ついに零下を切ってマイナス4度くらいです。雪が降るかもといっていますが、まだ降っていません。それでも、風がなければそれほど辛くはありません。
いつもと同じで、午前中は食後に原稿書きとジム・ワークです。そこそこ頑張って汗をかき、その後にもう少し原稿を書いてから外に出ました。
まずは「Academy Records& CDs」(12W 18th St.)に行ってみました。しかしここでも買うものがなく、これまでに100回以上はニューヨークに来ていますが、今回は初めて1枚もCDやレコードを買わずに帰ることになりそうです。写真はその「Academy」の前にあった店で見かけたものです。レトロな家電を売っている店です。
お昼は、せっかくここまで来たので近くの「Eisenberg's Sandwich Shop」(175 5th Ave.)にしました。昔ながらのコーヒー・ハウスで、中に入ると1950年代に時代が戻った錯覚に陥ります。
馬鹿のひとつ覚えで、ターキー・ブレストのスライスをホール・ウィートのトーストでサンドウィッチにしてもらいました。ここはツナのサンドウィッチが自称「Best In Town」とのことです。
本当はホット・パストラミとかコーンビーフのサンドウィッチが食べたいのですが、まだまだ脂質の多い食事が続きそうなので、我慢しておきました。それにしてもこの厚さ、昔ながらのコーヒー・ハウスの面目躍如といったところでしょうか。
その後は再び「Marc Jakobs」に行き、娘に頼まれたキルティングのバックを買ってきました。先日は2種類の色がありましたが、今日はこの紫のシルヴァーだけで、サイズは1種類から2種類に増えていました。ここはちょこちょこ品揃えが代わるようです。というか、売り切れ続出なんでしょうが。
そのあとは急に「Le Figaro Cafe」(184 Bleecker St.)のチーズ・ケーキが食べたくなり、本当は食べちゃいけない筆頭に入るようなものですが、食べてしまいました。昔はここで散々食べたニューヨーク・チーズ・ケーキです。
でもさすがにひとりでは食べません。一緒に行った酒飲みとシェアしました。このひと、写真に写っているように、こういうところでもしっかりアイリッシュ・コーヒーを頼んでいます。
そのままゲラのチェックをしようと思っていたのですが、どうも落ちつかないので、近くのウェヴァリー・プレイスと6番街の角にある「Starbucks」に移動しました。ここで2時間ほどチェックして『愛しのジャマン 3』のゲラ・チェックは完了です。
今日はジム・ワークに加えて、ここまでかなり歩いたので、このあとは地下鉄とバスを乗り継ぎ、家の近くにある「Phoneix Garden」(342 E 40th St.)で夕食にしました。この店、2007年度の『ザガット』のチャイニーズでトップになっています。値段からしても店構えからしても、あるいはいろいろなひとの評判からしても、ここが1位とは到底思えないのですが、そう出ているなら一度確認しておこうと、期待度ゼロだったんですが、家から近いこともあって行ってみることにしました。
これは「Sauteed China-Green」、書くまでもないですが。
「Scallops In Black Bean Sauce」ですね。少しはシーフードも食べないと。
そして、どうしてもこういうものを食べちゃいます。「Crispy Roasted Duck」。北京ダックもあったのですが、それは我慢しました。しかしここの北京ダック、この間行った「北京ダック・ハウス」より4割がた安く、しかもメニューには2コースと書かれていました。
このレストラン、やっぱり味は『ザガット』で1位になるのはおかしいです。でも、近場で何かというときには行ってもいいかなと思いました。北京ダックも食べたいですし。ほかにも気になるメニューがいろいろあるので、それは次回以降のお楽しみにしておきます。
ところでここには日本語のメニューがあって、それには笑ってしまいました。それぞれの料理に日本語でひと口コメントみたいなものがついていたんです。「これは食べない手はありません」とか「これはお子様向け」とか、誰が書いたのか、大きなお世話コメント満載です。挙句の果てには「ここはラーメン屋ではありませんので麺類のみの注文はご遠慮ください」みたいな一文もありました。
驚いたのは、星こそもらっていませんが、ミシュランにも掲載されていたことです。ちょっとそれはないんじゃないの、といった印象のレストランでしたが。
今日はまだ早いので、これから眠くなるまでまたまた原稿書きです。何とやりたいことばかりやっている楽しい1日でしょうか。