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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2007-05-16 『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』
2007-05-16 『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』_e0021965_23414295.jpg 先月の『愛しのジャズマン』に続いて、今度は河出書房新社から『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』という本が出ました。版元によれば、おとといあたりから書店に並ぶとのことでしたから、大きなお店なら置いてあると思います。

 タイトルや表紙からピンとくるひともいるでしょうが、昨年の8月に出した『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』の続編にあたるものです。1年も経たないうちに続編が出せたことを嬉しく思っています。部数も最近のジャズ本としては破格の数字です。ただし、ジャズ本ですからたいしたことはありません。
 それでも河出書房新社からはこの1年で3冊出したんですが、いずれも他の出版社から出した本に比べるとかなり部数が多いので感謝しています。

 内容はミュージシャンのコメントを集めたものです。ありがたいことに、これまでにさまざまなアーティストや関係者から話を聞くことができました。
 とりわけぼくのインタヴューで根幹をなしているのが、「ブラインドフォールド・テスト」と呼ばれるものです。これは、アルバム名やアーティスト名を伏せていくつかのレコードないしはCDを聴いてもらい、そのアーティスト名を当てるお遊びです。昔は耳に自信のあるファンを集めてジャズ喫茶などがよくやっていました。
 その「ブラインドフォールド・テスト」を、「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」のタイトルで20年ほど『スイングジャーナル』誌に連載していました。最初はその連載のためだけだったんですが、やがて嬉しいことにミュージシャンの間で「ブラインドフォールド・マン」と呼ばれるようになりました。

2007-05-16 『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』_e0021965_23394935.jpg
     ブランフォード・マルサリスを「テスト」中(2003年)

 「日本に行ったらブラインドフォールド・マンがいるぞ、気をつけろ」
 ブランフォード・マルサリスがふざけて、日本ツアーをするアーティストにそう言っていたのが広まりました。と言っても、一部のひとの間での話ですが。
 それで通常のインタヴューをしても、そのうちミュージシャンから「今日はブラインドはいいの?」と言われるようになりました。もちろん彼らの冗談ですが、こういうときは受け狙いでバッグの中からCDを取り出し、「それじゃあリクエストに応えて、いまからテストを始めます」みたいなことを言うようにしていました。
 こう言うと、必ず受けます。ですから、いつも「ブラインド」の用意をしてインタヴューにのぞむようになりました。
 それでそのうち、せっかく音を準備したのに使わないのはもったいない、そう考えるようになったんですね。いつの間にか、時間があまったときはリクエストもされないのに「ブラインド」をするようになりました。

 そうやって集めたコメントは膨大な数にのぼります。あるとき、一念発起をして、そのコメントをデータベース化しました。これは大変な作業だったんですが、作業中に原稿に読み耽ることもちょっちゅうでした。自分で書いた原稿なのに、自画自賛ですが実に面白い。
 ミュージシャンのコメントには一家言が多くて、ぼくらとは発想や感じ方がまったく違うことも多々あります。『スイングジャーナル』誌に連載していたときからこのことはわかっていたんですが、紙面の制約で使えなかったコメントが沢山あります。インタヴューのついでに聞いたコメントはほとんどが未発表で、それらをお蔵入りさせておくのはもったいないと思うようになりました。

2007-05-16 『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』_e0021965_23421270.jpg それでまとめたのが『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』です。おかげさまで好評だったことから、今回その続編の『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』を出すことができました。
 評判がよければ、もう1冊、年内に出せるかもしれません。次は、誰でも知っている名盤から離れて、俗に言うところの「隠れ名盤」みたいなものでいこうかと考えています。ただし誰も知らないアルバムを聴いてもらっても、ミュージシャンはコメントのしようがありません。ですから「隠れ名盤」というより、「忘れられた名盤」みたいな作品を集めたものになります。
 「そういえば、こんなアルバムもあったっけ」、「このごろ聴いていないけれど、これもよかったよね」みたいなアルバムって結構あるじゃないですか。そのあたりにスポットを当てたいと考えています。

2007-05-16 『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』_e0021965_23402094.jpg

 昼休みに神田の書店を覗いたらありました! よーく見ると上段の棚にはぼくの本が6冊並んでいます。素晴らしい!

 それでせっかちなぼくは、実を言えば出版社のゴー・サインはまだ出ていないのですがもう書き始めています。
 編集会議用の企画書を作るため、まずは取り上げるアルバムを100枚選びました。選ぶためには、コメントの内容をチェックしなくてはなりません。紹介するに値するコメントが揃っているかどうかの確認です。それらを読んでいると、どうしても文章としてまとめたくなってきます。それで、いくつかは規定の字数で書き上げてしまいました。
 担当者はぜひ出したいと言ってくれていますが、ジャズ本の出版は厳しい状況にあります。いまは、ひたすら会議の通過を祈っているところです。そういうわけですから、この本もぜひよろしくお願いします。
by jazz_ogawa | 2007-05-16 23:42 | Works | Trackback(1) | Comments(10)
Tracked from 加持顕(かじあきら)の棚.. at 2007-05-17 23:52
タイトル : 小川隆夫さんが某有名バンドのリーダーに・・・ -ジャズマ..
 加持です。ここ数日、仕事場の隣の家の屋根から生まれた子猫が鳴いて、凄く気になります。  カラスが子猫を狙っているみたいなんですが、場所が場所だけに助けに行けないも... more
Commented by 浦島 at 2007-05-17 05:47 x
『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』の出版おめでとうございます。早速、地元の書店に注文します。以前も実はいるいろとジャズの本を買っていました。しかし、どれも最後まで読んだ記憶がありません。小川さんの本と出会うことができたのが本当にラッキーでした。どれもみな楽しく読ませてもらっています。これからもバンバン書いてください。
Commented by jazz_ogawa at 2007-05-17 07:51
浦島さん、いつもありがとうございまず。この本はぼくのライフワークをまとめたようなものです。楽しんでいただけるといいのですが、どうぞよろしく。
Commented by タケオ at 2007-05-17 13:43 x
小川さん、はじめまして。このブログのことは随分前から知っていましたが、コメントを書き込むのは初めてです。
僕は、ジャズに関してはまだ初心者ですが、小川さんの本をきっかけに中毒症状が出始めています。今までいろんな方のジャズ本を読みましたが、その多くは高圧的というか、自分の聴き方や考え方を一方的に主張しただけの頭でっかちで閉塞的な内容なのでウンザリしておりました。
それに対し、小川さんの文章はNYでの実生活やたくさんのミュージシャンとの交流がベースになっているため、とてもリアルで説得力があるし、何より行間から小川さんの優しい人柄やジャズに対する愛情がにじみ出ているのがよく伝わってきて、大変好感が持てます。要するに文章がイヤミじゃないんですよね(笑)。
そんな訳で、今回の『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』も早速購入しました。前作同様、とても面白くて一気に読んでしまいました。なんと、もうすでに次回作に取り掛かられているそうですが、今からとても楽しみにしております!
Commented by jazz_ogawa at 2007-05-17 14:59
タケオさん、ありがとうございます。もう読んでしまったんですか! 早いですね。こういうコメントはとても嬉しいですし、意欲もかきたてられます。別にえらそうなことが書けるわけじゃなしということで、自分の体験談を書いているのですが、それが少しでもお役に立てるとしたらこんなに嬉しいことはありません。これからも一緒にいろいろな音楽を楽しんでいこうじゃありませんか。
Commented by 加持顕 at 2007-05-18 00:02 x
小川さんこんばんわ。
新刊ですが今日、某大型書店に駆け込んで購入、今ざっと読み終わりました。感想などは、私のブログに書かせていただきましたので、よろしくお願いします。
しかし小川さん、何気に「あんな事」をしているとは・・・・今まで気が付きませんでした。
Commented by jazz_ogawa at 2007-05-18 00:52
加持顕さん、ブログ拝見しました。ありがとうございます。
今回の遊びはすぐわかりますよね。この手の写真は若き日の冗談です。もう1枚別ヴァージョンがあるからというわけじゃありませんが、もう1冊年内に出すことで、本日ほぼ話がまとまりました。次は、「見落とされている名盤」みたいなもので100枚行こうと思っています。出版の暁にはよろしくお願いします。次回のなりきり写真も笑えます。
Commented by 加持顕 at 2007-05-18 08:12 x
小川さん、ブログへの訪問、感謝です!
今ちょっと記事を補足しましたので、よろしければまたおいで下さい。

あと次回の「なりきり写真」も楽しみにしています。
推測するに3枚目は、「A.ブレイキー」か「W.マルサリス」あたりだと思うのですがどうでしょう?
Commented by jazz_ogawa at 2007-05-18 10:29
加持顕さん、追加していただきありがとうございます。こういう風に楽しんでいただけると筆者としてとても嬉しいです。次回の「なりきり写真」が誰かは、本が出るまで楽しみにしていてください。
Commented by kiku at 2007-05-19 12:02 x
小川さん、こんにちは。今朝はカーティス・フラーの「ヒアズ・トゥ・マイ・レディ」に感動しました。
銀座のイベントも近づいてきました。『愛しのジャズメン』と『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJAZZ名盤100』もそのときに購入するつもりです。とりあえず、当日緊急の仕事が入らないことを祈って一週間後を待ちたいと思います!
Commented by jazz_ogawa at 2007-05-19 12:41
kikuさん、来週の土曜日にお会いできることを楽しみにしています。そういえば、15年以上前ですがカーティス・フラーのアルバムをプロデュースしたことを思い出しました。
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