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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2009-03-12 ブラッド・メルドー@「サントリー・ホール」
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 少し前のことにになりますが、3日の火曜日にブラッド・メルドーのトリオを聴いてきました。この世代で一番好きなピアニストが彼です。ビル・エヴァンスやキース・ジャレットの路線上にいるのがメルドーでしょうか。

 キースはリリカルな部分とワイルドなタッチが面白いバランスで混在しているのに対し、メルドーの演奏ではキースからワイルドな部分をそぎ落とした印象を感じてきました。今回のライヴも同様です。そこがたまらなく好きなぼくにとっては、いい演奏を聴かせてもらったという思いです。

 とくにほろりとさせられたのがクルト・ワイルの「マイ・シップ」でした。もともと美しいメロディを持つこの曲の最初の一節がメルドーによって弾かれたとたん、グラリときました。こういう体験、ときどきあります。というか、何度体験してもいいものです。

 メルドーの演奏は、はっきりいってぼくにはかなり難解です。ご機嫌にスイングするジャズとはまったく違いますから。聴きやすいかといったら、答えは「ノー」です。クラシックと同じで、どこか居住まいを正して聴きたくなる雰囲気が漂っています。こういう演奏や音楽だからこそ、「サントリー・ホール」でのコンサートは小さなジャズ・クラブで聴くよりインパクトがありました。

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 会場には若いひとがたくさんつめかけていました。実際のところはわかりませんが、あんまりジャズを聴いているとは思えない若者もけっこういたようです。パット・メセニーやe.s.tでも同じような客層が目立ちます。彼らはいったいどういう風にメルドーの演奏を楽しんでいるんでしょう? そういうことに強い関心を覚えます。

 ぼくとは違う楽しみ方をしているに違いありません。ぼくにもそういう楽しみ方ができないものか。そうしたら、もっと違う面も聴こえてくるんじゃないでしょうか? ひとそれぞれですから、同じ音楽を聴いても受け取り方は違います。だから若いひとの感性に、メルドーやメセニーの音楽がどんな風に響くのか、とても興味があります。

 こういう会場で、どちらかといえば地味な演奏をするメルドーのコンサートが開催されたことを、ぼくは嬉しく思います。超満員とはいかないまでも、まわりの客席はほとんど埋まっていました。後方は見ていないからよくわかりませんが。

 いい音楽がきちんと評価されている現実に触れられることって、実際はあんまりないように思います。といっても、「いい音楽って誰が決めるんだよ」といわれたら答えようがありません。でもメルドーの音楽は、音楽としてかなり上質の部類に入ると思います。これだって個人的な考えですが。

 まあまあ、難しいことはいいこなしにしましょう。って、自分で難しくしているだけですが。残念ながら、ぼくは食事の管理をしなくてはならないため、2回目のアンコールが終わったところで会場をあとにしました。でも、その後も何度かアンコールに応じたみたいです。その反響の大きさを聞き、またまた嬉しくなってしまいました。

 なお、使用した写真は「ハーモニージャパン」さん提供によるものです。素敵な写真でしょ。ご協力どうもありがとうございました。
by jazz_ogawa | 2009-03-12 12:45 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(20)
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Commented by med_ical at 2009-03-12 23:08 x
昨年の小川さんのラジオ放送で、ビル・エヴァンス・トリオはビレッジ・バンガードで『Waltz for Debby』を録音した時、幕間に演奏していたということを知りました、いい音楽や芸術がタイムリーにきちんと評価されるのは難しいかもしれません。「エヴァンスを意識しながら非エヴァンス的な演奏」というメルド-の表現が面白いですね。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-13 00:42
med_icalさん、ブラッド・メルドーはそろそろ中堅の世代ですが、いまだにフレッシュな感性に好ましいものを感じています。
Commented by ほんだ at 2009-03-13 09:49 x
私、 生演奏聴いたこと無いのです。 感動するのでしょうね
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-13 11:31
ほんださん、ライヴはライヴならではの感動とか、CDでは味わえない魅力がありますよね。
Commented by noriko at 2009-03-13 15:26 x
実ブラッド・メルドー好きなアルバムが2枚ほどあります。
全部聴いたわけではないので・・・なんともですが、けっこう好きです。
ライヴで聴いてみたい一人ではあります♪
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-13 19:00
norikoさん、ブラッド・メルドーは黒人のジャズとはまた違った味わいでいいですよね。これから何度も来日するでしょうから、チャンスがあれば是非。
Commented by lecorbusier at 2009-03-13 19:09 x
ブラッド・メルドー生で聴きました。
正直なところ、僕にはよくわかりませんでした(汗)が、周りの人は結構感動しているようでした。

クロークに並んでいたらピーター・バラカンさんを見かけたのには驚きました。小川さんはバラカンさんと話されたことはありますか?
Commented by med_ical at 2009-03-13 20:57 x
『Waltz for Gebby』を録音した頃、幕間に演奏していた↑と書くべきでした。録音は確か日曜日に貸切って行なわれたのでした、すみません英語も日本語も難しい。(苦笑)翻訳学習はお陰様で楽しいです。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-13 23:17
lecorbusierさん、ということは同じ会場にいたんですね。
ピーター・バラカンさん、もちろん存じています。とはいっても、挨拶をする程度の関係ですが。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-13 23:20
med_icalさん、このレコーディングが行なわれたときの「ヴィレッジ・ヴァンガード」ではメイン・アクトがモダン・ジャズ・カルテットでした。それで休憩時間にエヴァンス・トリオが演奏していたんですが、レコーディング当日は楽器の入れ替えなどをすると支障を来たすことから、モダン・ジャズ・カルテットは出演せず、エヴァンス・トリオだけがステージに登場しました。って、ぼくが観てきたわけじゃなく、誰かに教えてもらった話ですが。
Commented by .Double Fantsy at 2009-03-13 23:58 x
こんばんは~(^o^)丿
初めてパット・メセニーさんとの共演アルバムを聴いた時は、ちょっとびっくりしました。どちらも強く自分を出しているようで、絡み合っていて、不思議に引き込まれていきました。日本での公演があるといいなぁ、と思います。今回は全く違う感じだったのでしょうか・・。
この前の、雪村いずみさんの「昔のあなた」もびっくり~で、orderしました。小川さんはいつもとんでもないものを紹介して下さるので、楽しい♪です。明日は突風にご注意!(@^^)/~~~
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-14 00:04
.Double Fantsyさん、先日はありがとうございました。パット・メセニーとブラッド・メルドーの共演コンサート、数年前にありましたが、今後はどうでしょうね。ぼくもまた観たいのでぜひ実現してほしいところです。
雪村いずみさんのCDいいですよ。中でもあの歌が最高です。楽しんでください。
Commented by med_ical at 2009-03-14 06:33 x
細かい解説ありがとうございました,今年の放送も楽しみにしています。
Commented by 浦島 at 2009-03-14 06:55 x
小川さん、やはりメルドーが好きなのですね。私は初期に出たアルバムが好きです。最近はアルバムによっては「?」なんてこともあります。一度札幌でのコンサートに行きました。例の100フィンガーズでした。最後のアンコールで彼が出て来て弾いたソロが忘れられません。会場の出口で彼をつかまえ会話をかわしてサインをもらいました。いい思い出です。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-14 08:52
med_icalさん、今年の放送はどうやら女性シンガーを紹介することになりそうです。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-14 08:55
浦島さん、たしかに「?」と思われる内容の作品もあるかと思います。とっつきにくいというか、簡単に楽しめる音楽ではないでしょうね。でも、浦島さんなら繰り返し聴くうちに「?」は解消されるんじゃないでしょうか。ぼくも何度も聴いて、やっとその面白さが実感できるようになりましたから。
Commented by grechan at 2009-03-14 20:07 x
小川さん、私もメルドーのサントリーホールコンサートに行きました。

mixiの日記に当日のことを書いたのですが、転記させていただきます。
(長文失礼します。)

スタンダード曲「My Ship」から俄然変った。
カート・ワイル~ジョージ・ガーシュンのこの曲で、
聴衆に対して語りかけるようなコミュニケーションを
取り始めたのだ。両手でメロディーを歌うかのような展開。
これが出たら、メルドーも無敵だ。
そして、ピアノの完全ソロへ。逆手クロスを交えた、汎宇宙的な広がりを感じさせる不思議な空間・・・この静かで語りかけるソロの間、聴衆はかたずを飲んで見守っていた。
この演奏はこのサントリーホールという空間にいる人々にとって、
同一の「村」ともいうべきコミュニティーであり、意識の共有であった。
このピアノソロの間は、一人も咳をしなかった。聞き洩らすのがもったいない貴重な瞬間なので咳をこらえていたというよりも、この演奏が聴いている人々全体にとっての「身体と精神の癒し」そのものだったのではなかろうか。寛ぐことができたから、身体が楽になり、咳もでなかったのだろう。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-14 21:21
grechanさんも「マイ・シップ」でぐぐっときましたか。あの至福の時間は得がたいものでしたね。
Commented by さいとう at 2009-03-19 11:41 x
機会があれば、足運んでみたいです。
Commented by jazz_ogawa at 2009-03-19 23:11
さいとうさん、ぜひ行ってみてください。
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