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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯
 そういえば、「マイ・コレクション」というカテゴリを作っていたことを忘れていました。そこで今日は久々に「マイ・コレクション」です。

 数日前、ソニーのディレクターから電話がありました。5月にリリースするスライ&ファミリー・ストーンのアルバムに使う帯を探しているけれど、持っていないかとのことでした。残念ながら、該当する国内盤は持っていません。というわけで、協力はできませんでした。
 このところ、ロックの紙ジャケはかなりすごいことになっています。中でもソニーの紙ジャケは満足度が高くて、いつも注目してきました。帯もアナログ盤についていたものを再現していますし、内袋やジャケットの質感までかなり納得ができます。
 こちらはソニーじゃありませんが、本日発売のブラック・サバスの紙ジャケも究極に近いものです。ジャケットのコーティングやエンボス加工、内袋などの付属品、レコード番号(これ大事です)など、オリジナル盤に相当忠実な再現がなされています。今回は、これまで版権の関係で使えなかったVertigoのロゴ・マークまできちんと印刷されています。

 さて、電話をもらったことからソニーの帯つきアナログ盤をチェックしてみました。初期に発売されたレコードには、「被せ帯」と呼ばれるものがつけられています。ぼくはこの「被せ帯」フェチなので、中古盤店でソニーの「被せ帯」がついているレコードがあれば、トリオ・ロス・パンチョスでもパーシー・フェイスでも、目につき次第買ってしまいます。そこで、今日はその「被せ帯」盤からいくつか紹介しましょう。

①『スライ&ファミリー・ストーン/スタンド!』(ECPL-26)
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_212866.jpg
 ぼくが持っているスライの「被せ帯」盤はこれ1枚でした。これは彼の作品中もっともポピュラーなアルバムですね。それでも、買えば7~8000円はするんじゃないでしょうか? エピックの黄色い帯も魅力です。キャッチ・コピーは「狂気の現代に鮮烈なるブラック・パワーを!」。うーん、時代を感じます。

②『ユニオン・ギャップ/ウーマン・ウーマン』(SONP-50006)
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_213466.jpg
 ぼくが持っているCBSソニー盤で一番古いレコードです。CBSソニーのポピュラー系はSONPの50001番から始まっています。したがってこれは最初の1枚でした。シュリンクも残っていてかなりいい状態です。「人気沸騰! 待望のLP第一弾」。非常にオーソドックスなキャッチ・コピーです。
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_2131639.jpg

 初期のレーベルはこれで、しばらくすると2色のものに変更されます。

③『ドノバン/ハーディー・ガーディー・マン』(SONP-50045)
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_2132896.jpg
 これもCBSソニーの初期に出された1枚です。タイトルのあとに「最新盤」とクレジットされています。当時のドノバンはロックにも進出し、ジェフ・ベック・グループと共演するなどして注目されていました。そういえば、このころの加藤和彦さんは「トノバン」と名乗っていましたっけ。キャッチ・コピーは「あふれる幻想とイマジネーション。今世紀が生んだ最大のメルヘン。ドノバンの夢の世界がここにある!!」。そうそう、「メルヘン」がドノバンのキーワードでしたね。

④『フリートウッド・マック/英吉利の薔薇(イングリッシュ・ローズ)』(SONP-50057)
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_2134175.jpg
 『アル・クーパー/アイ・スタンド・アローン』のジャケット・デザインを用いた「ニュー・ロック・シリーズ」のロゴ(真ん中やや右にあります)が懐かしいです。「SX68サウンド」(右はじのロゴ)もCBSソニーの売りでした。SONPシリーズは定価が1800円でしたが、数年後に2000円に改定されます。これはその時期に買ったのでしょう。キャッチ・コピーは「フリートウッド・マック!! 快心のデビュー・アルバム登場。これがモダン・ブルース・ロックだ!!」というもの。ロックが新しいうねりを感じさせるようになった時代にリリースされました。

⑤『マイルス・デイビス五重奏団/マイルス・イン・ザ・スカイ』(SONP-50023)
2007-02-21 マイ・コレクション~CBSソニーの被せ帯_e0021965_2135197.jpg
 最後にマイルスを。これもCBSソニーの第1回新譜と記憶しています。この時期のCBSソニーは、ジャズならマイルス、ロック系ならボブ・ディランやバーズなど、会社を立ち上げる以前に出ていたレコードを毎月何枚かずつリリースしていました。ただし、これは新譜です。ジャズなら、このレコードとセロニアス・モンクの『アンダーグラウンド』が新譜として最初に出たんじゃなかったかな? 「孤高のモダン・ジャズを創造するトランペット、マイルスが展開する“音”への探求を収録!」。あのころの自分が目に浮かびます。
by jazz_ogawa | 2007-02-21 21:08 | マイ・コレクション | Trackback | Comments(17)
Commented by Sugar at 2007-02-21 21:48
「マイ・コレクション」いいカテゴリーですね。放っておく手は無いですよ。
楽しみにしておりますので、また載せてください。
“五重奏団”というのが実に新鮮です。
Commented by こばやし at 2007-02-21 22:16
ソニーってマスターサウンズシリーズでずいぶんたくさんのジャズタイトルを出してくれましたけど、もう打ち止めなんでしょうか?マイルスは良いとして、エリントンやグッドマンの作品、それからVol.1は出してくれたけどテディ・ウィルソンの2は出してくれないのでしょうか?
イン・ザ・スカイは被せ帯の紙ジャケCDにはならなかったですね。いいもの見させてもらいました。
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-21 23:37
Sugarさん、先日のコメントと合わせてありがとうございます。それでは、次はマイルスでも取り上げましょうか?
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-21 23:40
こばやしさん、ソニーの紙ジャケですが、マイルスも含めてトータルで100枚出すそうです。次回は3月でウェザー・リポートです。ただし、被せ帯の再現はしないとのことで、残念です。その後のラインアップはよくわかりません。
Commented by jjj♪ at 2007-02-22 09:35
うひょー。。。勉強になります。
EPICの黄色い帯、さすがに知らないです(笑)
Commented by こばやし at 2007-02-22 14:04
この際紙ジャケでなくても良いから出してほしいです。何年か前にBMGさんがRCAの古い音源を一気に出した事がありましたけどソニーでもマイルスばかり力を入れてないでやってほしいです。
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-22 14:54
jjj♪さん、こんなので勉強になりますか?
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-22 16:52
こばやしさん、ソニーは古いジャズに厳しくて、以前ぼくもオファーを出したことがありますが却下されました。
Commented by こばやし at 2007-02-22 20:12
油井正一さんが存命中にソニーの消極的な姿勢をずいぶん痛烈に批判してましたっけ。そんな中でホッジスやレスター等の紙ジャケが出たりアート・テイタムやジェームス・P・ジョンソンのアルバムが出たりしたのは奇跡と行っていい事だったんでしょうね(笑)。却下してもめげずにオファーを出し続けて下さい。
ところで、SJ誌で見たのですがBN1568「ハンク・モブレイ」を小川さんはオリジナルで持っていらっしゃるのでしょうか?モードの「リッチー・カミューカ」と並びオリジナルは高値で取引されているそうですね。
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-22 23:17
こばやしさん、ソニーはジャズの財産を多数保有しています。ぼくも諦めず、これからもアプローチしていきます。
BN1568、持っていますよ。ぼくが買ったときは、まだそれほど高値じゃなかったです。
Commented by こばやし at 2007-02-23 07:31
一枚でも多くのタイトルが聴ける事を願っています。ついでにブルーノートの未CD化タイトルもお願いします。小川さんのコメントでありましたけど、CD化するにあたり小川さんがジャケットをお貸しする事ってよくあるのでしょうか?ブルーノートの作品の場合その機会はグンと増すんでしょうね。
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-23 08:53
こばやしさん、ブルーノートは基本的にすべてぼくのオリジナル盤からジャケットを起こしています。現在のCDもそのときの写真が元になっていると思います。
Commented by forcek at 2007-02-25 22:10
小川さん、スライの「狂気の現代に鮮烈なるブラック・パワーを!」のコピーはある意味、今のどの国にも叩き込みたいですねーそれほど俺もスライのスタンドのナナナナナァーに衝撃を受けた一人です(笑)
Commented by jazz_ogawa at 2007-02-25 23:43
forcekさん、マイルスもこのころのスライに影響を受けたといってましたし、ぼくもアトランティック系のソウルとは違うソウル・ミュージックを体験して、当時おおいに触発されたことを思い出します。
Commented by old basket boy at 2014-01-25 13:38
こんにちは、CBSソニーの被せ帯のことで、ネットを巡っているうちにこちらにたどり着きました。ずいぶん前の記事なので、見てくださるかわかりませんが、もしご存知だったら教えてください。
私は、以前から疑問がありまして、初期の被せ帯には折り曲げた内側に段ボールのような細い紙がはりついていたのではないか、という疑問です。
私が持っている、初期のサイモン&ガーファンクル(卒業、ブックエンド)のLP(中古で手に入れたもの)には、ついているのです。最初は、買った人が貼ったのだろうと思いましたが、卒業は貼ってあるレコードをもう一枚見つけました。もし、ご存知でしたらお教えください。
宜しくお願いします。
Commented by jazz_ogawa at 2014-01-26 00:14
old basket boyさん、まさしくその通りです。ぼくは上記写真のユニオン・ギャップの帯がその仕様で、ですから少し縦横のサイズが違っていました。
Commented by old basket boy at 2014-02-11 17:28
ご返答いただきありがとうございました。
やはり、初期の被せ帯は、その仕様だったのですね。
たぶん、2か月ほどでなくなったのではと推測しているのですが、よくわかりません。
疑問がとけ喜んでおります。
ありがとうございました。
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