昨日は台風の影響もあって、東京も午後から生憎の大雨と風になってしまいました。そのような悪条件にもかかわらず、ご来場くださったみなさん、本当にありがとうございました。相変わらず集客力ゼロのぼくですから、いつになくこじんまりとした会になりましたが(大雨のためと思いたい)、お陰でぼくもリラックスして、いいたい放題という感じでした。
テーマは「Jazz, another world」。イメージでタイトルをつけたため、具体的な内容は考えていませんでした。いくつか選曲するうちにイメージが湧いてきて、最終的にはこのような内容になりました。
【アジアン・サイド】
1.白木秀雄/山中節 from『さくら さくら』1965年ベルリン録音
白木秀雄(ds)、日野皓正(tp)、村岡健(ts)、世良譲(p)、栗田八郎(b)、白根絹子、野坂恵子、宮本幸子(琴)
2.菊地雅章+山本邦山/序 from『銀界』1970年東京録音
菊地雅章(p)、山本邦山(尺八)、ゲイリー・ピーコック(b)、村上寛(ds)
3.渡辺香津美/ウォーク・ドント・ラン from『MOBO』1983年ニューヨーク録音
渡辺香津美(g)、ロビー・シェイクスピア(elb)、スライ・ダンバー(ds)
4.ボビー・エンリケス/セニョール・ブルース from『リカード』1981年ロサンジェルス録音
ボビー・エンリケス(p)、エイブ・ラボリエル(elb)、アレックス・アクーニャ(ds)、ポンチョ・サンチェス(conga)
【マイルス・サイド】
5.マイルス・デイヴィス/シャンゼリゼの夜(テイク2) from『死刑台のエレヴェーター』1957年パリ録音
マイルス・デイヴィス(tp)、バルネ・ウィラン(ts)、ルネ・ユルトルジュ(p)、ピエール・ミシェロ(b)、ケニー・クラーク(ds)
6.ジョン・マクラフリン/エキストラポレイション from『エキストラポレイション』1968年ロンドン録音
ジョン・マクラフリン(g)、ジョン・サーマン(bs)、ブライアン・オッジス(b)、トニー・オックスレイ(ds)
7.ジョー・ザヴィヌル&ザ・ザヴィヌル・シンジケート/スリー・ポストカーズ from『ワールド・ツアー』1997年ドイツ録音
ジョー・ザヴィヌル(key、vocoder)、ゲイリー・ボウルソン(g)、ヴィクター・ベイリー(elb)、パコ・セリー(ds)、マノロ・バドレーナ(perc)
8.ボブ・ベルデン/グレイト・エクスペクテイションズ from『マイルス・フロム・インディア』2006-7年ニューヨーク&インド録音
(たぶん)ウォレス・ルーニー(tp)、ジョン・マクラフリン(g)、アダム・ホルツマン(key)、マイケル・ヘンダーソン(elb)、レオン・チャンクラー(ds)他
【アザー・サイド】
9.ガトー・バルビエリ/縁は異なもの from『チャプター・スリー』1974年ニューヨーク録音
ガトー・バルビエリ(ts)、ランディ・ブレッカー(tp)、エディ・マルチネス(p)、ロン・カーター(b)、グラディ・テイト(ds)、オーケストラ
10.ジャンゴ・ラインハルト/ラ・メール from『ジャンゴロジー』1949年イタリア録音
ジャンゴ・ラインハルト(g)、ステファン・グラッペリ(vln)、ジャンノ・サフレ(p)、カルロ・ペコリ(b)、オーレリオ・デカロリス(ds)
11.ガボール・ザボ/イエスタデイ from『ジプシー '66』1965年ボストン録音
ガボール・ザボ、バリー・ガルブレイス(g)、渡辺貞夫(as)、アル・スティンソン(b)、グラディ・テイト(ds)
とくに何かひとつのテーマで話を進めていくスタイルでなかったため、各曲やアーティストについての脱線話で、結局、これ以外にも2曲用意してあったのですがカットしてしまいました。また、今回は初めてお土産を用意しました。内容は秘密にしておきましょう。お客さんが少なかったので、皆さん、複数をお持ち帰りいただけたようです。
いま、ワールド・シリーズを観ながらアップしているところですが、それにしても松坂と松井の対戦、見ごたえがありますね。