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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2006-12-25 クリスマスといえば
e0021965_1324176.jpg 4年前のことですが、ブランフォード・マルサリス家のクリスマス・パーティに呼ばれたことがあります。よっぽど暇そうにしていたのを可愛そうに思ってくれたんでしょう。集まったのは、ブランフォードの家族と奥さん側の一家、それにウイントンとガール・フレンドと息子で、まさにブランフォード家のプライヴェートなクリスマス・パーティに呼ばれました。
 ブランフォードが住んでいたのは、グランド・セントラルから電車で40分くらいのところにあるライという街です。彼の奥さんはスウェーデン系の白人で、少し前にふたりの間にはお嬢さんが生まれていました。その奥さんのご両親と、お兄さんだったか弟さんだったか忘れましたが、その家族がこのときは呼ばれていたんですね。彼らはフィラデルフィア在住だと話していました。

 パーティのために、ブランフォードは1週間くらい前から準備に取りかかっていたようです。何しろすべての料理が手作りです。奥さんには一切手出しをさせません。アペタイザーからデザートまで、ひとりでしこしこ作っていました。
 ブランフォードに連絡をすると、このときはいつもキッチンで電話を受けていました。料理に没頭してたんでしょう。彼が作った料理といえば、その昔、隣人だった時代にちょっとしたスープとかサラダはご馳走してもらったことがあります。それにしてもここまでの料理人になっていたとは。
 メニューは忘れてしまいましたが、サラダやちょっとしたアペタイザーからはじまり、ガンボやスタッフト・ターキー、ピラフみたいなご飯や肉の炒めものとか、全部で10品くらいはあったと思います。デザートも3品くらい出てきたんじゃないでしょうか? 特製のビスケットもおいしかったなぁ。 お母さん直伝によるニューオリンズの伝統的な料理でまとめた、と自慢していました。ジャズが駄目になったら料理屋を開くんだと冗談めかして話していましたが、これなら充分やっていけるんじゃないでしょうか?

e0021965_13245387.jpg ウイントンは、ひたすら食べまくっています。それでしばらくしたら、食堂にあったピアノを弾き始めました。最初のうちはみんなピアノの周りに集まっていたのですが、そのうち子どもたちが居間で遊びはじめ、それにつれて大人たちもそちらに行ってしまいました。もったいないと思うのは、ぼくのようなジャズ・ファンだけなんでしょう。
 こうなると1対1のスシ・バー状態です。ウイントンが何を弾こうか? と聞いてくるので、トロとかさばとかを注文するように、モンクの曲とか、ニューオリンズ風のストライド・ピアノを弾いてとか、いいたい放題で頼みます。するとちゃんとそれ風の演奏をするから、やっぱり並みのひとではありません。
 そのうち、台所の仕事もひと段落ついたのでしょう。ブランフォードもソプラノ・サックスを手にして吹き始めました。マルサリス兄弟が目の前で、遊びながらではありますがいろいろな曲を演奏しています。こんな光景に接するのも、となり組だったとき以来です。
 これがぼくへのクリスマス・プレゼントだったんでしょう。昔の友情を忘れていない彼らに心から感謝しました。それと同時に、こんな贅沢なクリスマスが過ごせたことに感激もしていました。

e0021965_13251366.jpg その後、ブランフォードはノース・キャロライナに引っ越しています。ライは白人の街なので近所づき合いもなくて寂しかった、とあとで教えてくれました。ノース・キャロライナではすぐに友人もできたらしく、みんな親切で優しいともいっていましたね。でもちょっと心配なのは白人の奥さんです。ライのときのブランフォードみたいになっていなければいいのですが。
 ノース・キャロライナといえばジョン・コルトレーンが生まれたところですし、多くのジャズ・ミュージシャンの出身地でもあります。ブランフォードにとっては住みやすい土地柄なんでしょう。そういえば、この間ライヴを観たリヴィングストン・テイラーもノース・キャロライナで生まれ育ったと話していました。ゴスペルが盛んなところらしくて、そんなことを話しながら「ジーザスが家にやってきた」を歌ってくれました。
 それはそれとして、クリスマスになると、いつもあのときのブランフォードやウイントンのことを思い出します。そして、今年はどこでどうしているんだろうとも。

e0021965_13252922.jpg ところでゴッド・オブ・ソウルことジェームス・ブラウンが亡くなりました。彼のライヴも何度か観ています。特別に大好きというほどではありませんが、それでも彼の歌には思い入れの強いものがいくつかあります。またひとり、伝説のひとがこの世を去ったことに寂しさを感じています。しかも73歳というのは、若すぎます。

 大晦日にはニューヨークでライヴをすることになっていて、今週の『ヴィレッジ・ヴォイス』紙には広告も載っています。死因は心不全とのことですから、ひとごとではありません。心から冥福を祈りたいと思います。
by jazz_ogawa | 2006-12-26 13:35 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(10)
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Commented by 山田♪ at 2006-12-26 15:47 x
凄いクリスマスですね。羨ましい限りです。ブランフォードもウィントンも4年前といえば二人ともすっかり大スターになっているはずなのに、アットホームなクリスマスを過ごしていたんですね。そして二人とも大人になっても本当に仲がいいんですね。  それにしても押し迫ってA・アーティガン、そして遂にJBと次々と逝ってしまいますね。JBはどこか不死身だと思っていたに・・・。レイ・チャールズもいなくなり、JBまでいなくなってしまって淋しい限りですが、同時に2人とほぼ同時代に生きて、遅ればせながらもそのLIVEに接し得たことの幸せを思います。合掌。
Commented by yuricoz at 2006-12-26 16:57
↑山田♪さんも書かれていますが、JBは、不死身なんじゃないか?と思ってしまうのわかります。
ブランフォードさんは、凝り性なんでしょうか?1週間前から用意ってすごいです!!それも、奥さんに手伝いをさせないというところが、また素敵ですね♪
Commented by jazz_ogawa at 2006-12-26 21:56
山田♪さん、マルサリス兄弟は巷では仲が悪いといわれているみたいですが、そんなことは一切ありません。逆にこの年になってもこういう感じで仲のいい兄弟って珍しいと思いました。
アーティガンの死はひとつの時代の終焉を思わせるもので、ショックでしたが、それに続いてJBも、とは。
Commented by jazz_ogawa at 2006-12-26 21:58
yuricozさん、JBのライヴに行こうかどうしようか最後まで迷っていました。結局チケットも手に入らなそうなんで断念したんですが、それにしてもショックです。
Commented by forcek at 2006-12-26 23:52 x
小川さん、イャーマルサリス兄弟が目の前で演奏とは、こりゃー日本人では小川さんしか味わえないクリスマスの思い出ですね(笑)JBはイブに召されたので誰も忘れない日を選びましたね、しかし追悼アルバムはきっとスゴイことになるでしょうね、来年のグラミー等も。
Commented by jazz_ogawa at 2006-12-27 01:46
forcekさん、JBといえば、70年代ですが、デヴィッド・マシューズがJB'sの音楽監督をやっていたんですね。そんなことも思い出しました。
Commented by .Double Fantasy at 2006-12-27 01:52 x
毎日お話がいっぱいですね。小川さんの本を読んでいると、いつもこんな感じで引き込まれていきます。アメリカの若者のジャス離れが進んでいるという危機感を背景に、ジュリアード学院にジャス学科が出来たそうですね。驚きです。街中にジャスが溢れていると思っていましたから。
Commented by jazz_ogawa at 2006-12-27 01:59
.Double Fantasyさん、ありがとうございます。だらだらと書いているだけで内容があまりないのが気の引けるところですが、よろしく。
ジュリアード音楽院のジャズ課からは着実に優れた若手が育っています。今後、彼らが何らかの動きになってくると面白いですね。
Commented by clumsya at 2006-12-27 11:58 x
さすが、小川さん、すごいです。
ブランフォードはカジュアルな感じなので想像がつくのですが、
ウィントンがそんなにリラックスした感じなのは意外でした。
やっぱり青春時代にできた友人はいつまで経っても変わらず、いいものですね。80年代にNYに留学して充実した生活を送っておられたのが偲ばれます。
Commented by jazz_ogawa at 2006-12-27 13:07
clumsyaさん、ウイントンの素顔は、ブランフォード同様茶目っ気が一杯です。ひと前では気取り過ぎですよね。
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