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続けて信藤監督×プロデューサーGTRの対談第六弾を公開します。
【インタビュー連載第六回】
GTR:
グラフィック的な処理っていうのも信藤さんとしては、狙ってたとこもあるんですか?
監督:そうね、それは最初から。撮る前から考えてた。
だから、雨の中撮影中にスチールをもって(笑)
あれはみんな、戸惑ったとは思うけどね。監督なにしてんだと(笑)
GTR:スチール撮ってる場合じゃないでしょ、みたいなね(笑)
でも吹き出しとか文字が入ったり、やっぱああいうとこ予想外ですよね。
監督:結局、普通に映画撮ろうと思ったら、うまい監督はいっぱいいるわけだし、
そうじゃないものをつくらなきゃ意味がないなあっていう風に思った。
GTR:文字のフォントとかがまた絶妙なんですよ(笑)
いっぱいハートマーク出したりとか。
編集でいろいろやるんだっていう目論見もありました?
監督:もちろんあった。だからカメラもHDにしたんですよね。
HDだと撮ってそれをまたクローズアップしてもそんなに荒れないから、
撮ったものを加工するには一番いい手法だと。
あと、役者さん忙しい人ばっかだから、撮影時間もそう潤沢には取れない。
そこもあってカメラにしたのね。
GTR:なるほど・・プロデューサーとして慎んでお聞きしますけど(笑)、
やっぱりもっと、撮影の期間は欲しかったですよね・・?
監督:もちろん!
GTR:二週間ちょっとぐらいで、二十日間撮ってないですもんね。
一か月ぐらいまわしたかったですか?
監督:そりゃそうだよね。そりゃ、もっとこだわりたいところはいっぱいある。
でも、
ある限られた中でいろんなものをやるという、
その辺の方法論はすごいやっぱ考える。
GTR:すごいですよね。
今回信藤さんとやらしてもらって、それはすごい勉強になります。
ものづくりの神が降りてくる、みたいなせいに人はしがちですけど、
信藤さんはその中でやりきるといったら絶対やりきる。
監督:見る人には関係ないじゃない。
GTR:そうですね。
監督:見る人にこれは時間なかったって明記できるわけじゃないし、してもしょうがないし。
それはなんかCDのジャケットいろいろやって培われたことかもね。
GTR:
編集はやっぱり大変でした?当たり前のことかもしれないですけど。
監督:うん、大変。時間かかるからね。あと、音楽のあて方もあるじゃない?
音楽がまだ無い状態でつないで、それを見つつ音楽をつくってあてて、
っていう二重三重の作業が必要になるから、やっぱ時間はかかるよね。
GTR:音楽はどうでしたか?ある程度は自分の想定した曲を合わすことができました?
監督:うん、できましたね。そりゃ随分、お金が必要になったりもしたんですけど(笑)
GTR:最初からある程度決めてました?曲。何となく。
監督:うーん、そうねえ・・・。でもほとんどは、編集、オフラインの段階で、
オフラインをここに持ってきて、ビデオを流しながらレコードをかけて、みたいな。
GTR:あてながら、これだ。っていう。
曲的には音楽も今回、信藤さんサントラとかプロデュースされてるんですけど、
どうですか?全体としては。
監督:レゲエありヒップホップあり歌謡曲ありオールドロックあり、けっこうバラバラ。
でもサントラで一枚のアルバムで聞くと全然、違和感無く聞けちゃう。
次回へ続く...