考えてみたら、30年近く日本でGWを過ごしていないことに思い当たりました。唯一の例外は、3年前です。このときは心臓病から復帰したばかりで、さすがに外国に行く体力も気力もなく、家で静養に務めましたが、そのとき以外、自分で言うのも妙ですが、律儀にGWはニューヨーク詣をしています。
何でそんなことを思い出したかといえば、久しぶりにアパートのジムに行ったからでしょう。心臓病になる前は、ニューヨークいるときは毎日午前中はここで汗を流していました。しかし始めるととむきになるたちなので、これまで自主規制というか、行かなくなったら億劫になったというか、ここ3年半くらいはご無沙汰でした。
このジム、自慢話になりますが、設備が整っています。マンハッタンにあるアパートで、フル設備のジムを持っているところはそれほど多くありません。あっても、たいていは住民以外にも一般のひとを会員にして経営しているケースが多いみたいです。
ところがぼくのところは、住民だけのプライヴェートなジムで、しかも無料です。これはアパートの運営がとてもうまくいっているからでしょう。
このアパートは住民の代表によって運営されている委員会が、よそに比べると極めてきちんとしているようです。オフィス棟やパーキングやランドリーの収入と住民の管理費で運営されているのですが、いまだにジムが無料なのはそれがうまく働いている証拠だと思います。
同じような他のアパートに比べると管理費もかなり安いですし、最初の10年は税制優遇が適応されて、ステート・タックスやシティ・タックスも格安でした。お陰で、築20年近くになりますが、マーケット・プライスは買ったときの3倍近くになっています。
先日、管理会社のひとと話したときもこの話題になりました。1980年代の後半に建てられた物件で、いまだに値段が上がっているのは非常に珍しいとのことでした。ぼくは、たまたま建設中にこのアパートの前を通りかかって、衝動買いみたいな感じで買ったのですが、ここでもラッキー・ボーイの本領を発揮したようです。
自慢話がまだ続きます。ジムにはプールもあります。外はプール・デッキになっていて、独立記念日はここから花火がよく見えます。ジムはアパートの4階にあって、外周を取り巻くベランダはジョギング・コースになっています。
それで、今日は軽めにウォーキング・マシーンとステッパーを試してみました。以前はステッパーをかなりハードな設定にして1時間くらいやっていたのですが、久しぶりにやったら10分で心拍数が170を超えたため中止しました。ウォーキング・マシーンはそこそこのスピードにしても120台だったので、トータルして小1時間ほどやって今日はおしまいです。
トレーナーもいるので、本当はマシーンを使ったエクササイズもやりたいのですが、あちこちの関節を痛めているため、負荷をかけるのはちょっと無理かな、といったところです。
お昼はチャイナタウンの「Joe's Shanghai」に行きました。ニューヨークに来たら一度は必ず行く店です。
定番の小籠湯包ですね。大き目のものが8個入っています(今日は間違えたのか9個入り)。お客さんのほとんど全員がこれを頼みます。
Shanghai Fried Flat Noodleです。太目の讃岐うどんのような麺は、かなりもちもちしています。気分によってはつゆ入りそばのShanghai Noodle Soupを頼むときもあります。
これはBaby Pak Choy。こちらはこぶりの青梗菜といったところでしょうか。
夜は、日本から着いたばかりの友人とそのお友達と一緒にウエスト・ヴィレッジにあるスパニッシュ・レストランの「El Faro」に行きました。ここも一度は行く店のひとつです。留学していたときに、ベースのチンさんか、ピアノのプーさんか、どちらかに教わって以来ですから、25年以上通っているレストランです。
ここでの定番はPaella a la Marineraで、マッセル、スキャロップ、クラム、シュリンプが入った海鮮のパエリアです。
それに、これはMariscada with Green Sauce。これだけを、一緒についてくるサフラン・ライスにかけて食べてもいいのですが、常連はパエリアにかけて食べます。ですからパエリアとグリーン・ソースは必ずセットでオーダーすることにしています。
本当はChicken Villarroyも食べたかったのですが、今回は我慢して、代わりにVegetable Platterを頼みました。ちなみに、Chicken Villarroyは一種のチキンかつで、中にバカメル・クリームが入っています。チキン・キエフのスパニッシュ版みたいなものでしょうか。「El Faro」で一番好きな料理がこれですが、揚げ物はよろしくないということで、最近はほとんど食べていません。
というとわけで、今晩もシーフードと野菜中心の食事になりました。ただし、オリーヴ・オイルがたっぷり使われていたので、ちょっとまずかったかな? という反省はあります。