『オーシャンズ13』、やるんですね。映画は好きですが、音楽と違って凝っていないため、情報も何も知りません。映画好きの間では話題になっているんでしょうが、街を歩いていて初めて知りました。6月8日の封切りということは、日本では夏休みの公開でしょうか。ジョージ・クルーニーのファンなので、これで楽しみがひとつ増えました。
今日も午前中は何もせず無為に過ごし、お昼は「サブウェイ」でターキー・ブレストのサンドウィッチです。パンはウィート、ソースは赤ワイン・ヴィネガー。この組み合わせが「サブウェイ」のHP上ではもっともロー・カロリー、ロー・コレステロールのようです。
日本でも毎週木曜のお昼はこれです。曜日ごとに行く病院が違うため、「月曜はどこそこで何」といった具合に決めています。それで、木曜は都内某所で「サブウェイ」となっています。
ニューヨークの「サブウェイ」は日本より大雑把というか、作り方が丁寧ではありません。野菜の種類もパンの感じも若干異なるので、味もちょっと違います。おいしいとは思いませんが、まずいというほどではないので、日ごろの免罪符にするつもりで週に1回は「サブウェイ」です。先週は金曜日もわけあって「サブウェイ」でしたから、この1週間で3回も「サブウェイ」のターキー・ブレストを食べたことになります。
ついでにひとこといわせてもらうなら、日本の「サブウェイ」ですが、ぼくが行くときはいつもトラッシュ・ボックスがいっぱいになって、ゴミがあふれ出ています。お昼時で忙しいのでしょうが、ひどいときはそこに捨てることができず、トレイ置き場にそのまま食べ残しやティッシュなどが置かれ、それも時間の経過と共に次々と溜まっていきます。食べ物を提供するお店ですから、そこはもっと神経質になってほしいところですが。
ニューヨークの「サブウェイ」にはコールド・ドリンクしかありません。ヘルシーを謳っているのに、炭酸飲料が多いのも矛盾していますが、そこがアメリカ的です。それで、ぼくはいつも近くのスターバックスで食べることにしています。
今日は少し歩きたかったので、ソーホーのクロスビー・ストリートにあるスターバックスまで行きました。片道40分くらいでしょうか。ここでお昼を食べて、しばらくゲラを読み、帰りに近くの「Eevolution」に寄りました。
ここは化石や骨格の標本とか模型なんかを売っているお店です。入り口ではこんなひと(?)が迎えてくれます。このブログをお読みの方はご存知かと思いますが、娘が髑髏好きなので、何か手ごろなものがないかなというわけです。
それで、今回はこれを買いました。ぼくの見立ててでは成人の男子ですね。
このひと、背中に軽度の側彎症が認められます。左の股関節は脱臼していますが、これはスクリューの調節で整復が可能なようです。
夜は今回の旅行で唯一、きちんとしたレストランに行ってきました。東76丁目にある「CAFE BOULUD」です。ここはダニエル・ブーラッドがオーナーのレストランで、もともとは彼が「DANIEL」をオープンしていた場所です。何年か前に「DANIEL」が東65丁目に移ったのを機に、2店目として「CAFE BOULUD」がここで営業を始めました。
「CAFE BOULUD」も「DANIEL」も、「ザガット」のトップ・ランキングで最高点の28点を取っています。2007年度版で28点は全部で9軒ですから、ダニエル・ブーラッドの実力がわかるでしょう。ちなみに9件のうちフレンチは5軒です。
これらのどの店も好みですが、「CAFE BOULUD」は久しぶりに行きました。ぼくの中ではそれほど高い評価ではなかったのですが、最近は好きだった「Bouley」(ここも28点)の味が落ちてきたのと、今晩の料理にかなり満足したのとで、今後しばらくはここに通おうかなと思います。
10年くらい前までは、このクラスのレストランは予約を取るのが大変でした。へたをすると1ヵ月くらい前に予約を入れないと、希望の日時を指定するのは難しい店も沢山ありました。ここもそうです。ところが、最近はレストラン・ブームも落ち着いたのでしょう。今回もニューヨークに着いてから予約を入れたのですが、時間が8時半と指定された以外は希望の日が取れました。
これはアミューズで出てきたフォアグラのムースです。小指の先ほどの大きさなので味あうところまではいきませんが、持病のことを考えればこの量で十分です。
このレストランは、メニューのすべてがアペタイザーにもメインにもなります。そういうわけで、アペタイザーとしてビーフ・ラヴィオリを頼みました。オリーヴのニソワーズとトマトのコンポートが一緒に和えてあります。
メインはアトランティック産のストライプ・バスです。すずきの一種でしょうか。アトランティック産の魚にはあまりおいしいイメージはないのですが、ニューヨークのレストランはたいていアトランティック産です。高級品の代名詞みたいなイメージがあるようです。それで、これはさやえんどう、エンダイヴ、ガーリックなどが一緒になっています。こぶりで、見た目より味もさっぱりしていておいしかったですね。
こういうレストランにきたら、やっぱりデザートも食べないと失礼なような気がして(これは自分へのエクスキューズです)、迷った挙句、チョコレート・ケーキにしました。オレンジ・アイスクリームがついてくるところをヴァニラ・アイスクリームに代えてもらっています。チョコレート・ケーキというより、チョコレート・スフレのようなものでした。
主治医のドクターからは、「月に1回くらいならフル・コースのフレンチだって食べていいよ」と言われています。さすがに月いちでフレンチのフル・コースは食べませんが、たまにはいいでしょう。でもちょっと食べ過ぎたので、明日はアパートのジムに行こうと、自分にまたまたエクスキューズしながら、アパートに戻りました。