
寝たのが遅かったので、今日は朝昼兼用で、近くの「au bon pain」でハーフ・サイズのサンドイッチにしました。パンはCiabattaで、ロースト・ビーフにアルファルファ・スプラウト、レッド・オニオン、ロメインなどを乗せてもらいました。ロースト・ビーフはいつも食べるターキーよりロー・ファット、ロー・コレステロールということで、今日はこちらにしてみました。
その後は、近くのスターバックスで次に出る全音本のゲラ・チェックです。今回が3校目で、考えてみると初校がハワイ、再校が東京、それで今回がニューヨークと、なかなかインタナーショナルなゲラではあります。

スターバックスですが、スリーヴの色が白っぽいものに変わっていました。ここで2時間ほどチェックをしたあと、いよいよ本日のお楽しみに行ってきました。

やっぱりこの映画、最高にかっこいいですね。ネットで観た予告編以上で、さすがにストーンズ+スコセッシでした。いったい何台のカメラを回したんでしょう? これまでにストーンズのライヴ・ヴィデオはすべて観ましたが、今回のドキュメンタリーはライヴの模様が最高です。やっぱり小さな劇場で収録、というのがよかったんでしょう。
ニューヨークの「ビーコン・シアター」で行なわれたスペシャル・ライヴです。どんなひとたちが行けたんでしょう。ほんと、うらやましい限りです。前の席はきれいな女性ばっかり(男性も少しは混ざっていましたが)。クリントン元大統領なんか一家を引き連れて観にきて、役得で一緒に写真も撮っていました。彼がストーンズを紹介するMC役を務めたんで、それも当然なんでしょうが。

それにしても、メンバーの若々しいこと。この10年くらい、イメージとしてはまったく歳を取っていません。ミックなんかそばで見ればしわも多いですが、筋肉質ですから、傍目には動きも含めて、若いミュージシャンより若々しいです。
初来日時にチャーリー・ワッツをインタヴューしたとき、インタヴュー・ルームにメンバー全員が1分くらい顔を揃えた瞬間がありました。すぐそばでミックを見ましたが、そのときともあまり変わっていません。もう20年近く前ですからね。どこかで歳を取るのがストップしてしまったようです。この姿、沢田研二に見せたいほどです。やっぱりロッカーはこうじゃなくちゃ、の見本ですね。

それで、この映画、一般の映画館でも公開されていましたが、せっかくなのでリンカーン・センター・エリアにある「IMAX Theater」で観てきました。さすがの大迫力で圧倒されました。
ストーンズとIMAXといえば、10年くらい前でしょうか、今回のドキュメンタリーが撮影された「ビーコン・シアター」で、当時のライヴ・ドキュメンタリーが上映されました。そのときに初めてIMAXなるものを観て感激した記憶があります。
「ビーコン・シアター」は2000人も入ればいっぱいになる古いコンサート・ホールです。そこに特大スクリーンを設置したため、近すぎると観えませんから、客席の前三分の一くらいはクローズにしての上映でした。

夕食は、せっかくここまで来たのだからと、久しぶりに「Shun Lee」(43 West 66th Street)に行きました。ミッドタウンのウエストサイドにあるチャイニーズでは一番好きで、ひところはしょっちゅう行っていました。値段もそこそこします。

アペタイザーのSteamed Dumplingですが、これ、ほとんどショウロンポウです。ここのアペタイザーはどれもいまいちなんですが、今回のニューヨークでは「食べる量を減らす」がテーマなので、いつも最後にChow Funという太い焼きそばを頼むのですが、それを食べない代わりに、アペタイザーをオーダーしました。

で、ここでのぼくの定番はVelvet Chicken。いまではメニューにないのですが、これぞ「ぼくのための料理」みたいなものなので、いつも無理をいって作ってもらいます。チキンのささ身と卵の白身、それにインゲン、マッシュルーム、ハムなどを炒めたものです。油をたくさん使っているのが玉に瑕ですが、大好物のひとつです。

こちらはSzechuan Scallops。揚げ物なので、ぼくはふた切れほどしか食べていません。Velbvet Chickenは半分残し、残りはテイクアウトです。明日のお昼ご飯にします。

まだ、夜もそれほど遅くないので、これからもう少しゲラのチェックをします。
ニューヨークは東京より涼しい感じで、シャツとジャケットでは、ぼくの血管は収縮しそうです。間に薄手のトレーナーも着ていたのですが、それでも今日はちょっと寒い感じでした。