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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2009-01-26 映画『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』
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 昨日の日曜日、六本木ヒルズの「TOHOシネマズ」で観てきました。封切り2日目ということで満員です。ニューヨークで観ようと思っていたのですが、内容がわかりにくそうだったので、そのときはパスしてしまいました。

 1950年代のアメリカ。子供のころに憧れていたアメリカは「パパはなんでも知っている」とか「うちのママは世界一」、あるいは「ビーヴァーちゃん」の世界です。豊かで愛情にあふれた家族や社会。それが原体験となって、アメリカへの憧憬が強くなり、ぼくは1960年代に入るとアメリカの音楽や映画やファッションにのめり込みます。

 しかし、実際はどうだったんでしょう。いい面ばかりでないのはアメリカに限ったことじゃありません。いつのころからかそんな現実にも気がつくようになっていましたが、そのことを改めて考えさせてくれたのがこの映画です。

 一見、何不自由のない生活。順調な人生。それでも何か大切なものを忘れているのでは? そんなことをふと思うときって、誰にでもあるでしょ。精神的に満たされないっていうか。幸せと不幸って裏腹ですから。いままで幸せと感じていたもの、思っていたものが、ふとしたきっかけで不幸や心配の種になることって、日常でもあります。

 映画を観て感じたのは、アメリカ人って白・黒をつけたがる人種なんだなってことです。イエスとノーがはっきりしてますから。それがとても楽チンなときと、重荷になるときがあります。ぼくなんかいい加減に生きてきましたから、この映画の世界に入ったら疲れるだけでしょう。

 日常が空虚に感じたらどうするでしょうね。いまさら人生をやり直す気はさらさらないし、結局いまのままが一番楽ってことで、何も変えないと思います。映画のふたりはまだ若いので、次なる人生を夢見ることもできるんでしょう。

 その分を考慮しても、やっぱりアメリカ人とぼくのメンタリティはまったく違いますね。ああいう物の考え方をするから精神科医が大繁盛するんでしょう。

 最後に老夫婦のご主人のほうが、奥さんの話を聞きながら補聴器のヴォリュームを下げていく場面が出てきます。主人公の若い夫婦にしても、会話が多すぎるのかもしれません。会話が多いのは悪いことじゃないとは思いますが、なんでもかんでも自分の考えを正直に言うのは、ときと場合によってはどうなんでしょう。そんなことも思ってしまいました。

 これ、うるさいっていうのとは違います。静かにしてほしいっていうのとも違います。ときと場合によっては聞きたくない話とか物事もあるじゃないですか。でもそれを遮ってしまうと、相手が不満を覚えたり、話せないことでストレスを感じたり、それもこちらとしては心苦しいですし。人間関係は難しいです。

 この映画のように郊外に住んでいる主婦だと、結局一番の話し相手はご主人でしょうから。毎日が空しく感じられ、違う人生を夢見るのも自然だと思います。でもご主人は、自分の仕事をやめてまで新しい生活をしたいとは積極的に思っていません。

 このギャップ、ケース・バイ・ケースでしょうが、大半の夫婦には埋められないでしょうね。あとは現実とどう折り合いをつけるかです。これは心の持ちようですかね。

 やっぱりこの映画、日本で観て正解でした。このところ、ディカプリオの映画を観るたび、彼がいい役者になってきたことを実感します。そろそろアカデミーが取れるんじゃないかしら。ケイト・ウィンスレットにも存在感が出てきました。『タイタニック』のころに比べると、このふたり、大きな花を実らせたと思うんですが。

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 それでこの映画、原作があるんですね。作者のリチャード・イエーツはこの作品がデビュー作だそうです。最初にこういう素晴らしい小説を書いてしまうと、あとが大変かも。ロバート・ケネディのスピーチ・ライターをつとめていた経歴にも興味を覚えました。そのうち、こちらの原作も読んでみようと思っています。
by jazz_ogawa | 2009-01-26 11:21 | 映画&DVD | Trackback | Comments(6)
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Commented by med_ical at 2009-01-30 07:35 x
私もアメリカ、特にニューヨークに憧れていましたが寒さの厳しさを知って後込みしました。翻訳をする上でアメリカ人のことを知っていた方がいいと思うので勉強になりました。白・黒をつけたがるということで合理的な事を好む国民性を感じました。ここの所寒さが厳しいので小川さんもお体にお気をつけて下さい。
Commented by jazz_ogawa at 2009-01-30 09:00
med_icalさん、やはり現地に行くとわかることや感じることがあります。寒さは厳しいですが、それを上回る面白いことやいいこともありますから、タイミングを捉えて行かれたらどうでしょう?
Commented by med_ical at 2009-01-30 22:32 x
そうですね、冬以外に行けたらいいですね。白・黒をつけたがるというのが自分に合っているのかどうか興味があります。
Commented by jazz_ogawa at 2009-01-30 22:50
med_icalさん、おすすめは春か秋ですね。月並みですが。
Commented by fanfan at 2009-02-01 22:30 x
今週、知人と見に行ってきます。
空虚なリアリティを見て見ようと思います。。

でも、どうも最近は、楽しいドラマとかのほうが、惹かれるんですけどね・・
「和幸」楽しみですね。月末にはライブもあるようですし・・
私は、残念ながら行けませんが、小川さんは行かれるのですか?
Commented by jazz_ogawa at 2009-02-01 23:18
fanfanさん、楽しいドラマではないですから、ちょっと暗くなるかも、です。
和幸のコンサート、すっかり失念していました。CDは予約していたんですが。それでいまチケット予約しました。2階の後方の席ですが。
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