
昨日は、15日に続いて「国際フォーラムA」でTHE QUARTETのコンサートを観てきました。今回は、小僧comがコンサートに連動させた企画の事前レクチャーと終了後のオフ会もあります。それで、6時から近くのお店でこのためのチケットを購入していただいた方としばし歓談をしました。
こういう催しは初めてなので、どうしたらいいかわかりません。お店にはほかにもお客さんがいます。ですから、いわゆるレクチャーはできません。テーブルをいくつか並べた席が用意されていて、そこに参加者のみなさんが集まってきました。結局、世間話のような感じで15日のコンサートのことやメンバーについての四方山話などを30分ほどしてから、みなさんと一緒に「フォーラム」に行きました。
コンサートは全員がすごく張りきっていました。年齢のことを考えれば、そろそろへばっているころかしら? なんて危惧していたんですが、4人とも元気一杯、最初から15日のコンサートとはまったく違うプレイに驚かされました。
とくにウエインが素晴らしかったですね。このひと、頭の中はどうなっているんだろう? と思いました。大ブローをするわけじゃありませんが、発想力が非凡です。意表をつくフレージングの連続に、いまだ彼が傑出した存在であることを痛感しました。ハービーも15日のときより大胆なタッチをしています。先日のコンサートもいたく感心したんですが、それ以上のものを全員が聴かせてくれました。
演奏したのははこんな曲です。メモしていたわけじゃないので、勘違いが入っているかもしれません。当てにはしないでください。
「ソー・ホワット」
「処女航海」
「アイ・ソウト・アバウト・ユー」
「天国への7つの階段」
「アウン・サン・スーチー」
「いつか王子様が」
「81」
「オール・ブルース」
【アンコール】「フットプリンツ」
バラード風の「処女航海」は15日より圧倒的によかったです。短いソロでしたが「いつか王子様が」で聴かせたウエインの鋭いソロも印象的でした。「アウン・サン・スーチー」のエキゾティックなソプラノ・サックス・ソロもお見事! の一語です。
この日のチケットはかなり以前にソルドアウトになっていました。決して安くないチケットです。しかも5000人規模のホール。それも東京では2回目。それでもソルドアウトというのは、現在のジャズ状況を考えると素晴らしいことだと思います。
このコンサートにスーパーヴァイザー的な形でかかわれたことを誇りを感じました。制作を任されたプログラムも完売したようで、そちらもよかったし、嬉しかったし、ほっとしています。

コンサート終了後は、入り口近くでみなさんと落ち合い、オフ会の会場へ。あいにくかなりの雨が降っていて、みなさんにはご不便をおかけしました。会場で会った作家の平野啓一郎さんも急遽参加していただけることになり、みなさん、コンサートの余韻を楽しみながら、終電車が出るぎりぎりまでの時間を和気藹々とした雰囲気の中で過ごしていただけたようです(と勝手に思っています)。
オフ会ではコンサートの話をみなさんとできればいいと思っていたのですが、結局ほとんど関係のない話で盛り上がってしまいました。平野さんの参加も大きかったようです。
面白かった話をひとつ。会場がイタリアン・レストランで、たまたまそこでもピアノ・ソロとそこに女性シンガーが加わって歌うライヴがありました。そのときに「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」を彼女が歌いだしたところ、平野さんが「これ、ぼくもこの間、友人の結婚式で歌ったんですよね」と言いだしたんです。彼が結婚式でギターを弾いた話は聴いていましたが(その写真は
こちら)、歌を歌ったとは知りませんでした。しかもキャロル・キングの「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」とは意外です。
だって、平野さんはハード・ロックとかプログレのファンで、この歌がレストランで流れてくるまではレッド・ツェッペリンの再結成話で盛り上がっていたんですから。平野さんいわく、「結婚式で歌う歌って、結構選ぶの難しいんですよね」。
そう、ぼくも昔はそれで苦労しました。最近は結婚式に呼ばれることもなくなりましたが、若いころは月に何度もあったりで、そういうときはたいてい「お前、何かやれ」ということになります。で、弾き語りみたなことをやるはめになりますが、いつも何の曲にするかで悩んだことを思い出しました。あれも青春でしたね。

このオフ会、面白い出会いもありました。初めてお目にかかった方の中に脳外科の女医さんがいました。女性で脳外科医は珍しいんじゃないでしょうか? そのうち機会があればいろいろお話をうかがいたいと思います。
それから、遠路はるばる青森からいらしてくれた方もいます。この間のニューヨーク・ジャズ・ツアーにも、おひとり青森在住の女性が参加してくださいました。そのことをお話すると、同級生だったとのこと。でも、おふたりは申し合わせたわけじゃないので、参加は偶然です。ちなみに、ニューヨーク・ジャズ・ツアーに参加してくださった青森の女性もドクターです。ドクターが参加してくれるのも嬉しいようなやばい(笑)ような、です。
そういうようなことで、ぼくは非常に楽しい時間が過ごせました。みなさんはいかがだったんでしょう? コンサートの余韻をこのオフ会でうまく膨らませていただけていたらいいのですが。

それで、次回のイヴェントは27日(土)の「ONGAKUゼミナール@駒場」です。21時スタートで、詳細は左側のTopics欄のTalk Eventからご覧になれます。こちらはいつも集まりがいまひとつなので、興味とお時間のある方はぜひいらしてください。