気温的には15度前後と思いますが、今日は木枯らしが吹いているような寒さでした。相も変らぬ午前中の日課を終えて、お昼もやっぱり「au bon pain」で。
本日はCiabatta+All Natural Chickenの組み合わせにしてみました。アメリカでは6月から、15軒以上の店舗があるチェーン店ではカロリー表示が義務付けられることになったようですが、ここの食べ物はどのくらいのカロリーでしょうか? 「Subway」はカロリーがわかるようになっていますから、それと比べると大体想像はつきますけど。
それで、店を移動するのも面倒くさくなって、食後はそのままここで仕事です。2時間ほどでゲラを読み終わり、これで今回のチェックはすべて完了しました。その後はとくに行きたいところもないので、アパートに戻り、先日途中まで観た『小説家を見つけたら』の後半を。
この映画、封切られたときにニューヨークで観てジーンとした記憶があります。音楽にはマイルスとオーネット・コールマンの作品も使われています。マイルスの演奏はリミックスされているんじゃないでしょうか? 彼のエレクトリック・サウンドが実に効果的に登場しますし、それらが叙情味に溢れていていいんですね。
そういえば、このところショーン・コネリーのDVDばかり買っています。これは偶然で、彼が出ている映画がぼくには楽しめるものばっかりということなんでしょう。ニューヨークに来る前は『マーニー』や『ロシア・ハウス』を観ましたし、日本に戻ったら『007』シリーズが届いていることだと思いますし。
映画を観終ってもまだ夕方になりません。ほかにするべき仕事もありますが、今日はなんだかその気分にならず、今度はiPod touchでジョージの『バングラデシュ・コンサート』を観ることにしました。
ここ数日、キャット・スティーヴンス、ザ・バンド、ディランの30周年記念ライヴ、古畑任三郎、ゴッドファーザー・パート2などを、touchで手当たり次第に観ています。仕事もしていますが、こういうことで休日の気分を味わっているんでしょうね。今日は夕食の時間が遅いので、のんびりと午後を過ごした感じです。
夕食は「Bouley」(120 West B'way)に行ってみました。引っ越していまのモダンな内装になった店も悪くないですが、Duane Streetに面していた前の店のほうが落ち着いた雰囲気でよかったですね。
トライベッカのこのあたりは夜になると人通りもまばらです。それでもここだけはいつも満席。今回も7時ごろの予約は全部いっぱいで、9時半になってしまいました。実は「Jean Georges」にも予約を入れてみたのですが、こちらはカジュアルな席ならもう少し早い時間で席が取れましたが、メインのダイニングは10時半ということで諦めました。
「Bouley」にしても一時は1ヶ月くらい前じゃないと予約が取れなかったんですから、それを考えれば、いまはここに限らず、たいていの人気レストランもそれよりはましになったようです。
まずは、アミューズで春野菜のスープとソルベです。説明を受けたときには内容が完璧にわかったのですが、食べているうちにすっかり失念してしまいました。
アペタイザーは「Sashimi Quarlity Blue Fin Tuna」。これは「with shaved Fennel dressed in Herb Oils and a Spicy Marinade」というわけで、セリの上に赤身のマグロが載っています。
メインはサーモンにしました。メニューにはなかったのですが、今日はサーモンが食べたい気分だったので、お願いしてみたとこころ、こういう形で出てくれました。上に載っているのはオレンジです。
これは付けあわせとして必ず出てくるポテトのピューレ。非常においしいのですが、おいしいということはバターがたっぷり使われているんでしょうから、泣く泣く数口でやめておきました。
ちょっと露出が明るいですが、口直しに出てきたパッション・フルーツのソルベ。これもいつも出てきます。
デザートに頼んだチーズ・ケーキ。ラズベリーのアイスクリームつきですが、それをヴァニラのアイスクリームに替えてもらいました。
そのあとは、こんなものまで出てきましたが、さすがに残してしまいました。「Bouley」はサーヴィスでいろいろなものを出してくれるので、値段はそこそこしますが、日本の同クラスのレストランに比べればかなり割安の感じです。
通りを挟んだとなりに最近オープンした「Bouley Upstairs」(130 West B'way)。こちらは値段が半分くらいのカジュアルな店で、予約はとってくれません。「come early or wait」ということですね。次回はここにも行ってみようかと思います。