行き帰りの飛行機やニューヨークで観たい映画がなかったため、これからしばらく週末は映画館にでも行こうかなと考えています。それで昨日は六本木の「TOHOシネマズ」で『パーフェクト・ストレンジャーズ』を観てきました。「ラスト7分11秒―衝撃の事実に、あなたは絶対騙される」のキャッチコピーで宣伝していたやつです。
たしかにどんでん返しに次ぐどんでん返しで、意外なひとが犯人でした。ストーリーは割と単純です。ただし、観終わってから、「こんなに面倒くさいことして犯人をでっち上げなくても、ほっときゃたぶん狙い通りのひとが犯人にされんじゃないの?」と思ったんですが、どうでしょう? でもそんなことをいったら話が成立しませんから、これはこれでいいんでしょう。
最近のブルース・ウィリスはあんまり好きじゃないんですが、この映画はハル・ベリーの魅力で最後まで楽しく観ることができました。『ダイ・ハード4.0』のブルース・ウィリスは、以前のシリーズほどじゃないですが、まあまあ魅力的でした。でもこの映画の彼は、役柄も影響していますが、ぼくにはいまいちでしたね。
それよりは、ハル・ベリーの仕事仲間であるジョヴァンニ・リビシの役柄が面白かったです。彼女に寄せる複雑な感情、それも最後は妙な雲行きになるんですが、途中まではこの男の気持ち「よーくわかるななぁ」なんて思いながら観ていました。
今週末あたりから面白い映画がいくつか始まりそうなので、今年は読書の秋じゃなく、映画の秋になるかもしれません。映画とは関係ありませんが、明日はTHE QUARTETを観に行きます。こちらも大阪公演が素晴らしかったという話を聞きましたので、とても楽しみにしています。