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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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TEL: 078-265-6595

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2007-04-4 マデリン・ペルー@渋谷「QUATRO」
 まずはご報告から。新刊の『愛しのジャズメン』ですが、配本日が9日と決まりました。したがって書店に並ぶのは早いところで10日になります。ただし、音楽書ですから大きな書店以外は置かれないでしょう。置かれる場合も、即日という店はほとんどないと思います。でもこれでやれやれ、ですね。

e0021965_23482268.jpg
 さて、本日の本題に入りましょう。昨日はマデリン・ペルーのライヴを観てきました。場所も去年と同じで渋谷「QUATRO」。会場に入って最初に気がついたのは、喫煙エリアが後方に設定されていたことです。分煙でないから意味はありませんが、これもはじめの一歩で、店側がそういうことにも配慮するようになったということでしょう。
 前回は前のほうには混んでいて行けなかったのですが、おかげで今回は至近距離で観ることができました。去年のライヴもブログに書きました。そのときも注目させられたのがギターの腕前です。ソロはほとんど弾きませんが、今回は指の動きまで観えたのでそちらにも目を奪われました。彼女、ジャズのコード・プログレッションがわかっているようで、かなり難しいコード・ワークも軽々とこなしていきます。
e0021965_23484972.jpg とはいうものの、魅力はやはり個性的なヴォーカルにあります。ノラ・ジョーンズもお気に入りですが、ぼくはマデリンにもっと好ましいものを感じています。しかし、やはりグラミー賞で8部門受賞にはかないません。実力ではマデリンが上だと思うのですが、それでもいまだに彼女は「QUATRO」のステージで甘んじていなければなりません。
 もっともノラのようなスターになってしまったら、こうしたインティメートな雰囲気ではなかなか味わうことができなくなるでしょう。だからこのままでいいと思う反面、この素晴らしい存在をもっと多くのひとに聴いてもらいたいという思いもあります。

 マデリンの歌は、ジャジーではあるけれど生粋のジャズ・ヴォーカルではありません。ルート・ミュージック的な志向が強いといえばいいでしょうか。フォーク・ミュージックのような素朴さが強い個性に結びついています。しかも、白人なのにビリー・ホリデイの声や節回しを思い起こさせます。ただし、ビリーのように情念的ではありません。さらりと歌い流すところがマデリンの味です。
 初期のマリア・マルダー、あるいはジョニ・ミッチェルとかジュディ・コリンズに通じるヴォーカル。ステージを観ながらそんなことを思っていました。オールド・タイミーなジャズ・ソングとでもいうんでしょうか。
 古い歌をうたっているわけじゃないんですが、どこかにレトロを感じます。ただし、ノスタルジアとはちょっと意味合いが違うんですね。ぼくの中での「レトロ」にはモダンな感覚が含まれています。「ノスタルジア」は昔の思い出ということで、現在とは無関係のものと勝手に決めています。
 古くて新しい。それがマデリンの歌です。こういう感覚は、ノラ・ジョーンズのヴォーカルを聴いても生まれてきません。ちなみにこういうことって、まったく思いつきで書いています。この文書を書く前は、マデリンとノラの比較なんて考えてもいませんでした。さらにいま気がついたのですが、この「レトロ」感覚はマリア・マルダー、ジョニ・ミッチェル、ジュディ・コリンズの歌にも認められます。さらにいうなら、昨日マデリンが歌ったトム・ウェイツやニルソンの歌もそうです。

 いつものことですが、文章を書いていると考えがまとまってきます。即興演奏をしながら、最後にうまくまとめるのと同じです。この文章がうまくまとまったかどうかはわかりません。でもぼくがマデリンの歌に感じる魅力は、とどのつまり「レトロ」なヴォーカルや彼女が醸し出す雰囲気にあったんですね。そのことが、この文章を書いているうちにわかってきました。
 決して都会的な洗練された感じはありません。土の香りがする田舎のお嬢さん、というか気さくなお姉ちゃんのイメージです。たとえば、地方都市のドライヴインとかダイナーで働いているウェイトレスとか。
e0021965_005580.jpg 何らかのイメージを抱かせてくれる存在は評価に繋がります。マデリンの歌や立ち居振る舞いやMCは、ぼくにとってさまざまなイメージやストーリーを感じさせてくれるんですね。こういうひと、最近は少なくなってきました。
 去年出た『ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12 の方法』もよかったですし、その前の『ケアレス・ラヴ』もご機嫌な内容でした。1996年にデビュー作の『ドリームランド』を出していますから新人ではありませんが、この間に出たアルバムが3枚ではもの足りません。これからはコンスタントに新作が登場してくると思います。そんなことを考えながら、昨日はハッピーな気分で家に帰りました。
by jazz_ogawa | 2007-04-05 00:01 | ライヴは天国 | Trackback(1) | Comments(12)
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Tracked from Waterfalls B.. at 2007-10-10 01:18
タイトル : Madeleine Peyroux 東京公演 @ SHI..
4月3日(火)、渋谷 クラブクアトロにて行われたマデリン・ペルーの東京公演を観に行ってきました。 初めてマデリン・ペルーを知ったのは、2005年春、前作『ケアレス・ラヴ』日本盤が発売になった時でした。店頭で、日本盤のみのスリップケース仕様のオリジナル・ジャケットを見て、ヨーロッパの街角で聞こえてくるような音なのでは、と試聴してみたのがきっかけだった訳ですが、実際、ある意味予想した通りな音ではありましたが、それ以上にマデリン・ペルーの独特で個性的な歌声やジャジーでフォーキーでブルージーな音楽性に惹かれ...... more
Commented by 浦島 at 2007-04-05 08:43 x
『ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12 の方法』は確かCD店で視聴したはずですが、買いませんでした。と言うことは、何か理由があったのだろうと思います。でもマデリン・ペルーが小川さんお気に入りということですから、もう一度聴いてみたいと思います。
Commented by jazz_ogawa at 2007-04-05 12:56
浦島さん、最近のぼくはジャズでもヴォーカルでも、本格派よりちょっとコマーシャルな作りのものに心地よさを感じています。とはいっても、本物志向というのがベースにありますが。で、彼女はもちろん本当にすばらしいシンガーだと思っています。
Commented by yuricoz at 2007-04-05 22:07
なんという偶然というか、いつも小川さんのブログを見て「あっ!!」て思うことがしばしば、、、昨日のうちのBGMは、まさにこの一番下の写真のアルバムでした♪って、全然知らなかったので、びっくりです!!多分、うちの男子は、1回しかライブをやらないことを知っていたようだったので、平日は絶対に行ける時間に仕事が終わらないので、帰宅して行った気分(には、ならないと思いますが)になって、このアルバムを流していたんですね~。
私も、小川さんがファンなら、ちゃんと聞いてみよっ♪と思うしだいです。(^^;)
Commented by あっくん at 2007-04-05 22:34 x
こんばんは!
マデリン・ペルーはラジオで聴いて「いいな~」と思っていました
早くCD買いに行かなければ(笑)。僕の印象としてはフォークの香りが強く、まさしくマリア・マルダーやジョニ・ミッチェルの印象がありました。小川さんの書いているうちに文章がまとまってくるとこ…なんかわかります。僕もそうです。書いているうちになんで?という比較対象が出現します(笑)。僕もライブ見たかったです。けれど、青森じゃ…。
Commented by jazz_ogawa at 2007-04-06 00:07
yuricozさん、この手の偶然はときどきありますね。こいうのも虫の知らせっていうんでしょうか? それとも以心伝心? ちょっと意味が違ったでしょうか。
Commented by jazz_ogawa at 2007-04-06 00:09
あっくんは青森在住だったんですね。ライヴは東京みたいに何でも見られる状況にないと思いますが、その分、CDで楽しんでください。
Commented by JM at 2007-04-06 10:22 x
小川さんこんにちはJMです。今回のブログとはまったく関係がない小ネタをひとつ

4/5に仕事で飛行機(ANA)に乗りました。機内誌「翼の王国」を見ているとNY特集のようで、小川さんの著書「マンハッタン・ジャズ・カタログ」が紹介されていました。
本のレビューを見ると、~詳細に調査した著者の努力に脱帽(正確な文面は覚えていないです)~のような表記がありました。う~ん。調査というよりは小川さんの日常の足跡を本にしたのでは? と失礼ながら一人で笑ってしまいました。。。。。はい? 本を買って確かめろ? なるほど!!
Commented by jazz_ogawa at 2007-04-06 10:51
JMさん、ご報告(?)ありがとうございます。数日前にぼくも知人に教えてもらいました。月末にANAでニューヨークに行きますので、そのときに見れるかな? と楽しみにしています。
たしかに「詳細な調査」というよりは、「日常をまとめた」というほうが実情に近いでしょうね。調査もかなりしましたが、楽しんでやったので努力はしていません(笑)。
Commented by 雪こんこ at 2007-04-08 14:35 x
先日はコメントくださいまして大変ありがとうございました。
恐縮いたしました。
さて、音楽のなかでのレトロ感覚、成る程とおもいました。大好きなんだけどレトロとはちがう、というほうが多い気がします。そのマデリン・ベルーという歌手は、例えばフィービー・スノウとも違うのでしょうか?

脱線しますが、先日NHKのハゲタカを観まして、大森南朋という俳優に不思議な存在感を感じたのですが、思えばそのレトロ感覚に裏打ちされた魅力なのかもしれない、と気ずきました。 これまでレトロという言葉は無意識に建物、もの、に限定していたようです、、、
今回のボサノヴァのCD、心地よく聴いております。And I Love Her が入っていたのは嬉しいです。



Commented by jazz_ogawa at 2007-04-08 16:35
雪こんこさん、声の質や歌い方は違いますが、いわれてみれば雰囲気はフィービー・スノウにも通じているかもしれません。
『ハゲタカ』は全部ではありませんが、ぼくも観ました。
Commented by Hashi at 2007-04-18 07:44 x
このアルバムLDN来てからよく聴いてました。上のアー写とは結びつきませんでしたが(笑)。日本でもそれなりに人気あるんですね。なんか嬉しいです。
Commented by jazz_ogawa at 2007-04-18 07:53
Hashiさん、メールありがとう。ああして紹介されると嬉しいです。
マデリン、声は渋いですもんね。でも、いいシンガーですよね。
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