでのステキなお写真、ホントに感動!です。
●2014年 07月 05日 「my first shoes」
現在通っている靴教室で作った初めての靴。
できあがって履けたときは感激でした。中敷に絵を描けるのも記念になっていいなーと。
●2011年 10月 18日 「花いっぱいのアルパカウェルカムドール」
会社で一緒に働いていた女のコが結婚するということでプレゼントしました。
昨年お家に遊びにいったら今でも飾ってくれていて、うれしかったです。
●2012年 06月 03日 「ダイソーさんから羊毛フェルトキットが発売されました!」
ブログを見ていただいてのご縁があって、キットのデザインを担当させていただきました。
同封されている作り方の説明のイラストも描いています。
もうお店には出ていないと思いますが、いまだにたくさんの方にこの記事を見ていただいているようです。
●2013年 06月 22日 「羊毛フェルトのハット」
ウェット製法を習いにいったときに初めて作ったハット。気に入っていて冬によくかぶっています。
●2014年 10月 11日 「ひたち海浜公園 みはらしの丘の真っ赤なコキア」
実家が茨城県なので、行こうと思えば行ける範囲のところなのですが、なかなか行く機会に恵まれず。
昨年思いたって東京からバスで日帰り弾丸!で行ってきました。どこまでも広がる真っ赤なコキアの丘に感動!
●2014年 04月 30日 「池の上に浮かぶ色鮮やかな牡丹 大根島の「由志園」」
出雲の旅でとっても印象に残ったところ。池に浮かぶ無数の牡丹が色鮮やかで美しいのなんの。
●2013年 03月 09日 「行ってきました! 鎌倉市 大船「孝虎」旨い魚と粋な酒」
お友だちのダンナさまのお店なのですが、なぜか検索でこのページにたどりつかれる方が多いようです。
本当においしくてステキなお店なので、ぜひご紹介したいなと。
●2013年 05月 11日 「羊毛フェルトネコポーチ」
前々から動物のポーチを作りたいと思っていたのですが、ひと工夫してリーゼントのネコポーチ(笑)が完成。
エキサイトブログ編集部:いま一番したいことは?長い休日があったら何をしたい?
ricoさん:「旅」です。近年は、京都、奈良、出雲、伊勢など国内が多かったので、海外の行ったことのない国に行きたいです。街をぶらぶらして雑貨店や美術展などを見に行ったり、めいいっぱい予定をつめ込んだキツキツの旅がしたいです(笑)。
それから、昨年母の古希のお祝いができなかったので、今年こそ母を連れて新幹線が開通する金沢へ行ってみたいと思っています。
エキサイトブログ編集部:最後に、ブログに訪問してくださる読者へのメッセージをお願いします!
ricoさん:あまりまじめなことを書いていないし、駄文ばかりの自己満足ブログですが、羊毛の「ほっこりあたたかなところ」がみなさんにも伝わったらいいな、と思って細々となんとか続けています(笑)。
最初にもふれましたが、「羊毛フェルトでプチ・ボヌール(=ちいさなしあわせ)」な感じをこれからもお伝えできればと思います。ときどき「ほっこり」したいと思ったらブログをのぞいてくださるとうれしいです。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
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【ricoさんのお気に入り&好きなブログ】
●あんなくつこんなくつ
私の通っている靴教室のブログです。靴教室を探していて検索したらこのブログがヒットしました。
ほかの教室と比べてもみなさんがステキな靴を作られていたので、ぜひこの教室に習いに行きたいと思ったのでした。
●ズーズにっき
羊毛作家Zoozさんの作る動物がかわいくて、更新をいつも楽しみにしています。
以前Zoozさんの作品展に行ってネコちゃんの羊毛バッグを購入したこともあります。
●はしもとみおのナマケモノ日記
ユニクロのCMにも出ていらっしゃるはしもとみおさんのブログ。
もみじ市というイベントではじめて彫刻作品を目にしたとき、クオリティの高さにただただ驚きました。
●IRIIRI アトリエ日記
KUCHI-PAKUアニマルスピーカーのデザインをされているIRIIRIさんのブログです。
同じくもみじ市で作品を拝見したのですが、個性的なお人形やポーチに目を奪われました。
●ハルデコ日記
こつぶこ造形作家のハルデコさんのブログ。
制作されている雑貨も魅力的ですが、ワンちゃんやご家族、姪っ子さんも出てくるアットホームなブログで、
見ているこっちが楽しくなってしまいます。
ricoさんの「羊毛フェルトでプチ・ボヌール」を読んでみましょう。