2週間前のことですが、この映画を観てきました。「新宿バルト9」は、最近オープンしたのでしょうか。学生代によくレコードを買っていた「コタニ」の跡地あたりにできたビルの9階にあるシネ・コンです。
六本木の「TOHOシネマズ」と同じで、ネットでチケットの予約ができて、1階の端末で発券してもらいます。それがこの「KINEZO」です。映画を観るのも便利になったものです。これで席も指定できますから、チケットさえ予約ができていれば、人気の映画でも早めに行ってしばらく並ぶようなことをしなくて済みます。
土曜の午後ということもあって、映画館の入り口はかなりの混雑でした。映画ですが、このところ気になる役者になってきたマット・デイモン主演のシリーズ3作目です。考えてみると、1作目は機内上映、2作目はDVDで観ていますから、映画館で観るのはこの3作目が初めてになります。
わが家をホーム・シアター化しようと思い立って、以前買った2作目をもう一度見直したのがちょっと前でした。お陰で今回は話のつながりもよくわかり、かなり楽しめました。といってもこの映画、3作目だけ観ても問題はないと思います。
2作目では、最後のシーンで一瞬だけニューヨークのアパートが映ります。これまでにもいろいろな映画に登場しているので、そのコレクションをしようかと思うのですが、さて何に映っていたか。「ミュンヘン」は覚えていますが、それ以外が思い出せません。記憶では少なくとも5本以上はあったと思うのですが。
マット・デイモン扮するジェイソン・ボーンは、この手の映画に登場するヒーロー(?)特有の不死身さで次々と問題を克服していきます。ぼくだったら最初のアクシデントで即死ですが、そう簡単にはやられません。危機一髪の連続で、最後までたどり着きます。これがシリーズの最終作と聞きましたが、まだボーンさんは生きていますから、今後も新しい展開があるかもしれません。
『オーシャンズ13』ではこれまで以上に重要な役を演じていたマット・デイモンです。『グッド・シェパード』もよかったですし、最近はぼく好みの映画にいろいろと出るようになってきました。脚本も書けるかなりの映画青年(もう青年じゃないかもしれませんが)と見受けました。ぼくは役者に徹しているひとも好きですが、製作者サイドにも立てるひとに興味があります。
このひとのインタビューを以前テレビで見ましたが、映画についてかなりいろいろなことを考えている印象を受けました。それでいて映画オタクでないところにも好感が持てます。以前から評価はされていたと思いますが、ぼくの中では遅まきながらようやくマット・デイモンの時代が始まった感じです。これからどんな映画に出て、どんな作品に関わっていくのか。楽しみがひとつ増えました。