
ビートルズとストーンズの根強い人気で、思いのほか多数の方にご参加いただきました。本当にありがとうございます。狭いスペースで窮屈な思いをされたかたもいらっしゃったでしょう。そのことについてはたいへん申し訳なく思っています。なにとぞご容赦のほどを。

それにしてもアナログの音は素晴らしい。もちろん150万円以上するレーザー・ターンテーブルの威力があってのことですが、ここまで生々しい音で再生できるとは思ってもいませんでした。機材を提供してくださったエルプの竹内さん、ありがとうございました。

今回はUKプレスのオリジナル盤で聴くビートルズとストーンズ。ならばモノラル盤を聴こうじゃありませんか。そちらのほうがより生々しいサウンドになるのでは? と期待してのことです。

これはおまけ(自慢・ヘッヘッヘ)。ブラック=ゴールド・パーロフォンのステレオ盤です。何枚くらい現存しているでしょうか?

オリジナル・プレスが一番いい音質かどうかはなんともいえませんが、再発されたものとか新たなミックスやマスタリングのものとかに比べれば、最初に聴けた音が追体験できるわけですから、それはそれでぼくには意味がありました。そのことはご来場のみなさんも同感だったと思います。

ビートルズとストーンズの音楽的な違いというか方向性の違いはサウンド面からも如実です。そんなことは改めていうまでもないでしょう。ですがここまで生々しい音で聴けると、これまで以上にそのことが実感できました。
ビートルズのポップス志向とストーンズのロック志向。見事なまでに音の響きがそういう形になって飛び出してきましたから。

それと音楽の完成度が高いビートルズとスタジオ録音でもラフでライヴ的なサウンドのストーンズ。この違いもはっきりくっきりです。
こういう音で音楽がいつでも聴けたら幸せですね。ぼくの住居事情では無理ですけど。

これに味をしめ、そして家で聴けないなら、レーザー・ターンテーブルを用いたアナログLPを聴く会はこれからもやろうじゃないですか。そういう結論に達しました。竹内さん、これに懲りずお付き合いよろしくお願いします。
さて、今年の「ONGAKUゼミナール」はあと3回あります。すべて予約受付中です。
ただし11月9日の木住野佳子さんをお招きしての「トーク&ライヴ」は残席わずかとのことです。彼女のピアノ・プレイが目の前で観られるチャンスはめったにありませんので、ご希望の方は早めにご予約ください。
【今後の音楽ゼミナール】

11月9日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~トーク&スペシャル・ライヴ』(第3回:スペシャル・ゲスト~木住野佳子 プレイズ・ビル・エヴァンス&新作)
@代官山「Lezard(レザール)」 渋谷区猿楽町2-5 2F(03-3496-1374)
開場:18:30 開演:19:00 会費:4000円(フリー・ドリンク)
ご予約・問い合わせ:お店までお電話、または
http://kokucheese.com/event/index/115762/まで

11月30日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール』(第28回:ジャズで聴くミシェル・ルグラン・ソングブック)
@銀座「le sept」 中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル7F(03-5537-2388)
開場:17:30 開演:18:00 会費3000円(1ドリンク付き)
ご予約・問い合わせ:お店までお電話、または
http://kokucheese.com/event/index/115766/まで

12月21日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽シリーズ 第20回:モータウン黄金時代』
@三軒茶屋「Jazz & Cafe Gallery Whisper」 世田谷区上馬1-32-3(03-5787-5794)
http://whisper.co.jp/whisper/
開場:17:30 開演:18:00 会費:2500円(1ドリンク付き)
ご予約・問い合わせ:お店までお電話、または
http://kokucheese.com/event/index/120967/まで