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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
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TEL: 078-265-6595

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2008-05-18 『最高の人生の見つけ方』
2008-05-18 『最高の人生の見つけ方』_e0021965_11181397.jpg
 ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演したこの映画を六本木の「TOHOシネマズ」で観てきました。最後はほろりとするいい映画でした。映画はファンタジーですから非現実的な内容ではありますが、それでもロブ・ライナーが監督した作品らしく、心温まる物語になっていました。
 余命いくばくもないふたりが、残された人生でやりたいことをやってみる。その間に、肌の色を超えた本物の友情が芽生えていきます。

2008-05-18 『最高の人生の見つけ方』_e0021965_11182939.jpg
 死ぬまでにやってみたいこと。
 ぼくには何があるのかな? と考えてみたんですが、どうでしょう。映画のように、まだ元気で普通のことができるという条件のもとでなら、以前から口にしている「アメリカン・ルーツ・ミュージックの旅」と、あとはもう一度ニューヨーク大学に戻って、途中で中断してしまった勉強を続けてみたい、といったことぐらいしか思い浮かびません。でもこういうことって、いまだってやる気になればできるわけですから、「これは!」というものではないかもしれません。

 4年前に倒れたとき、「心残りはあるけれど、まあ悪くない人生だった」と思いました。その思いはいまも変わっていません。その後の4年でさらに楽しいことやいいことがいろいろあったので、いま死んでも悔いはないという心境です。
 本当に恵まれていましたし、ラッキーでした。そういうこともあって、これからどうしてもやってみたいことが思い浮かばないんでしょう。買いたいものや食べたいものはありますが。
 誰だってやがて死ぬことはわかっています。しかし。期限を決められているひとと、いつか死ぬと思っているひととでは、考えも違うでしょうし、1日の重みも違うでしょう。そろそろ幕引きも近くなってきたな、とは思っていますが、それでもはっきりしていないだけに、まだいい加減に生きているぼくです。

2008-05-18 『最高の人生の見つけ方』_e0021965_11185438.jpg
 日々、細かいことでくよくよしたり、落ち込んだりはします。しかし「大局的に見れば、そんなことどうだっていいや」と思い直します。気持ち的には強くなりましたね。投げやりかもしれませんが。ほんと、ほとんどのことがどうでもいいんです。どうせ、最後は死んじゃうんだから。
 4年前から、そういう風に考えるようになりました。まあ、無責任になったということです。どのみち、ぼくに期待しているひとなんていないんですから。この考えが重要です。自分を過大評価すると、いろいろと気になることが増えるっていうことに気がついたんです。このところ「テキトーに生きる」宣言をしていますが、根幹にある思いがこれです。

 それで、いま思いついたのですが、死ぬまでにやりたいことは、この映画に出てくるような本当の親友を作ることでしょうか。

 最後にもうひとつ、この映画でジャック・ニコルソンは「遺灰をチョコ・フル・オー・ナッツのコーヒー缶に入れてくれ」といいます。このジョーク、いまの若いアメリカ人には通じないかもしれませんが、ぼくは思わずにやりとしてしまいました。ぼくの世代のアメリカン人なら、この缶の有名な使い方を思い浮かべたんじゃないでしょうか? ぼくが好きなロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズにも、ずいぶん前の話の中で、この缶の使い方が出てきます。
by jazz_ogawa | 2008-05-18 11:21 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(16)
Tracked from soramove at 2008-06-03 08:18
タイトル : 「最高の人生の見つけ方 」今、何が出来るかリストをどんど..
「最高の人生の見つけ方 」★★★☆ ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演 ロブ・ライナー 監督、2007年、アメリカ、96分 人は生まれた瞬間から 死ぬまでの人生を生きている。 予告を見て是非見たいと思っていた作品。 余命半年と宣告された主...... more
Commented by 高橋 at 2008-05-18 12:54 x
注文した翌日にサインして頂き恐れ入ります,月曜日(?)が楽しみです。自分で余命が分っていても明るく生きられるようになりたいですね。死ぬまでにやりたいことは好きな英語で仕事ができるようになることでしょうか、小川さんのメッセージを見て頑張りたいと思います。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-18 15:20
高橋さん、ちゃんとメッセージも書いておきました。でも乱筆なので、許してください。
Commented by 高橋 at 2008-05-18 16:22 x
「クロネコメール便」で今 着きました。いえいえ達筆です,お世話様でした。
Commented by 高橋 at 2008-05-18 18:00 x
そうでした、チョコ・フル・オー・ナッツの缶の使い方 分りません,教えて頂けますか。(昨日と今日で1ヶ月分書き込んでしまいました,お邪魔しました。。。)
Commented by こばやし at 2008-05-18 18:19 x
小川さん、同じようなコメントになってしまったのに返して下さりありがとうございます。コーヒー缶の使い方、灰皿にするのかと思ったのですが違いますでしょうか?よく海外の小説だと解説が入ったり単語の後に括弧で説明が付いたりします。映画やテレビドラマだとそういったのがないですからわかりにくい時がありますよ。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-18 18:47
高橋さん、本はお勉強の合間にでも楽しんでください。ちょうどいい息抜きにでもなればいいのですが。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-18 18:48
高橋さん、ちょっと書くのがはばかれるので、長距離ドライヴの友とでも思っていてください。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-18 18:49
こばやしさん、灰皿はいいところを突きましたが、ぼくが知っているのとはちょっと違います。もちろんそういう使い方もできますが。高橋さんへのコメントがヒントです。
Commented at 2008-05-18 20:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-18 20:23
Gさん、非公開にしていただきありがとうございました。いかにも「テキトー」なぼくらしい間違いでした。
Commented by こばやし at 2008-05-18 22:15 x
ははあ、もしかしたらというのはあるんですけど、外しているとまずいので止めときます。もしスペンサーシリーズのどの作品か分かりましたら教えて下さい。確かめてみます。
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-19 08:54
こばやしさん、女性が使うにはちょっと不向き、ということで、わかりますよね。
どのスペンサー・シリーズかは忘れました。そのくだりを読んで、にやりとしたことは覚えていますが。
Commented by こばやし at 2008-05-20 18:33 x
全然関係ない話で申し訳ありません。先日サザンオールスターズが30周年のツアー終了後無期限の活動停止をすると発表したそうですが海外ではシカゴやストーンズ等長きにわたって活動しているグループがいくつかあります。日本よりも個人個人の個性が強いと思われるのにほぼ同じメンバーで活動し続けているというのは驚くべき事だと思われるのですが小川さんから見て何か特別な物があると思われますか?以前チャーリー・ワッツと話をされた事がありましたけど長く続けていく事の秘訣なども話されていましたでしょうか?やはりメンバーがストーンズを続けていくという事に強い気持ちがあるのでしょうか?
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-20 23:24
こばやしさん、どうなんでしょうね? ケース・バイ・ケースなので、ぼくには長寿の理由はわかりません。ストーンズの場合は、ビジネス的な理由も大きいと思います。
Commented by 高橋 at 2008-05-21 11:50 x
小川さん 少しだけ読ませて頂きました。ブレイキーがくれた100ドルのお年玉のお話いいですね,20年前のブレイキーとの写真が微笑ましいです、裏表紙でにらんでいるのが彼ですよね。ジャズマンが眠る場所でマイルスの墓石の大きい事と言ったら,ここで眠りたいなんて20年早いです。(苦笑)
Commented by jazz_ogawa at 2008-05-21 19:27
高橋さん、楽しんでいただけているみたいですね。ブレイキーは、ぼくに限らず日本人にはとても親切なひとでした。辛い人生を送ってきたひとだけに、その優しさにことさら感激しました。
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