9/26(土)に仙台フォーラムにて初日舞台挨拶を行いました!
宮城県南三陸町周辺でのオールロケ、ということで決定した今回の宮城県先行公開。
会場には本作に出演した大勢のエキストラの方も来場下さり、アットホームな空気に包まれました。
また仙台は、これまで冨永監督の過去作品の上映を始め、特集上映が組まれたり、
冨永監督自身も前作『パビリオン山椒魚』に続き2度目の宮城県での撮影ということで、
満席の会場からは温かい拍手で沸き立つなど、“ゆかりの街”ならではの和やかな空気の中、舞台挨拶となりました。
<登壇者コメント>
■染谷将太:ひばり役
(撮影時は坊主頭だったので)髪も伸びて、
宮城県に帰ってくることができて嬉しいです(笑)。
撮影から1年、やっとお客様に観てもらえることになり、感無量です。
宮城県は景色が綺麗で、空気も美味しく、ごはんも美味しかったので、
撮影にとても集中できました。この映画自体が面白い世界で、
僕もこの世界観が大好きなので、その中に自分が立っているのが嬉しく、
現場にいるのがとても楽しかったです。
とても素敵な映画なので、先入観をもたずに観て頂けたらと思います。
■ 川上未映子:竹さん役
またこうやって宮城県に帰ってくることができ、
そして、宮城県のみなさんに最初に観て頂けることが嬉しいです。
お芝居は「じっとしていることがこんなにも難しいのか」と思いましたが、
勉強になることばかりで、まだ興奮の状態が続いています。
監督が実際に動いて演技指導をしてくださったのですが、
まるで本物の竹さんのごとく、かっぽう着を着ていらっしゃるかのように見えました(笑)。
この映画は観る度に、毎回きらめいているところが違う映画です。
毎回違う発見のある多層的な映画だと思いますので、
既にご覧になられた方もまたぜひ、劇場に足を運んでご覧下さい。
■ 仲 里依紗:マア坊役
ロケ地はとても素敵な場所で海を眺めたりしていました。
仙台の牛タンもおいしいし、とっても素敵な場所でした。
撮影の時はあられやヒョウが降るほど寒く、みんなでストーブを囲んで待っている間、
ふかわさんがクイズを出してくださって、みんなで遊んでいました。
文芸作品というと重たいイメージがありますが、
私が楽しめた作品なので、若い方にもきっと楽しんで頂けると思います。
すごくポップで、観るとおしゃれ度がアップすると思うので、
まわりの人に映画のことを広めて頂けたら嬉しいです。
■ミッキー・カーチス:健康道場・場長役
また宮城に戻って来れて嬉しいですが、撮影時より更に髪の毛が減って帰って来ました(笑)。
最初にお話を頂いた時に「太宰治=暗い」、そして、
戦後に私の親が結核だったから「嫌だなぁ」と思いましたが、
監督の前作を観て、これならいい、と思いました。
実際に完成したこの映画を観ると画がきれい、音楽はゴキゲンで言うことない!
自信をもって「観てよ!」と言える映画です。
意外とポップ、というところを、ぜひ吹聴してください。
■ 冨永昌敬監督
この映画は100%宮城県で撮影しました、
そしてこの映画が生まれた土地で一番最初に公開できるというのは光栄です。
凱旋上映みたいな感じです。これから嘘の情報でも良いので、
「100%宮城で撮影したのに100%CGだった」とか、
「フルCGのミッキーさんがすごい」などなど周りの方に言いふらしてお薦めしてください(笑)。
本日はご来場頂き、ありがとうございました。
いよいよ今週末は、東京初日を迎えます!
ぜひぜひ、みなさまのご来場お待ちしております!!