昨日は元麻布にあるバー「AVANTI」に行ってきました。18日に東京FM他で放送される『サントリー・サタデー・ウエインティング・バー AVANTI』の収録場所がここなので、下見がてら覗いてみることにしたのです。
すっかり忘れていたんですが、事前にスタッフの方とのやりとりで、昨日が誕生日ということを話していたんでしょう。ありがたいことにケーキをサーヴィスしてくださいました。マンゴーのケーキです。めったにケーキは食べない(食べてはいけない)ので、大変おいしくいただきました。
バーに行っても飲むのはもっぱらお水です。それでもお酒の席では困りません。こちらはしらふでも、友人・知人の酒飲みたちと朝までつき合えるのが特技ですから。そういうわけで、いつもの与太話を喋ってスタッフを煙に巻き、しばらく楽しい時間を過ごしてきました。
昔からそうだったんですが、とくにこの年になると、誕生日なんてどうでもよくて、何の感慨も覚えません。いつもと同じです。でもこうやって、行きがかり上でも、自分以外のひとがぼくの誕生日のことを口にしてくれるのは嬉しいものです。このブログでもコメントをいただき感謝していますし、誕生日を覚えていてくれたひとからメールやカードもいただきました。
ぼくはといえば、ほとんどひとの誕生日を知りません。これじゃやっぱりいけませんし、恩知らずですね。いい年をして、そんなことに気がついた昨日でした。
家に戻ったら、親しい友人からのプレゼントが届いていました。嬉しくて、そのシャツを着て寝ました、っていうのは嘘ですが。今年は、考えてみたら自分へのプレゼントがありません。といったって、毎日のようにCDやらレコードやらを買っているので、いつも自分で自分にプレゼント攻勢をかけているようなものですが。
昨日も、トラフィックとサイモン&ガーファンクルと南正人の紙ジャケ、全部で16枚だったかな? をしっかり買いました。これ、全部持っているんですが、紙ジャケで出ると買ってしまいます。S&Gなんか、以前出た紙ジャケも持っていて、内容も同じですが、紙ジャケの出来が以前よりいいという謳い文句につられてまた買ってしまいました。レコード会社のいい鴨です。
それからこれはプレゼントじゃありませんが、9月に出るハービー・ハンコックの新譜もサンプル盤が届いていました。こちらはジョニ・ミッチェルの作品集です。ジョニ・ミッチェル(彼女の新作もスターバックス/ヒア・ミュージックの第二弾として9月に出ます)をはじめ、ノラ・ジョーンズ、ティナ・ターナー(引退したんじゃなかったっけ?)、レナード・コーエン(旧作の紙ジャケ、全部買いました)などのシンガーがゲスト参加し、バックはウエイン・ショーター、デイヴ・ホランド、ヴィニー・カリウタ、リオーネル・ルオケというものです。
このサンプル盤、コピーと転売防止のため、盤面に送られたひとの名前が印刷されています(右にあるレーベル・マークの下のところ)。ロックではよくあるんですが、ジャズではこれまでにパット・メセニーが新譜を出したときにそうだった記憶があります。もっともそのときはぼくの名前が間違って印刷されていましたが(笑)。
それで話を元に戻すと、元麻布の「AVANTI」で、来週の土曜日、夕方の5時から放送が始まります。当日は上原ひろみさんも来るみたいです。ぼくはこの日、銀座で6時から「ONGAKUゼミナール」がありますので、小川家に昔から伝わる「分身の術」を久しぶりに使うことにします。この伝家の宝刀、最近は切れ味が悪くなっているので、うまく行けばご喝采です。
それから今日は11時からNHK-FMの放送もあります。こちらもよろしく。