昨日は、「丸の内ピカデリー1」で、夜の9時半から『Help!』の試写会がありました。画像のデジタル処理と5.1チャンネル化で高画質・高音質になったと噂の『Help!』です。DVDは本日発売ですが、その前夜祭として試写会が開催されました。こういうときは、業界に身を置いている有難みをつくづく感じます。
発売元のEMIミュージック・ジャパンのひとから、「早めに来たほうがいいよ」といわれていたので、9時過ぎに到着しました。ところが、入り口でそのひととしばらく話し込んでしまったのが裏目に出ました。場内に入ったのは9時15分くらいですが、いい席はすでに空いていません。やっぱりビートルズ・ファンはあなどれません。
5.1チャンネルなので真ん中あたりがいいんでしょうが、当然満杯です。そこで2階を覗いてみたら、一番前の真ん中近くが空いていたのでそこで観ることにしました。
映画は、何度も観ていますから、せりふも含めてすっかりおなじみです。DVDだって5種類以上は持っています。ヴィデオ・カセットとレーザー・ディスクを含めれば、10数本はあるでしょう。自慢にもなりませんが。
しかしEMIの肝入りで世界的に宣伝しているだけあって、今回のリニューアルはさすがに素晴らしいものでした。もともと画質はよくありません。でも大きなスクリーンでこれだけ綺麗なら、我が家の画面で観れば、もっとクリアになるかもしれません。
席のせいか、5.1チャンネルの威力はそれほど感じませんでしたが、ビートルズの歌になるとステレオ以上の広がりがあります。従来のものとは迫力が断然違います。
今回は、通常盤のほかに2万円近いデラックス・エディションも出ます。最近、こういうパターンが多いので嬉しい悲鳴を上げています。両方を合わせると2万5千円くらいです。それはいいんですが、ぼくの場合は国内盤のほかにEU盤とアメリカ盤も買いますから、大変です。
でも、いまさらやめるわけにいきません。ここでけちると、これまで集めてきたものにまで意味がなくなってしまいます。なんてことを考えるのは、ぼくだけでしょう。あいかわらずアホなことをやっていると思われるのはわかっています。「わかっちゃいるけどやめられない」の心境です。スーダラ人生ですから。
今月は、ビートルズの『赤盤』とか『青盤』などのコンピレーションも1ヵ月の期間限定で、値段を下げて発売されました。それらもすべて買うことになります。さいわい、これは日本だけのことなので、少しは助かりますが。
今日は、取りあえず届いたばかりの『HELP!』を我が家のベッド・ルーム・シアターで堪能しようと思います。この部屋の5.1チャンネルは、居間にあるものより迫力が出せますから。