
今年になって2冊目の本が発売になりました。Amazonをチェックしたら発売日が今日になっているので、そろそろ書店にも並ぶのではないでしょうか。
今回のテーマは「ジャズはライヴに限る」
とかいっていますが、さんざんレコードやCDを買いあさっているぼくですからいまいち説得力は弱いでしょうか。でも、弱いと思っているあなた、馬鹿にしてはいけません。何しろ中学のときからライヴに通い始め、大学時代は「新宿ピットイン 友の会」に入り、朝・昼・夜の部に全部入り浸っていた日も数え切れません。そもそも新宿の大学を選んだ最大の理由も「ピットイン」や「タロー」があったからです。
ニューヨーク留学中の2年間はほぼ毎日、どこかのジャズ・クラブに出没していました。はしごなんてザラです。おかげで2年目にはたいていのジャズ・クラブに顔パスで入れるようになりました。
70年代は、外国から来るジャズ・ミュージシャンのライヴ(ロックも同様)はほとんど一番安いチケットを買って観に行きました。もっとも医者になってからは、前売り券を無駄にしたことも数知れずですが。
「数が多けりゃいいてもんじゃない」
そう仰るひともいるでしょう。重々承知です。でも聴かなきゃ話は始まりません。数が多ければいいんです。とにかくライヴはミュージシャンと聴き手の一期一会のひとときです。そうやって聴いてきて、本当に身の毛のよだつすごいライヴに何度も接することができました。
てな、ことを書くんじゃなかったです。本の宣伝をするつもりでした。でもタイトルを見れば、説明不要ですよね。補足するなら、タイトルの前にかっこして(小川隆夫が愛する)という文句が入っていると考えてください。ぼくの好きなライヴ盤の紹介ですから、みなさんがいいと思うかどうかはわかりません。
でも名盤選ってそんなもんでしょ。だから「あれが入っていない」とか「これが入っていない」とかのヤボはいいっこなしです。ここはぼくが選んだ113選ということでご理解ください。
妙なものも入っています。でも、ぼくは基本的にすごーく当たり前のものが好きなので、たいていのひとが名盤と考えているものをたくさん選んであります。ありきたり、ってことですね。1冊目はそれでいいでしょ?
それから、いくらマイルスが好きだからって、マイルスのライヴ盤を全部紹介することもしていません。『アガルタ』も『パンゲア』も入っていません。ですから、できれば続編も出したいのですが、それはこの本の売れ行きしだいです。そういうわけで、みなさんよろしくお願いします。内需を拡大しないと、日本は本当に沈没してしまいますよ。
最後になってしまいましたが、Thanks to Ruth Lion & Michael Cuscuna for cover photoということで。