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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2007
2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi\'s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007_e0021965_19545666.jpg 9日の日曜日に「国際フォーラム」の「ホールA」で開催された上原ひろみさんの「Hiromi's Sonicbloom JAPAN TOUR 2007」と題されたコンサートに行ってきました。昨年は「ホールC」で観ましたが、そのときも相当なプラチナ・チケットだったため、今回は5000人収容の「ホールA」となりました。それでも発売直後にソールドアウトになったそうです。上原さんの人気にはいまや凄まじいものがあります。
 デビュー直後に渋谷の「JZ Blat」で聴いたことを考えると、あっという間にここまで来た感じです。それもこれも、上原さんの傑出した音楽性がこの人気を呼び起こしたのでしょう。とにかく、40年以上ジャズを聴いてきたぼくが彼女のプレイにわくわくするんですから。

2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi\'s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007_e0021965_1955113.jpg
 今回はこれまでのトリオから離れ、デビュー作の『アナザー・マインド』にも1曲参加していたギタリスト、デビッド・フュージンスキーを加えたカルテットでのステージとなりました。ずいぶん前の話ですが、フュージンスキーは、ぼくがプロデュースしたアダム・ホルツマンと組んでテレビの仕事をしていたり、そのころに覗いたレコーディング(『チャートバスターズ』)で本人に紹介されて、いつか彼のアルバムを作りたいなぁと思っていたギタリストです。
 当時とはだいぶイメージが違っていましたが、ツイン・ネックのギターを持って超絶的なテクニックでばりばり弾きまくる姿からは、マハヴィシュヌ・オーケストラを率いていたジョン・マクラフリンの姿を思い浮かべました。

2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi\'s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007_e0021965_19564716.jpg そしてこのギタリストが加わったことで、上原さんの音楽もさらにパワフルなものになっていました。今回のツアーは、同じメンバーでレコーディングされた最新作『タイム・コントロール』に合わせてのものです。何度もアルバムを聴いていたので、内容も予測はできていました。それでも実際にライヴで同じ曲を聴くと、上原さんの意図していたものがもっと明確に感じられてきます。そこがライヴの面白さでもあるんでしょう。
『タイム・コントロール』は、上原さんがギター・ミュージックをやってみたくて作ったもののように思えてきました。それくらいフュージンスキーのプレイが重視されていますし、ギターのこと、とくに彼のスタイルがわかっていないと作れないメロディ・ラインやサウンドのオン・パレードになっています。
 ちなみに、手渡されたセット・リストはこんなものです。

2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi\'s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007_e0021965_19573959.jpg『タイム・コントロール』以外の作品で発表された曲も演奏されていますが、それらもすべてフュージンスキーが加わったことで新しい魅力を獲得していました。いつものメンバーであるベースのトニー・グレイとドラムスのマーティン・ヴァリホラもパワーアップしていて、現代版のマハヴィシュヌ・オーケストラを観たような気になりました。
 上原さんはフランク・ザッパが大好きだそうです。それだけに、ライヴはマザーズ・オブ・インヴェンションにもどことなく通じた音楽だったかもしれません。もちろん、上原さんがマハヴィシュヌ・オーケストラやマザーズ・オブ・インヴェンションを意識しているかどうかは知りません。ぼくにはそう聴けたというだけのことです。
 彼女はぼくの娘と同じ年齢ですが、この世代の女性はいいですね。好きなことを好きなようにやれる世代といえばいいでしょうか? 旧世代のしがらみがなくて、それでいて旧世代が残したことにも新鮮な目を向けることができる。そんなことを、感じさせてくれるライヴでした。

2007-12-12 上原ひろみ~Hiromi\'s Sonicbloom JAPAN TOUR 2007_e0021965_19583488.jpg
 ところで、1月には上原さんがチック・コリアと「ブルーノート東京」で共演したライヴ盤が早くも発売されます。ぼくもそのステージを観せてもらい、そのときの模様はこのブログで紹介しました。そんなことからライナーノーツを書くことになりましたが、この2枚組がまた最高に素晴らしい出来映えです。初回版にはライヴ映像を収録したDVDも特典でつくそうです。それにしても、毎月連続して新作をリリースしているチックの充実にもびっくりです。
by jazz_ogawa | 2007-12-12 20:03 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(4)
Commented by めいこ at 2007-12-12 21:40 x
こんばんは。チックコリアさんとのアルバム。期待できますね!
私は、昨年の東京ジャズでの共演をテレビで見ました。その時、ハンクさんも一緒に「いつか王子様が」を演奏されたのが印象に残っています。
アルバム欲しいけれど、クリスマスライブに日参するので当分買えませんね。(生音優先思考です。笑)
Commented by だいすけ at 2007-12-12 21:54 x
がははははは!
今年は私も大阪NHKホールで上原ひろみコンサートに行ってきました!!いやぁはじけてましたね!!なんとも楽しそうにピアノを弾く人ですね!
2年ほどチケット取れずに苦渋をあじわっておりましたが、今年はプレオーダーでゲットいたしました。
知人と二人でいったのですが、相手は今流行りの(?)NEETのバンドマン(ギター)でチケット代は職についてから払うという「職に就く気あるのか?」という疑問を残しつつも音楽に詳しいから連れて行くには好都合でした。
来年は音楽に詳しい可愛い女性と行きたいですね。
自分の結婚式で上原さんにピアノ弾いてほしいですね。
結婚予定はまったくないですがね・・・
Commented by jazz_ogawa at 2007-12-12 22:47
めいこさん、「生音優先思考」で正解だと思います。ライヴは一期一会ですから。
Commented by jazz_ogawa at 2007-12-12 22:49
だいすけさん、大阪も盛り上がったと聞いています。というか、彼女のライヴはどこでもいつでも盛り上がるみたいです。そこが人柄なんでしょう。ほんと、弾けていましたね。とても気持ちのいいコンサートでした。
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