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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「ジャケ裏の真実
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@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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「3月文化講演会」@神戸
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TEL: 078-265-6595

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2008-01-26 これは見つけ物 
2008-01-26 これは見つけ物 _e0021965_15514618.jpg
 書店なんかで売っている500円のDVDですが、Amazonで見つけて買いました。1917年のニューオリンズ、それもバーボン・ストリートなんかが舞台の映画で、ルイ・アームストロングが実名のミュージシャン役で出てきます。それも素晴らしいですが、それ以上の見物がビリー・ホリデイです。彼女はお金持ちの家に雇われているメイドですが、なんとサッチモと恋人同士の設定です。もちろんホリデイの歌も登場します。
 1947年の映画です。それより30年前のニューオリンズの雰囲気や風俗がどこまで忠実に再現されているかは知るすべもありませんが、500円でこの内容は文句なしです。
 しかもこのシリーズ、ぼくには嬉しいことがあります。安手の商品ですから、字幕が最初からフィルムに焼きつけられているんですね。お陰で、iPod touchに字幕ごと取り込むことができます。ぼくが持っている変換ソフトでは、どうしても字幕を取り込むことができません。同じソフトでもMacなら字幕が取り込めるんですが、Windowsでは駄目みたいです。でも、このシリーズならそんなことは関係ありません。映像も、touchで観た限りは非常にクリアです。そういうわけで、最近はこのメーカーのものをよく買っています。
 以下にAmazonの紹介記事を貼り付けておきます。

出演:ルイ・アームストロング、アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
監督:アーサー・ルービン

「皆さんご注目あれ、サッチモとバンドの演奏をお聴きあれ、聴くことを悪だという人々もいる。だがブルースはここで生まれた。ブルースを聴くと足でリズムを取りたくなる。ドアを開けて入ると金管楽器の音がする。他でこの音楽は聴けない。ディキシーの調べに乗って足でリズムを取れ、体を揺すれ、演奏を楽しめば何も失うものはない。胸が熱くなるブルースの演奏でベースが響くのを耳をすまして聴け、ブルースが生まれたニューオリンズで・・・」
 バーボン・ストリートで賭博場を経営するニックは、黒人ミュージシャンたちの心の拠り所であった。オペラ・シンガーのミラリーと恋に落ちた彼はニューオリンズを追われるが、賭博から足を洗い黒人音楽を世間に認めさせるためにキャンペーンに乗り出すのだった。

 こう書かれたら、ジャズ好きのひとなら気になるでしょ?

2008-01-26 これは見つけ物 _e0021965_1552528.jpg
 こちらは何度も見た映画ですが、ついでに買いました。ぼくはこの作品と『ベニー・グッドマン物語』と『五つの銅貨』が大好きです。当然のことながら、ハリウッド製ですから史実に忠実でないところもあれば誇張もあります。でも、いいじゃありませんか。ジェームス・スチュアートがグレン・ミラーになりきってトロンボーンを吹いている姿なんか最高です。本当に吹いているとしか思えない動きをしますから。ミュートの使いかたも慣れた手つきです。
 この映画でも、ハーレムにあるジャズ・クラブのシーンでサッチモが登場します。1930年代だと思いますが、白人も黒人もお客さんとして来ています。このあたりは、実際のところどうだったんでしょう? 『ニューオリンズ』もそうですが、音楽の場では人種差別がありません。白人が黒人の演奏する音楽を楽しみ、ミュージシャンとも親しく接します。
 それはそうと、この映画は終盤の演奏シーンがいいですね。ここではフル・ヴァージョンで何曲も紹介されます。こういうところは、音楽好きの気持ちがわかってくれているようで嬉しいです。
 最後はグレン・ミラーの乗った軍用機が遭難して戦死するわけですが、それでも予定されていたコンサートが開かれます。ここは何度見ても胸を詰まらせてしまいます。
 こちらもAmazonの紹介をつけておきましょう。

出演:ジェームズ・スチュワート、ジューン・アリソン、ルイ・アームストロング、ベン・ポラック
監督:アンソニー・マン

 音楽に情熱を燃やす青年グレン・ミラーは苦しい生活を強いられ、商売道具のトロンボーンを質屋に入れたり出したりする生活を続けている。やがてミラーはとあるプロのバンド・メンバーに選ばれて演奏旅行に参加。大学時代の友人ヘレンと再会する。やがて二人は結婚し、ミラーは愛する妻のサポートを受けて自分のバンドを結成。独自の演奏スタイルを作り上げて続々とヒット・ソングを手掛けてゆくが・・・。1940年代のバンド時代、スウィング・ジャズの創始者として、ジャズの歴史に新しいスタイルを確立。世界中のジャズ・ファンに愛されているトロンボーン奏者グレン・ミラーの生涯を妻ヘレンとのラヴ・ロマンスを交えて描いた伝記的映画。

【作品詳細】
●製作年:1954年
●製作国:アメリカ
●収録時間:112分

【受賞歴】
●製作年:1954年
●受賞部門:アカデミー賞 録音賞

 さて、それではこれから「ONGAKUゼミナール」をやりにいってきます。
by jazz_ogawa | 2008-01-26 15:57 | MHR | Trackback | Comments(10)
Commented by うたこ at 2008-01-26 18:42
ニューオーリンズは私も買ってしまいました。
本物のサッチモとビリー・ホリデーのライブシーンは
最高に素晴らしいですね。
劇中で歌われる「愛しのニューオーリンズ」は
すごくいい曲で大好きです。
Commented by jazz_ogawa at 2008-01-26 19:07
うたこさん、ジャズ・ファンには堪らない映画ですよね。ブルースとはなにか、といった話も出てきますし。キッド・オリーまで登場してくるんですから。ルイ・アームストロングのバンドのメンバーの凄いこと、驚きです。
Commented by めいこ at 2008-01-26 22:22
こんばんは!
わぁ~!「グレンミラー物語」、私も見つけたとき、即効、買いました!
「ニューオルリンズ」見たいです!!!
昔の映画、特にミュージカルは、大好きなんです。
えっと・・・色川???何ていったっけ?色川さんとしか覚えていませんが、図書館で借りて読んだ本なんですが、
かなりコアなミュージカルやミュージシャンの事を書いていました。面白くてメモを取りながら読んだんですが、そのメモがどっかにいっちゃって・・・
それを読んでいて分かったことは、私って、物心ついた時からジャズを聴いていたんだということ。
そして、大人におだてられて、踊っていたってことなんです。
だから、いろんな音楽聞いていてもジャズが一番落ち着くんですよね。
昔の映画が安く手に入るとなるとやっぱり買っちゃいます!!!

Commented by jazz_ogawa at 2008-01-27 00:41
めいこさん、色川武大さんはミュージカルの達人ですよね。凄い見識と知識の持ち主でした。
ところで500円DVDですが、ミュージカル映画もいろいろ出していますから、ぜひ楽しんでください。
それにしても物心ついたときからジャズに囲まれていたとはいい環境でしたね。羨ましいです。
Commented by Isis at 2008-01-27 05:33
ビリー・ホリディの顔を見ると「奇妙な果実」(自伝)を思い出します。アメリカには新しい歴史しかないけれど、次々と生まれては消えるドラマが、アメリカという混淆を魅了的に見せてますよねぇ。
Commented by jazz_ogawa at 2008-01-27 08:54
Isisさん、アメリカは歴史が浅くてもその中にさまざまなことが凝縮されていますよね。
Commented by めいこ at 2008-01-27 22:39
こんばんは。
そうです。色川武大さん!「唄えば天国ジャズソング」という本でした。
なんだか、思い出せないのが気持ち悪くて調べました(笑)
あの本、手元に置いておきたかったのですが、なにせ絶版で、他の図書館から取り寄せたもので、書店にはないとのことでした。
で、500円DVDですが、小川さんのご推薦なので時間をみつけて探しに行きます。
それから、羨ましいと言って頂いて恐縮なのですが、家族でただ一人、母が私に機会を作ってくれたようで、ラジオ・テレビの前でひたすら見聞きしていたとの事です。だから狭い世界での経験です。


Commented by jazz_ogawa at 2008-01-27 23:10
めいこさん、そういうお母様も素晴らしいですね。ぼくは子供のころに散々クラシックを聴かされて嫌いになった親不孝者ですが。
Commented by めいこ at 2008-01-28 22:08
小川さん、クラシック、お嫌いなのですか?
私は、けっこう好きなのですが、なぜか寝てしまいます(笑)
で、ジャズとともに良く見聞きしていたのが歌舞伎や能なんですが、歌舞伎は、今もスキで「と・ち・り席」確保してしまうのですが、能は、気持ちよくなってしまって寝てしまうのです(恥)
どれもみな、母の影響です。ちなみに84歳の母は、毎日カラオケスタジオに通っては「別れのサンバ」を十八番に唄っています。
Commented by jazz_ogawa at 2008-01-28 23:24
めいこさん、嫌いというのはちょっと正確でなかったと思います。
実は叔母が声楽家に嫁ぎ、息子が指揮者や声楽家になったため、我が家も父親がクラシック好きで、子供のころにクラシックのコンサートにしょっちゅう連れて行かれました。小さな子供がおとなしく会場に2時間座っているのは大変で、その大変な思いが原体験として残ってしまいました。
それとこれはぼくの性格ですが、聴くとなったら徹底的に聴かないと気が済まず、それには時間がないこともあって、わざと避けているところもあります。
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