
再発や編集ものばかりですが、また少したまってきたので紹介しておきます。
トップの写真はリンゴの『5.1 Collection』(KOCH)で、アメリカ盤しか出ていないようです。ビートルズの『ラヴ』に触発された彼が、「自分も5.1チャンネルのサラウンド盤を出したい」と希望して発売になったとのこと。リンゴって、これまでにもDual DiscやUSB仕様でアルバムを出しているので、通常とは違うメディアに興味があるんでしょうか?
内容は、近年のアルバム『Choose Love』と『Ringo Rama』からの選曲で構成されています。Disc 1が5.1チャンネルにミックスされたDVDA(DVDオーディオ・ディスク)で、Disc 2が同じ内容の通常ステレオ盤です。ただし、DVDAにはボーナス・トラックとして、最後に「I Really Love Her」が追加されています。
サラウンド・マニアとしては、リア・チャンネルの音量の低さにちょっと不満はありますが、これでまたコレクションがひとつ増えたと考えれば大歓迎です。でもこういう商品、どのくらい売れるんでしょうね?
リンゴでいうなら、このあと、6月18日にアップル時代の4作品が初めて紙ジャケ化されます。『リンゴ』のブックレットも正確に再現されるらしいんで、楽しみです。

これは5月18日に発刊されたイギリスのThe Mail On Sundayです。この新聞、去年もプリンスの新作を付録にしていましたが、今回はポールの『Memory Almost Full』が無料配布されました。こういうことをやってくれるイギリスの新聞はうらやましいですね。
ポールのこのアルバム、イギリスでは10万枚売れたそうです。ところがこの新聞の発行部数は200万部。全部に付録がつくのか、一部だけかは知りませんが、相当の枚数がリスナーの手元に届くことになります。これって、プロモーションなのか自殺行為なのか。とにかく、ここにもう1枚、コレクションしなければいけないものが増えました。

それがこれです。ペーパー・スリーヴ入りです。右上にmplとThe Mail On Sundayのロゴ・マークが入っているところなんか、いいじゃないですか。

裏にはFor Promotion Use Only-Not For Saleの文字も。こういうの、嬉しいですね。
ところで、ポールは新作をイースト・サセックスの自宅でレコーディングしているみたいです。6月1日にはリヴァプールでコンサートを開きましたし、夏には新作をリリースしてツアーに出る話もあるようです。

こちらは、数日前に届いたトラヴェリング・ウィルバースの2枚。これはUS盤で、EU盤は10日発売なので未着です。今回は、この前に出たボックス・セットと同じ内容で、それぞれ2曲のボーナス・トラック+スリップ・ケース仕様というもの。日本盤は出ないんでしょうか?

最後は『ロールド・ゴールド・プラス~ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ローリング・ストーンズ』。早くも再発ですが、今回はSMH盤です。もったいないので、未開封のまま保存しておきます。
高音質が謳い文句のSMH盤ですが、本当に音がいいのか、節穴の耳仕様になっているぼくにはわかりません。ジャズの作品もいろいろ出ているので聴いていますが、そもそもオーディオ装置が貧弱なんで、ぼくにはあまり関係ないみたいです。でも、SMH盤は限定発売なので、わりと売り切れてしまうものが多いようです。ジャズならそれもわかりますが、これってロック・ファンにもオーディオ・マニアが多いってことかしら?