毎回話が脱線気味なので、最初に書くべきことを書いておきます。今週の土曜日ですが、定例の「ONGAKUゼミナール」を開催します。今回のテーマは「愛しのジャズメン~パート2」です。先月銀座で行なった「パート1」の続編です。本は4月のはじめに発売の予定です。こちらもぜひよろしく。「ONGAKUゼミナール」の詳細は、このトップ・ページ左にある「Topics」、もしくはカテゴリの「Works & Information」をチェックしてください。

それでは本題です。左は21日にユニバーサルミュージックから発売されたボサノヴァのコンピレーション『We Love Bossa Nova~Spring into Summer』のジャケットです。2枚組で全30曲。ぼくが選曲したのですが、なかなか気持ちのいい曲順で、このところ家でもウォーキングの最中でも、あるいはスターバックスで原稿を書いているときでも頻繁に聴いています。
ぼくはボサノヴァが大好きなので、こういう仕事は嬉しいですね。ジャケットもお洒落で雰囲気が出ていると思いませんか? このイラストを見ているだけでも、ボサノヴァのリズムが浮かんでくるようです。
これまでいろいろなコンピレーションを作ってきました。ボサノヴァ集も何枚かあります。今回はボサノヴァの名盤・名演がごろごろあるヴァーヴを中心に選ぶことができたので、どれを外すかで悩みました。とにかくどんな曲目か、紹介しましょう。

【Disc1】
1. スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/コルコヴァード
2. アストラッド・ジルベルト&ワルター・ワンダレイ/ある微笑
3. アントニオ・カルロス・ジョビン/波
4. スタン・ゲッツ/ビン・ボン
5. シャーリー・スコット/キャント・ゲット・オーヴァー・ザ・ボサノヴァ
6. コールマン・ホーキンス/デサフィナードDesafinado
7. アストラッド・ジルベルト/いそしぎ
8. ワルター・ワンダレイ/おいしい水
9. スタン・ゲッツ&チャーリー・バード/ワン・ノート・サンバ
10. ミルト・ジャクソン/ジャズ・ン・サンバ
11. チコ・ハミルトン/フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
12. マルコス・バーリ/ソー・ナイス(サマー・サンバ)
13. アントニオ・カルロス・ジョビン/メディテーション
14. バーデン・パウエル/詩人にぴったり
15. オスカー・ピーターソン/マシュ・ケ・ナダ

【Disc2】
1. アントニオ・カルロス・ジョビン/イパネマの娘
2. スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト/ドラリセ
3. ゲイリー・マクファーランド/アンド・アイ・ラヴ・ハー
4. アストラッド・ジルベルト/ハウ・インセンシティヴ
5. ルイス・エンリケ&ワルター・ワンダレイ/ホーム・オン・ザ・レンジ
6. スタンリー・タレンタイン/チャオ、チャオ
7. セルジオ・メンデス&ブラジル’66/コンスタント・レイン
8. ルイス・ボンファ/トリステーザ
9. ロレツ・アレキサンドリア/リトル・ボート
10. ラムゼイ・ルイス/オルフェのサンバ
11. ジョアン・ジルベルト/三月の水
12. スタン・ゲッツ&ルイス・ボンファ/ジャズ・サンバ
13. ワルター・ワンダレイ/さよならなんか簡単さ
14. クインシー・ジョーンズ/ソウル・ボサノヴァ
15. アストラッド・ジルベルト/夢みる人
このコンピレーション、実は同じタイトルの『第2集』です。最初のアルバムが去年出て好評だったことから、続編が作られることになりました。去年出た『第1集』はぼくの選曲ではありません。その時点で続編のことなど考えていませんから、選びたい放題というか、とにかく名曲・名演を30曲並べたものになっています。それでもまだまだ選びたい曲がありましたから、ぼくはまったく苦労せずに今回の30曲を決めることができました。
こういうときに威力を発揮するのがiTUNEです。「Bossa Nova」のジャンルを選び、その中から好きな曲をプレイリストに入れていきます。次は曲順を自由に入れ替えて、気持ちのいい並びにします。このところコンピレーションの選曲をよく頼まれますが、すべてこのやりかたで曲を決めています。

そうそう、ユニバーサルミュージックから同時にリリースされた『あの頃のジャズ』もぼくが選曲しました。こちらは団塊の世代向けで、「ルイ・アームストロング/この素晴らしき世界」、「サラ・ヴォーン/ダニー・ボーイ」、「ザ・プラターズ/煙が目にしみる」、「ホーギー・カーマイケル/スターダスト」、「ビング・クロスビー/枯葉」などが15曲並んでいます。ちょっと郷愁を誘う選曲になっているところがみそでしょうか。これもジャケットが好みで気に入っています。