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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2007-11-21 山下洋輔ニューヨーク・トリオ@「草月ホール」
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 来年は結成20周年を迎える山下洋輔ニュー・ヨーク・トリオ。このトリオはこれまでに何度聴いたことでしょうか。最初は1989年の「スウィート・ベイジル」でした。来年が20周年ということは、これが最初のライヴだったんでしょう。ニューヨークの人気ジャズ・クラブ「スウィート・ベイジル」の肝いりで年に一度、日本のゴールデン・ウィークにあたる1週間、このトリオは店がクローズするまで毎年出演していたと記憶しています。
 GWはいつもニューヨークですから、このトリオの「スウィート・ベイジル」ライヴは一度も欠かさず、毎年観ていました。嬉しかったのは、アメリカのお客さんが多かったことです。ときどき、ニューヨークでも日本人アーティストがライヴをやっていましたが、そういうときは大半が日本人のお客さんで、「こんなに素晴らしい音楽をアメリカのひとに聴いてもらえないのは残念」と思うこともしばしばでした。
 山下さんはアメリカ人の広報担当を雇い、積極的にアメリカのメディアに取りあげてもらっていました。その結果が、こういう形で実を結んだのでしょう。

e0021965_2111449.jpg
 昨日はそのトリオのツアー最終日で、ぼくも会場の「草月ホール」に行きました。予定ではテナー・サックスの川嶋哲郎さんがゲスト出演するはずでしたが、交通事故で足を怪我したとかで、トリオだけのコンサートになりました。川嶋さんには悪いですが、トリオの演奏がたっぷり聴けたのはよかったと思います。
 20年ほど前に比べると、皆さん、見た目はそれなりの年齢になりました。とくにベースのセシル・マクビーはずいぶん老けたなぁという印象です。ぴちぴちしていたフェローン・アクラーフも、相変わらず若々しいものの、よく見るといい感じの中年になっていました。そういえば、その昔、彼がキープしていたボトルを勝手に飲んでしまったこともありましたっけ。ニューヨークのカラオケ・バーでのことで、もう覚えていないでしょうが。

e0021965_21112357.jpg このニューヨーク・トリオ、リーダーの山下さんのプレイもそうですが、ずいぶん聴きやすくなりました。思ったんですが、これ、ポルシェと同じです。ぼくはポルシェ好きで、ここ15年ほどで5台は乗り換えましたが、新しくなるたびに運転しやすくなってきます。最初のころは、クラッチが堅くて、足がつることもありました。それが新しくなるたび、一般の乗用車に近い運転のしやすさに変わってきました。それでも、相変わらず魅力的なので乗り続けています。
 山下さんのトリオもそういう感じでした。「メモリー・イズ・ア・ファニー・シング」なんか、最高に美しいバラードで、トレードマークのしっちゃかめっちゃかなフレーズは一度も登場しません。元を正せば、山下さんはビル・エヴァンス派のピアニストでしたから、こういう演奏をしても魅力的です。
 あと、岡本喜八監督が撮ろうと考えていた映画の主題曲も、とても美しく、儚いイメージがあって、大変気に入りました。この映画、監督が亡くなったため宙浮いているとのことですが、山下さんは、脚本を読んですぐに曲を書いたそうです。それだけ触発される何かがあったのでしょう。

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 山下さんとは、留学時代にあるひとから紹介されて、ニューヨークのジャズ・クラブを案内したのが縁になりました。そのときは、いろいろ考えて「ジャズ・マニア・ソサエティ」というジャズ・クラブでサン・ラのアーケストラを観たり、「インローズ」という、これまたソーホーにあったクラブでデヴィッド・マレイを聴きました。
 拙宅にも来ていただいたり、ぼくの家族と一緒にチャイナ・タウンに食事に行ったりと、短い日数でしたが、あちらこちら引きずり回してしまいました。
 このときの山下さんは、ジャマイカで初のピアノ・ソロによるレコーディングをするとかで、その構想を練るため、ヴァケーションを兼ねてニューヨークに来ていました。ところがそのソロ・ピアノ集がお蔵入りしたため、ぼくはレコーディングの邪魔をしちゃったんじゃないかと気にしていました。ずっとあとになって伺ったところ、別の理由があったことがわかりほっとしましたが。後年になって、このソロ・ピアノ集は発売されたはずです。

 そんなことが頭の中を駆け巡っていました。アンコールで簡潔に演奏された「マイ・フェイヴァリット・シングス」まで、満足と納得ができるいいコンサートでした。そういえば、初めて気がついたことがあります。猫好きの山下さんが書いた「トリプル・キャッツ」が演奏されたときです。ピアノの弾き方なんですが、まるで猫が鍵盤をものすごい勢いで引っ掻いているように見えました。山下さんのタッチは猫タッチだったんですね。あと、セロニアス・モンクそっくりのタッチもあったりと、ライヴを観ていると感じるものが多々あるもんだと、いまさらながらに思いました。
by jazz_ogawa | 2007-11-21 21:17 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(12)
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Commented by チキン・デンティスト at 2007-11-22 10:34 x
初めまして、九州から、アヴァンティーの放送以来、時々訪問させていただいております、開業歯科医です。学生時代からビッグバンドでアルトサックスとフルートを楽しんでいる46歳。博多や熊本にお越しの際は是非ご馳走させて下さい!お元気で!
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-22 12:06
チキン・デンティストさん、ありがとうございます。そちらに行くことがありましたら、連絡します。美味しいものを食べさせてください(笑)。今後ともよろしく。
Commented by 浦島 at 2007-11-23 05:51 x
山下洋輔さんは一度の生で聴いたことがありません。東京はライブが多くいいですね。今日から東京です。明日は、アルフィーでTOKUを聴きに行く予定です。
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-23 08:50
浦島さんの熱意もすごいですね。TOKUさんは、去年ぼくがプロデュースした小僧のコンサートに山本剛さんと一緒に出てくれました。若いのに雰囲気があっていいですね。
Commented by めいこ at 2007-11-23 11:24 x
こんにちは。山下さんのライブ、行ってみたいと思っています。
草月ホールって、よく聞きますね。老舗ですか?
前にも書きましたが、東京に住みたい!住んでライブに通いたいです!!!

今、エルヴィン・ジョーンズの追悼盤「ザ・グレイト・ジャズ・トリオ/コラボレーション」にハマッています。聞き出したら飽きなくて・・・
エルヴィン・ジョーンズさんのアルバムでお勧めを教えていただけますか?
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-23 11:43
めいこさん、「草月ホール」は1960年代の前衛アートの総本山のようなところですから、老舗といっていいでしょうね。
エルヴィン・ジョーンズですが、リーダー作なら『ヘヴィー・サウンズ』、あとはジョン・コルトレーンの『至上の愛』がいいのでは? ただし、かなりハードな演奏です。
Commented by NetHero at 2007-11-23 18:36 x
小川さん、こんにちは。
私は山下洋輔トリオのライブは今まで2回聴いたことがります。
一回目は、71年に渋谷のオスカーにて中村誠一がサックスの一番初期のトリオでした。2回目は、2004年に当地でニューヨークトリオ+仙波清彦を聴く機会がありました。"Pacific Crossing"と名うたれたツァーの一環で珍しく西海岸のアチコチで演奏されたようです。値段が $10の格安だったので感動した(笑)ことを覚えています。33年ぶりに見る生山下洋輔でしたが、外見は余り変わっていなかったので驚きました。演奏はそれなりに聴きやすくソフトになっていましたが、拳骨、ひじ打ちはまだ健在でした。(笑)
流暢な英語での曲の説明も非常に好感が持てました。
Commented by .Double Fantasy at 2007-11-23 21:08 x
私も、肘打ちでハードなイメージだったのが、久し振りに見たら、とても繊細に(そう言えば、ねこっぽかった(笑)、おおっ!と思った事があります。小説家もきっとそうだと思うのですが、進化というか変化していく。それが楽しい♪ですね。小川さん、男子憧れのポルシェですね♪まさか、真っ赤な~~~♪じゃないでしょうね(笑)。うちの息子はすごく古いのを動かなくなっても庭に置いておく(お金がなくて買い換えられない!)と言ってます。新しいのって、そんなに乗り心地がいいんですか~?信じられないです(@^^)/~~~
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-23 23:11
NetHeroさん、ぼくはその少し前に新宿の「ピットイン」で聴いたのが最初です。たぶん、最初のトリオが結成されて数回目のライヴでした。そのときの衝撃は超ど級で、度肝を抜かれたことを覚えています。目の前でひじ打ちを観たのもそのときがはじめてでした。
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-23 23:14
.Double Fantasyさん、現在はシルヴァーですが、その前はワイン・レッドみたいな渋い赤でした。乗り心地はいいですよ。というか、運転はしやすくなりましたね。いまだにマニュアルで頑張っていますが、クラッチも以前に比べるとずいぶん軽くなりました。
Commented by おじさん at 2007-11-25 10:16 x
山下洋輔さんは昔何回かトリオを聴いたことがありましたが、当時はピアノを壊す勢いがあまりにも有名になっちゃったみたいな処があったけど、最近のプレイは何とも言えないセクシーな感じがいいですね。
Commented by jazz_ogawa at 2007-11-25 10:33
おじさん、ぼくもまったく同感ですね。こちらも一緒に年を取っているので、山下さんの変化も実によくわかります(わかった気になっているだけかもしれませんが)。
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