このところめっきり寒くなってきましたが、ニューヨークの極寒に比べれば我慢できます。ただし寒さは心臓に大敵なので、今日も含めてここ数日は保温に十分気をつけながらウォーキングをしていました。
さて、今日は1月26日の「ONGAKUゼミナール@駒場」の宣伝です。テーマは「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年」。
ぼく以外で1956年がジャズの黄金時代だったと言っているひとを知りません。これ、ずっといい続けているのですが、相手にされていないのか、そこまで気がついていないのか。とにかくぼく以外にこのテーマできちんとしたことを書いているひとは知りません。いらしたらごめんなさい。
知る限りでは、油井正一さんが、この年に録音された『ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス』、『チャールス・ミンガス/直立猿人』、それと『セロニアス・モンク/ブリリアント・コーナーズ』をモダン・ジャズ史上における三大名盤と仰られていたことぐらいです。
それで当日ですが、いかにこの年の作品に名盤が多いか。それを紹介しつつ、この日は2時間を楽しみたいと思います。
2000年のことですが、『スイングジャーナル』の増刊号「20世紀ジャズ名盤のすべて」のためにアルバムのセレクションを頼まれました。そのときも、圧倒的に数が多かったのが1956年の作品でした。誰がどう見てもこれは外せないという作品の数が、群を抜いてこの年に集中していたのです。それで、漠然と考えていたことが間違っていないと実感しました。
どうして1956年に素晴らしい作品が数多くレコーディングされたのか。理由については、これまでにあちこちで書いてきました。当時の作品を聴きながら、そのことにも触れたいと思います。とはいえ、いい加減な屁理屈かもしれませんから、あんまりマジに受け取らないでください。
なんだか、最近、物事がどうでもよくなってきました。白黒つけるのも面倒臭いですし、すべてが適当でいいように思えています。物事は突き詰めないほうが、お互い幸せかもしれません。物事に目くじらを立てるのはほかのひとにお任せします。ですから、医師の仕事や好きなことは別ですが、それ以外は「適当」、「いい加減」で今年はいこうかなと。これまでもそうだったじゃないかといわれたら、それまでですが。
それで肝心のイヴェントですが、こういうことにになります。
日時:2008年1月26日(土) 午後9時~11時
会場:京王井の頭線 駒場東大前
Orchard Bar
目黒区駒場1-12-22
TEL:03-6410-8324
入場料:1,500円(1ドリンク付)
テーマ:「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年」
いつもがらがらですから、皆さま、お誘い合わせの上、ぜひぜひご参加ください。今回もお土産を用意しておきます。