「ご褒美はかつお節で」のダビダビさん登場! 2010年 09月 11日
二匹の愛猫が繰り広げる日常の何気ないひとコマを切り取った写真は、見ている読者の心をほっこりとあたたかく包んでくれます。
ぷっくりしたおなかが愛らしかった先代猫の「ダビデ」ちゃんは、天国に旅立ってしまったけれど、今でもブログに時々登場し、読者をなごませてくれます。
そんな「ダビデ」ちゃんの闘病時代から見守るファンも多く、「見ているだけでやさしい気持ちになる」「たくさんの愛と癒しをもらっています」という人は大勢いるはず。今週は、仕事の合間や一日の終わりにふっと覗いてみたくなる、「ご褒美はかつお節で」のダビダビさんに登場していただきました。
エキサイトブログ編集部: いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
ダビダビさん:猫ブログをやっている方から「ブログやをってみては?」と声を掛けていただいたのがきっかけです。PCやネットにはうといこともあり、ブログぐらいできなければ時代に乗り遅れてしまうかも…という安易な思いで、2006年6月からはじめました。
他のブログサービスではじめてみたのですが、Macを使っているせいなのか、いつも思うように写真の下に文字が入らなかったり、すぐフリーズしたりして苦労したので、こちらに引っ越してきました。エキサイトブログは、Macでも使いやすかったのが選ぶ決め手となりました。スイスイ更新できるので、飽きっぽい自分でも続けられているんだと思います。
エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
ダビダビさん:我が家の猫、あんみつとフーテンの何気ない毎日をつづった写真ブログ。2匹のチビッコ時代の写真や亡き先代猫のダビデ、外猫さんたちも時々登場します。
ちょっとスカした表情のあんみつと、ホゲ〜ッダラ〜ッとオマヌケ顔のフーテンとの真逆なコンビネーション、そして、ぷっくりお腹と大きな瞳がトレードマークのダビデの写真で、ほんわかしたり、クスッとしたり、猫ってそういうことするよなぁ、と共感していただけたらうれしいです。
エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は? ブログのよさは?
ダビダビさん:ブログは私にとっては思い出のアルバムみたいなもの。日々何気なく過ぎていってしまう毎日の中で、ちょっとした猫の表情をパシャリと撮る。すると、ただの寝顔も今日のスペシャルな1枚になるんですね。先代猫のダビデを亡くしてから、ますます毎日のことを記録しておくことの大切さを痛感しました。手軽にアップできるブログは、自分の記録保管庫としてピッタリのツールだと思います。
猫というのは特別に何かをするわけじゃない。寝て、食べて、遊んで、時々悪さをしたり、失敗したり…せいぜいそんなもんです。そういう当たり前のことって、すぐに忘れてしまうことも多いんですよね。だからこそ、フツーの毎日を記録することが、未来への発見につながっているような気がします。
エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
ダビダビさん:せっかちな自由人。占い本に出ていたこの言葉があまりにもドンピシャでした!
エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
ダビダビさん:話ベタなのでブロガーさんと会うのは勇気がいります(笑)。
かつて一度だけお会いしたことがあるのは「モンハウス」のヒロオトさんです。初対面なのに年齢も近いこともあってお酒がグイグイ進んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。猫がいなければなかった出会いですので、猫たちとブログに感謝!
エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
ダビダビさん:猫以外でと言われれば、フラメンコかな。週1でレッスンに通っています。踊りのカッコよさはもちろん、フラメンコのギターと歌にもシビれます。
エキサイトブログ編集部:夢は?
ダビダビさん:ハワイの照りつける太陽の下、木陰のデッキチェアで読書しながらウトウト。傍らにはワンコとニャンコ。そんな暮らしが夢です。たぶん実際は今と変わらぬ老後を過ごしているでしょうけど(笑)。
エキサイトブログ編集部:愛らしいあんみつちゃん、フーテンちゃん、ダビデちゃんたちの写真に癒されますが、猫を飼いはじめたきっかけ、猫との暮らしの楽しみは? また、かわいい写真を撮るコツや記事アップの際に心がけていることは?
ダビダビさん:とある汚いペットショップでダビデにひと目惚れをし、衝動飼いしたことが猫を飼いはじめたきっかけです。ダビデのおかげで猫と暮らす楽しさを知り、今では猫のいない暮らしは考えられないほどに。ただ寝ているだけでもその可愛さに癒されるし、モフモフのお腹を撫でていると溜まったストレスも吹き飛ぶ。毎日いろんな表情で私たちを楽しませてくれて飽きることがありません。もう完全に、猫の魅力にハマリっぱなしです(笑)。
残念ながらダビデは2008年に悪性リンパ腫により旅立ってしまいました。その時は悲しみに打ちひしがれる日々を過ごしましたが、彼は私たちの心の中で今もずっと生き続けています。ダビデが残してくれたことを今の子たちにしっかりと継いでいきながら、これからもオモシロ楽しく暮らしていきたいと思います。
猫がいるから写真を撮る。撮ることで愛情がますます深まっていく。だから、カメラは我が家にとってなくてはならないもののひとつ。いつも目の付くところに置いて、どんな時も愛猫のベストショットが撮れるようにしています。とにかくたくさん撮る、様々な角度から撮るというのが基本ですね。
エキサイトブログ編集部:ブログから生まれた本『ご褒美はかつお節で』を出されていますが、出版化のきっかけやいきさつ、またどのような点にこだわって作られたのでしょうか?
ダビダビさん:猫雑誌『うちの猫のキモチがわかる本』(学習研究社)の担当の方がブログを見てくださっていて、仔猫のあんみつとフーテンをグラビアに掲載してくださいました。その出会いがきっかけで、編集長から「2匹の仔猫とダビデのことを本にしてみませんか?」とお話をいただき出版化が決定しました。
ブログに掲載した仔猫の写真をベースに再構成し、ダビデのユニークな写真も盛り込みながら、2匹との出会い、別れの悲しみを乗り越えたエピソード、さらには漫画なども加味し、誰もが楽しめる1冊になるよう留意して作りました。もちろん、ただ「かわいい!」と写真だけを見てもらってもうれしいですし、ペットロスの方には少しでも前進できるお手伝いができればいいなと思っています。今年の5月には韓国語に翻訳されたのですが、韓国の方にどう伝わっているのか気になり中!
最初に出版した『余命4ヶ月のダビデ』は、ダビデとの出会いのエピソードと病に倒れ最期を看取るまでを、写真と共に日記と散文でつづっています。別れをテーマにしているので悲しい内容ではありますが、猫と暮らす素晴らしさ、命の尊さが伝わればうれしく思います。闘病中にはブログを通じてたくさんの方に応援の温かい言葉をいただいたことは今も深く心に残っています。
エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
ダビダビさん:やっぱり猫とふれ合っている時間が一番癒される時ですね。フリーランスで家にいることの多い夫婦なので、ほとんどが視界の中に猫がいる暮らしです。そういう意味では、いつも猫との大切な時間を過ごしているのかも!
エキサイトブログ編集部:数ある作品の中でご自身が気に入っている作品、また、読者に評判だったポストは?
ダビダビさん:2010年7月31日「名作アニメ劇場」
「アルプスの少女ハイジ」のクララとフーテンがダブって感動のシーンがよみがえります。なんてね!
2010年5月25日「われらバンザイ同盟」
仔猫の寝顔はそれだけで癒し度200%でしょう!
2010年5月14日「ビッグマウス」
2コマ漫画のように瞬時にププッと笑えます。
2009年12月11日「この惑星の住人は…」
あんみつとフーテンがBOSSのポスターに?!んなワケない(笑)。
2008年5月30日「ダビデ4回目の月命日」
あんみつ・フーテン・ダビデ、3ニャン揃い踏み。それぞれ可愛いぞ。
2009年1月31日「ダビデ1周忌祭り」
プリティなダビデが満載です!
エキサイトブログ編集部: 今一番したいことは?
ダビダビさん:スペイン旅行。バルで旨いつまみとお酒を堪能したり、本場のフラメンコを観たり、美術館をめぐったり…猫写真もたくさん撮りたい!
エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
ダビダビさん:アフガンで拉致監禁されていた方が解放されたニュース。速報がテレビに流れた日に、たまたまその方の知人と飲んでいたのでタイムリーすぎてビックリしました。
エキサイトブログ編集部: ブログ訪問してくださる方にひとこと!
ダビダビさん:いつもご覧いただきありがとうございます。会社でのお昼休みのひとときや自宅での空き時間に、ブログを見てニコッとしていただけるような記事を更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。
エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。
【ダビダビさんが好きなブログ、気になるブログ】
「ねこのあくび」
大分の風景を撮った写真は、どれもこれもため息の出る美しさ。センスあふれる風景の切り取り方と巧みな表現は、見るたびに別世界に引きずりこんでくれます。
「ばーさんがじーさんに作る食卓」
じーさんの体を思いやって作るばーさんの手料理は、どれも愛情いっぱいで美味しそう!ご夫婦のライフスタイルと会話のやりとりにほっこりします。
「モンハウス」
唯一お会いしたブロガー、ヒロオトさんのブログ。ふてくされ顔が可愛いモンチちゃん、ヤンチャなコンチちゃんに和ませてもらってます。
「ダカフェ日記」
理想の家族のカタチってこんなんかな?と思わせてくれる写真ブログ。息子の空くんと愛犬ワクチンのマヌケっぷりに思わずクスッ。
「furaha journal」
ロシアンブルーのフルハちゃんとステキな雑貨とのコラボレーションをいつも楽しみにしています。yunkさんのセンスの良さにはほれぼれ!
【ダビダビさんのライフログ】
100歳を超えてもなお“いのち”を見つめる詩をつづっていらっしゃる、まど・みちおさん。地球に生きているのは人間だけじゃないよ、石ころにも葉っぱにも“いのち”があるんだよ、とやさしくユニークな言葉で教えてくれます。
いかにもカメラマンが撮った美しい写真集ではありません。愛猫チロちゃんと過ごす日常をありのままに愛情たっぷりに撮っています。今年22歳で亡くなったチロちゃんの写真展に行き、またこの写真集をひっぱり出して見てしまいました。
絵巻のような横長サイズいっぱいに、絵本に登場した動物たちが行進しています。イキイキした動物たちの表情が秀逸なので彼の絵本はどれも大好きですが、この本は特にずっと取っておきたくなる1冊です。
ひと言で表すと、サセックが描いた子供版パリのガイドブック。建築物などのガイドはもちろん、ウェイターやお回りさんまで紹介してくれています。独特の視点で描かれたパリのイラストと解説に、誰もが旅に出たくなってしまうはず!
【ダビダビさんの著書】
ダビダビさんの「ご褒美はかつお節で」を読んでみましょう。